ここでは、ゴルフ初心者がティーショットでしがちなミス(特に空振り)や、そのあとどのように措置をしたらいいのかわからない事を『ルール』『エチケット』『マナー』の面から解説しています。ゴルフはメンタルなスポーツです、迷いや不安を抱えたままでは良いプレーはできません。この機会に是非、おぼえてほしいと思います。
目次
途中でスイングを中止した
これはどうですか?こんな経験はありませんか?
ボールを打とうとしてダウンスイングを始めたとき、
物音がしたのでスイングを止めようとした。
ボールの位置をこえるまでにクラブを止めきったら、何の問題もありませんね。
しかし、止まらずにかろうじてボールをはずしたが、
風圧でボールが落ちた。
このような場合はどうでしょうか?
『ルール』
競技中にこれをした場合は、
スイングはしているが、ダウンスイングの
軌道を変えてボールをはずす事で、
ストロークを抑止しようとしたので、
ストロークを行ったとはみなされず、
罰無しで再度ティーアップできます。
これは空振りとは違うと解釈されます。
見た目の違いは何でしょうか?
先ずは、物音がしたという事実、
ダウンスイング中に何かしらの
外的要因が働いたという事実の
確認がされた場合は空振りとは
違うと認識できるでしょう。
あとは、プレーヤーのレベルと、その時の
見た感じで、明かに「空振りとは違うよね」
という判断になるのかと思います。
『エチケット』『マナー』
では普段のプレーではどうでしょうか?
これはもちろん罰など与える問題では
ないのですが、よく初心者やある程度の
レベルのプレーヤーでもやりがちな事と
して、アドレスからスイングを開始する
直前まで、何かしらの「違和感」や
「迷い」を抱えたまま、ショットする場合
があります。
同伴者への気配りや遅延プレーをしない
ために、一度ルーティーンに入ったら、
外せないと考えて、ショットをしてしまい、
案の定ミスをしてしまう。
そして、ミスをしてしまった後に、
「やっぱり、感じた不安は的中した、
もう一度仕切り直せば良かった」と、
後悔する事があります。
そんな時は、気にしなくて大丈夫ですから、
同伴者に了解を得て、再度仕切り直して
ショットする事をお勧めします。
ただし、何度もそれをするのは迷惑
になりますので、一度くらいに留めて
おきましょう。
また、それを主張したプレーヤーに対して
快く容認してあげるのが
『エチケット』『マナー』でもあると考えます。
空振りして落ちたボールを再度ティーアップして打った
これはどうでしょう?
『ルール』
これを競技でした場合は、新ルールですと、
罰無しでそのままプレーできます。
- そのままプレーする
- 場所を移動させてプレーする
- 再度ティーアップしてプレーする
もちろん、空振りは立派な1打
ですので、そこからは第2打
からのプレーとなります。
『エチケット』『マナー』
では通常のプレーではどうでしょうか?
処理の仕方は全く同じですが、空振りを
するにはそれなりの理由があるはずなのです。
そして、それをわかっている範囲で
アドバイスしてあげる事も大事だと考えます。
「今のは少しボールに遠すぎたよね」
「しっかりと最後までボールを見ておこう」
「落ち着いて、ゆっくり振っていこう」
「飛ばそうと思わなくて大丈夫だから」とかの
応援メッセージを送ってあげたいですね。
空振りしたプレーヤーは恥ずかしさや動揺があり、
次も空振りしてしまう可能性もあります。
その人をリラックスさせてあげる事
が思いやりではないかと考えます。
初心者と一緒にプレーしながら、その人
の成長を手助けする、面倒臭くても優しく
丁寧にアテンドしてあげる事の積み重ねで
自分自身も成長できるのではないかと思います。
ティーが低すぎて空振りしたので、ティーを高くし直して次のショットをした
これはどうですか?
『ルール』
当然ですが、空振りを1打、次のショット
は第2打からのプレーとなります。
『エチケット』『マナー』
では通常のプレーではどうでしょうか?
これも、競技とおなじ対応で良いかと思います。
ちなみに、ティーの高さが常に一定になる為に
するには地面にティーを差し込むときに人差し
指を添えて、地面につくようにして、その時の
高さを決めておけば、常に一定の高さで
ティーアップする事が簡単にできます。
また、地面に刺した時の地面から下の部分と
地上からの部分がわかれているタイプのティー
も売っていますので、それを使えば、
常にティーの高さを一定に保つことができます。
知らない人にはそんなアドバイスをしてあげましょう。
『ストロークと距離の罰について』
これは1打の罰を加えたうえで、もと打った
場所から打ち直す事が出来る。
ミスショットに対して、1打の罰とそれで
得た距離を失う事を言います。
プレーヤーはいつでも1打罰の
もとに直前のストロークをした
ところにもどってボールを打つ
事ができます。
この救済措置はOBや紛失球に限らず直前の
バンカーの場合、その直前にプレーした地点が
「基点」となり、その基点から1クラブレングス
以内でホールに近づかないところにドロップできます。
これらが新ルールでは距離を失う事が進行の為に
軽減されていると解釈できます。
【まとめ】
『ルール』 | 『エチケット』『マナー』 | |
途中でスイングを中止した | 無罰 何度でもやる場合がある | 無罰 一度くらいまでにしておきましょう |
空振りして落ちたボールを再度ティーアップして打った | 無罰で第2打からプレー | 無罰 空振りしたプレーヤーへのフォローをしてあげましょう |
ティーが低すぎて空振りしたので、ティーを高くし直して次のショットをした | 無罰で第2打からプレー | 無罰 空振りしたプレーヤーへのフォローをしてあげましょう |
いかがですか?
今回はついうっかりして出てしまった
ミスについてのお話でした。
スポーツではミスを犯してしまう事で
点数を失ったり、チームに迷惑をかけたり、
相手に有利に働いたり、いろんな影響
が出てきます。
ゴルフの場合は、それらの要素が全て
入ってくると感じています。
ですが、そんなミスは自分も含めて全ての
プレーヤーが起こす事であることを意識して、
その時は常にフォローをしてあげる姿勢を
忘れずにる事が大切だと思います。
『また一緒にラウンドしましょう!』
この最高の言葉をかけてもらえる為にも。
では、今日も素敵なゴルフライフを!
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