ゴルフプレー中のバンカーで注意したい16の事

『ルール』『エチケット』『マナー』

ここではゴルフプレー中のバンカー内でのプレーにおけるポイントとして、気になる事を『ルール』『エチケット』『マナー』の観点から解説しています。これをよんでバンカーを気にせずに戦略を立てて、思いきったコースマネジメントできるようになれたら幸いです。

 

 

目次

  1. 【バンカーのアゴで打てない】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  2. 【バンカー内のレーキにボールがくっついて止まった】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  3. 【バンカー外のレーキをどかしたらボールがバンカーに落ちた】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  4. 【他人のバンカーショットでボールに砂がかぶった】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  5. 【プレーの線をアドバイス】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  6. 【打ったボールが自分にあたり、クラブにもあたった】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  7. 【バンカーショットに失敗、クラブを砂にたたきつけた】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  8. 【バンカー内の草地にあるボールを打つときソールした】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  9. 【バンカーで練習ショットをした】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  10. 【ボールがバンカー内の水たまりに入った】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  11. 【ボールをそのまま打つときバンカー内の水にふれた】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  12. 【バンカーがみずびたし】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  13. 【バンカー外のボールを打つとき、バンカー内の砂にふれた】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  14. 【靴の足跡の中にボールが入った】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  15. 【バンカーから打ったボールがOBに】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  16. 【打つ前にレーキをバンカー内に投げ入れた】
    1. 『ルール』
    2. 『エチケット』『マナー』
  17. 【まとめ】

【バンカーのアゴで打てない】

ボールがバンカーのアゴに突き刺さり、目玉に。

 

『ルール』

競技の場合

 

・罰なしでそのままプレー

・1打罰でのアンプレアブル

・2打罰でのアンプレアブル

 

バンカーショットが苦手な人には嫌な場面、そうでない人には楽しかったりもする場面ですね。

あるがままにプレーするべきなのですが、不得意な人は無理をせずにアンプレアブルを宣言するのも賢い選択のひとつでしょう。

バンカー内でのアンプレアブルの処置は以下の4通りになります。

⓵直前に打った場所に戻ってドロップして打ち直し

⓶ホールとボールを結んだ後方延長上の同じバンカー内にドロップ

⓷ボールから2クラブレングス以内の同じバンカー内にドロップ

⓸2打罰を受けて、ホールとボールを結んだ後方延長線上のバンカー外の好きなところに基点を決めてそこから左右1クラブレングス以内の救済エリアにドロップ

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通り

初心者は先ずはそのままプレーは避けた方が良いでしょう。

 

そして、できるなら上記⓸の方法で打つ事をお勧めします。

その場合、少しでも距離を近くしたい為にバンカーのすぐそばに救済エリアを決めるよりも、確実にバンカーを越えられる力感でショット出来る距離から打つようにしましょう。

再びバンカーに入るという最悪の事態だけは避けるようにしたいものです。

 

 

【バンカー内のレーキにボールがくっついて止まった】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでレーキを取り除く

レーキは動かせる障害物ですので、バンカー内はもちろん、コース内のどこにあっても取り除く事ができ、その方法は自由です。

その際にボールが動いた場合は罰なしでリプレースする事が出来ます。

ただし、レーキを取り除いたときに砂面に残ったレーキの跡は直す事が出来ず、直した場合は2打罰となりますので、注意しましょう。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

レーキを取り除く際には、出来るだけ丁寧に行い、砂面に跡が残らないようにしましょう。

それが、自分にもまわりにもいい影響を与える事になります。

 

 

【バンカー外のレーキをどかしたらボールがバンカーに落ちた】

 

『ルール』

罰なしでレーキを取り除きボールをリプレース

レーキは動かせる障害物、コース内のどこにあっても取り除く事が出来て、ボールが動いた場合でも、元あった場所に罰なしでリプレースできます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

そして、ここで、大切な事は

次の人がこんな事にならないように、処置を終えたら、レーキは出来るだけバンカーの外側でボールの動きに影響のないような場所に置くようにしましょう。

 

 

【他人のバンカーショットでボールに砂がかぶった】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしで砂を払ってプレー

この場合、砂をかぶる前の状態に復元できます。

他人によって変えられたライを元の状態に戻す際、プレーヤーは付近の砂を払ったり、マークしてボールを拾い上げ、かぶった砂を払い、拭く事が出来ます。

ボールはリプレースし、誰にも罰はありません。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

もし、その事に相手が気づいていない場合には必ず教えてあげるようにしましょう。

そして、不可抗力であったとしても、

かならずお詫びの一言は伝えてあげましょう。

 

 

 

【プレーの線をアドバイス】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

バンカーからピンが見えない時はキャディーがプレーの線を示したり、「ピンまで何ヤード?」と距離について聞く事が出来ます。

ただし、方向を指示したあとは、ストローク前には必ずその場を離れる事、また、クラブの選択や「フェースを開いて」などプレーの方法を聞いたり教えたりすると、アドバイス違反で2打罰を受けます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

同伴者がこのような場合には必ず場所や距離を教えてあげるようにしましょう。

そして、ショットの前には安全の為にも必ずその場を離れて、同伴者のショットを見守るようにしましょう!

 

 

【打ったボールが自分にあたり、クラブにもあたった】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

打ったボールが高い土手に跳ね返され、偶然にプレーヤー自身やその用具にあたっても罰はなく、そのままプレーとなります。

ボールは止まったところからプレーします。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

ここで、一番大切な事は

このような事にならないようなショットをするという事だと思います。

私もよくあるのですが、フェアウェイバンカーなどで、あごが高かったり、バンカーの縁にボールが近いのに、出来るだけ遠くまで飛ばしたいと思い、無理にロフトの立っているクラブでショットする事があります。

結果は、思った通り、十分な高さがでないので、バンカーの縁にあたり、思ったとおりの場所にボールを運べないという苦い経験があります。

思ったところにボールがいかないのならまだいいのですが、このケースのように、跳ね返ったボールに当たったりしてケガするとなると大変です。

そのような事にならないように、

ショットの前に使用するクラブをしっかりと選択して、適切なショットをするように心がけましょう!

 

 

【バンカーショットに失敗、クラブを砂にたたきつけた】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

自分のミスに腹を立て、カッとなってクラブを砂に叩きつける。

かつては厳しくマナー違反を指摘され罰を受けた行為ですが、新ルールではペナルティがなくなりました。

ただし、勢い余ってストロークに影響を及ぼすほどの改善となったり、コースを破壊した場合は一般の罰(2打罰)を受けます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

これは絶対にやってはいけません。

気持ちはわかります、私もそんなときがたくさんあります。

しかし、それで砂をクラブで叩きつけても結果は変わりませんし、自分の気が済むよりも、みっともなくて、はすかしさがあとから湧いてくるものです。

そして、それが故に

「バンカーの砂を必要以上に荒らす」事になるので、これは「まわりへの配慮に欠けた行為」という事でエチケット違反となりますね。

 

 

 

【バンカー内の草地にあるボールを打つときソールした】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

「バンカーの縁や内側で草に覆われている地面は、バンカーの一部ではない」と定義付けされています。

よって、バンカー内にある草や土の上にボールが止まっても、砂にふれていなければ、バンカー内ではなく、ジェネラルエリア扱いになり、クラブをバンカーにつけてプレーしてもOKです。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

ただし、

ショットの後のスタンスの跡をレーキでならしておく事は忘れないでおきましょう!

 

 

【バンカーで練習ショットをした】

 

『ルール』

競技の場合

2打罰でそのままプレー

基本的にプレー中の練習ストロークは禁止されています。

例外は以下の3つだけです。

⓵プレーを終えたばかりのグリーン

⓶練習グリーン

⓷次のホールのティーイングエリア周辺での簡単なパットやショットのみ

故に、バンカーでボールを打つ練習ストロークは禁止で、違反は2打罰を受けます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

これは絶対にやってはいけません。

また、もっとGOLF!では、プレー中の実際にボールを打つ練習ストロークはお勧めしておりません。

これはルール上でも「プレーを遅らせない事を条件に」という文言がありますが、アマチュアゴルファーの場合、ミスショットをする可能性が高く、遅延プレーにも危険な事にもなる場合があるからです。

くわえて、バンカーショットを練習するなんてことは「必要以上にバンカーの砂を荒らす」事になるのでNGです。

 

 

【ボールがバンカー内の水たまりに入った】

 

『ルール』

競技の場合

 

⓵罰なしでバンカー内にドロップ

⓶1打罰でバンカー外にドロップ

 

一時的に出来た小さな水たまりは、異常なコース状態で、罰なして救済されます。

選択肢は以下の2つです。

⓵ホールとボールを結んだ後方延長線上で、バンカー内の水たまりを避け、ホールに近づかない場所に基点を決めてそこから1クラブレングス以内の「バンカー内の救済エリア」に、元のボールか別のボールをドロップできます。

⓶ホールとボールを結んだ後方延長線上の「バンカー外」に基点を決めてそこから左右1クラブレングス以内の救済エリアにドロップします。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

中級者以上はルール通りでOK

初心者はバンカー内にドロップする場所が同じようにぬかっていたり、状態が悪い場合には、バンカー内を避けて同伴者の了解を得て、無罰でバンカー外の打ちやすいところにプレースしてプレーしていいと思います。

これは、同じバンカー内のショットをする場合、再びバンカー内の水たまりにボールが入る可能性が高いからです。

初心者に対しては、とにかく、そのバンカーをクリアしてホールに近づける事を第一に優先してプレーする事が大切であると考えます。

 

※バンカー全体がみずびたしの場合はどうすれば良いのか?

と思われた方は後の【バンカーが水びたし】で詳しく解説します。

 

 

【ボールをそのまま打つときバンカー内の水にふれた】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

バンカー内の水たまりは、異常なコース状態の「一時的な水」で救済が受けられます。

このケースでは水が浅くてそのまま打てる場合はバンカー内の砂にさえソールしていなければ水面にふれても罰はありません。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

中級者以上はルール通でOK

初心者は同伴者の了解を得て、同じバンカー内の打ちやすいところにプレースしてプレーしましょう、もし、バンカーの状態が悪いのであれば、バンカー外に出してプレーしても良いと思います。

これも、バンカー内で何度もショットする事を避ける事が一番大切だからです。

 

 

【バンカーがみずびたし】

 

『ルール』

競技の場合

1打罰でバンカー外にドロップ

バンカー全体が水びたしでバンカー内にドロップできない時は、やむを得ず、1打罰を受け、ホールとボールを結んだ後方延長線上のバンカー外にドロップします。

バンカーの方向であれば距離は自由です。

アンプレアブルを宣言して1打罰で前打地点に戻ってドロップするという選択肢もあります。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通り

初心者は同伴者に了解を得て、バンカー外の打ちやすいところにプレースしてプレーで良いでしょう。

 

 

※ちなみに、バンカー内の水は濁っているケースが多いです。

ボールが見つからない場合もあるかと思いますが、その場合は3分以内に見つからなければロストボール扱いになります。

これもプライベートプレーの場合は中級者以上はルール通りですが、初心者の場合は、同伴者の了解を得て、ニアレストポイントにボールをプレースしてプレーで良いでしょう。

 

 

【バンカー外のボールを打つとき、バンカー内の砂にふれた】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

ボールがバンカー内になければ、バックスイングでクラブが砂にふれても罰はありません。

バンカー内にスタンスをとったときであっても問題はありません。

 

※バンカー内の禁止事項が適用されるのは、ボールがバンカー内にある時に限られます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

ただしこの場合も「必要以上にバンカーの砂を荒らさない」事を意識して、もし荒らした場合は必ず元に戻すという事を実践しましょう!

 

 

【靴の足跡の中にボールが入った】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

だれかの足跡に、またはバンカー脱出に失敗して、戻ったボールが自分の足跡に入った場合でも打つ手はなく、救済もありません。

そのままの状態でプレーする事になります。

どうしても無理であればアンプレアブルを宣言するしかありません。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通り

初心者は同伴者の了解を得て、同じバンカー内の打ちやすい場所にプレースしてプレーしましょう。

 

 

 

【バンカーから打ったボールがOBに】

 

『ルール』

競技の場合

1打罰でバンカーにドロップ

OBまたは紛失した場合、前打地点、すなわち1打罰を受け、バンカー内からプレーします。

ドロップする前に、救済エリアの砂を均す事ができます。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通り

初心者はOBした場所の近まで移動して、打ちやすい場所からプレーするようにしましょう!

 

 

 

【打つ前にレーキをバンカー内に投げ入れた】

広いバンカーで打ったあと砂をならすレーキをとりに往復するのが面倒なので、打つ前にレーキをバンカー内に投げ入れた。

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

その際にプレーの線を改善したり、バンカー内を破壊するような事があれば罰の対象になります。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

絶対にしないようにしましょう!

レーキを近くまで持っていって置く際にはソフトに置くように心がけましょう!

 

 

【まとめ】

『ルール』 『エチケット』『マナー』
【バンカーのアゴで打てない】 ・罰なしでそのままプレー

・1打罰でのアンプレアブル

・2打罰でのアンプレアブル

・中級者以上はルール通り

・初心者は出来るだけバンカー外から打つようにする

【バンカー内のレーキにボールがくっついて止まった】 罰なしでレーキを取り除く

 

ルール通りでOK
【バンカー外のレーキをどかしたらボールがバンカーに落ちた】 罰なしでレーキを取り除きボールをリプレース

 

・ルール通りでOK

・レーキは出来るだけバンカーの外側でボールの動きに影響のないような場所に置くようにする

【他人のバンカーショットでボールに砂がかぶった】 罰なしで砂を払ってプレー

 

ルール通りでOK
【プレーの線をアドバイス】 罰なしでそのままプレー

 

ルール通りでOK
【打ったボールが自分にあたり、クラブにもあたった】

 

罰なしでそのままプレー

 

ルール通りでOK

 

【バンカーショットに失敗、クラブを砂にたたきつけた】 罰なしでそのままプレー

 

絶対にやってはいけません!

 

【バンカー内の草地にあるボールを打つときソールした】 罰なしでそのままプレー

 

ルール通りでOK
【バンカーで練習ショットをした】 2打罰でそのままプレー

 

絶対にやってはいけません!
【ボールがバンカー内の水たまりに入った】

 

⓵罰なしでバンカー内にドロップ

⓶1打罰でバンカー外にドロップ

 

・中級者以上はルール通り

・初心者はバンカー内を避けて同伴者の了解を得て、無罰でバンカー外の打ちやすいところにプレース

【ボールをそのまま打つときバンカー内の水にふれた】

 

罰なしでそのままプレー

 

 

・中級者以上はルール通り

・初心者は同伴者の了解を得て、同じバンカー内の打ちやすいところにプレース

【バンカーがみずびたし】

 

1打罰でバンカー外にドロップ

 

・中級者以上はルール通り

・初心者は同伴者に了解を得て、バンカー外の打ちやすいところにプレース

【バンカー外のボールを打つとき、バンカー内の砂にふれた】 罰なしでそのままプレー

 

ルール通りでOK
【靴の足跡の中にボールが入った】

 

罰なしでそのままプレー

 

 

・中級者以上はルール通り

・初心者は同伴者の了解を得て、同じバンカー内の打ちやすい場所にプレース

【バンカーから打ったボールがOBに】

 

1打罰でバンカーにドロップ

 

・中級者以上はルール通り

・初心者はOBした場所の近まで移動して、打ちやすい場所からプレー

【打つ前にレーキをバンカー内に投げ入れた】 罰なしでそのままプレー

 

絶対にしないようにしましょう!

 

いかがですか?

 

バンカーはそこに入るだけで、プレー時間がかかってしまいます。

かといっていい加減な処置をするわけにはいきません、しっかりと『ルール』『エチケット』『マナー』に沿った処置をする必要があります。

 

『ルール』的にバンカーを避けてプレーできる状況を選択する事もたくさんありますので、得意な人、不得意な人、自分のレベルに合わせて賢い選択をして、快適なプレーをするようにしましょう。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

 

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