ゴルフプレー中のバンカー内でのミスショットについて

『ルール』『エチケット』『マナー』

ここではゴルフプレー中のバンカー内におけるミスショットについて『ルール』『エチケット』『マナー』の観点より解説しています。バンカーショットは特殊な打ち方が要求されます、芝とは違う感覚もありますので上手く行かない事が多いです。これを読めばそんな時でも迷わず処理できるようになります。

 

 

目次

【近いボールをいっしょに打ち出してしまった】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしてそのままプレー

自分のボールはそのまま続けてプレー出来ます。

一方打たれた人にはペナルティはつかず、ボールは砂を最初のライと同じように復元し、元の位置にリプレースします。

ボールが仲間や外的影響によって動かされた場合、だれにも罰はなく、プレーヤーは自分のボールを元の位置にリプレースします。

リプレースしないと2打罰になります。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通りでOK

初心者はこのような事にならないように、同伴者の了解を得て他の人のボールにあたらない距離までボールを移動させてプレースしてプレーする事をお勧めします。

 

バンカーに限らず他人のボールにあたりそうな位置にボールがある場合は無理はせずに、あたらないと思われる距離まで離れてプレーするようにしましょう。

 

 

【バンカー内で誤球をプレーした】

ボールがバンカー内で目玉状態で、自分のボールか確認しないまま打ったら自分のボールではなかった。

 

『ルール』

競技の場合

2打罰で自分のボールを見つけてプレー

ボールの確認は必ずしましょう!

誤球はフェアウェイやラフでの場合と同じく2打罰を受けます。

誤球を打った打数はカウントされません。

自分のボールを3分以内に見つけ出しプレーします。

誤球が同伴者のボールの場合、ライを出来るだけ元の状態に復元してリプレースします。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

もし誤球した場合はルール通りでOKです。

前回のバンカー内でのボールの確認の時にお話ししましたが、バンカー内でボールが目玉状態で自分のボールかどうかを確認する為なら、罰なしでボールをピックアップできるのですから、これは面倒くさがらずに必ずするようにしましょう!

バンカー内に入ったところまでを確認しておいて、そこには自分一人しか入っていない事が確実だという状況でも、最後の確認として

ショットの前には必ず確かめてからプレーするように心がけたいものです。

そのひと手間をおこたった為に、それ以上の無駄な時間を費やしてしまうケースがありますので、気をつけるようにしましょう。

 

 

【バンカーで大たたきしてギブアップ】

 

『ルール』

競技の場合

ギブアップはありません。

上級者レベルではどうしてもバンカーから脱出できない場合はアンプレアブルを宣言して打ち直す事になります。

また、競技中では「大たたき」をしたことを理由にギブアップ(途中棄権)をする事はプレーヤーとしてのマナー違反となりますので、最後まで一緒にプレーするのがエチケットでもありますね。

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

「最大スコアでそのホールは打ち切り」を利用しましょう。

プレーヤー本人、コンペ主催者、クラブ、委員会が「罰打を含む最大ストローク数=最大スコア」を設定できます。

たとえば、パー4で「ダブルパー=8打」「トリプルボギー=7打」などと決めておくことで、さらなる大たたきや、戦意喪失、大崩れを防ぎ、プレーのスピードアップが図られるストロークプレーの新方式です。

スコアの上限に達した(ギブアップ)プレーヤーは、当該ホールは終了で、その後のプレー(パットなど)は行わず、誤球や誤所からのプレーの訂正もしなくていいのです。

ただし、最大スコアの設定は必ずスタート前に決めておきましょう。

これは

初心者の方には是非、積極的に活用してほしいルールです。

エチケットマナー的にもとてもよい事だと考えます。

先程の競技の場合に「アンプレアブル」を宣言して回避するとお話ししましたが、アマチュアの場合、普通に「これならバンカーから脱出できる」と思いながら、2度、3度と失敗していくうちに頭の中が真っ白になって、熱くなってしまい、ついつい「アンプレアブル」等の救済措置を忘れてしまう事もあります。

そんな時は、気が付いた時点で

「最大スコア」に到達していたのなら、その時点でホールアウトする事が出来るのです。

最大スコアという一つの目安が出来たことで、その判断が速やかに出来るようになったので、最大限に活用するようにしましょう。

※最大スコアの数え方

そのホールの実際の「ストローク数と罰打」を足した合計スコアが、事前に設定された最大スコアを超過した時、そのホールは終了となり、最大スコアがそのホールのスコアとなります。

スコアカードには、最大スコアの数字を記入する事になります。

そして、その時点でプレーを終了することが最も大切なポイントです。

 

 

【まとめ】

『ルール』 『エチケット』『マナー』
【近いボールをいっしょに打ち出してしまった】 罰なしてそのままプレー

 

・中級者以上はルール通り

・初心者は同伴者の了解を得て他の人のボールにあたらない距離までボールを移動させてプレース

【バンカー内で誤球をプレーした】 2打罰で自分のボールを見つけてプレー

 

ショットの前には必ず確かめてからプレーするようにしましょう!
【バンカーで大たたきしてギブアップ】 ・ギブアップはありません。

・競技ではどうしてもバンカーから脱出できない場合はアンプレアブルを宣言して打ち直す事になります。

「最大スコアでそのホールは打ち切り」を利用しましょう。

 

 

いかがですか?

 

バンカーも絶対に抜けられない場所ではないという事をお分かりいただけたかと思います。

 

正しい処置の仕方を知っておいてエチケットマナーのあるプレーをするようにこころがけましょう!

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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