ゴルフ場選びのポイント!

元ゴルフ場支配人の独り言

ここでは、ゴルフ場を選ぶ時のポイントを紹介しています。

ゴルフ場のどこをチェックして選ぶことが賢いのか?

サービスが充実しているところ、サービスが不十分なところ、なぜそうなっているのかの理由を考えるとまた見え方が違ってきます。

特にゴルフを始めたばかりの方には今のゴルフ場のサービスが当たり前のように感じるかもしれません。

しかし、以前は違ったのです、古き良き時代のわすれてはいけない日本人の「おもてなしの心」「世界に誇れるサービス品質」というものが今でもあるところにはあります。

そういう事も理解してもらいたいのです。

どこよりも詳しく間違いのないゴルフ場の選び方をあなたに伝授します!

一度読んで頂き、貴方のゴルフ場選びに役立てでみて下さい。

 

ポイント!

目次

料金が安すぎないかをチェック!

最初に大筋の結論を言いますが、ゴルフ場に予約して、ゴルフ場に行って、ゴルフを楽しんで支払いをした時に、自分が「今日一日、楽しかった!また明日から頑張ろう!」という気持ちになれた対価としてプレー代を支払えたのなら、OKです!

要するにコスパですね。

「コスパが高いと自分で判断出来たのなら、それが一番です!」

しかし、ここで注意してほしいのは、ネット上で他コースと比べて、シーズンとコースレベルとを考慮した上で極端に安いと判断する時には注意が必要です。

そこには何かしらの事情が潜んでいるものです。

料金が安いときの例としては

コースコンディションがものすごく悪いとき。

コース管理上のトラブルで、自然災害や薬害でコースの状態が非常に悪い事があります。

夏場の乾燥でグリーンの芝がやけてしまい、ボールの転がりが悪くてパッティングに支障がある場合があります。

また、フェアウェイティーイングエリア、グリーン周りの芝の育成が悪く、枯れている(ラチ化)状態の時もあります。

そんな時は、あまり高い料金を設定しても当日のお客様からクレームを受けるので、あえて価格に転嫁して商品価値に見合った料金を設定しているというケースがあります。

初心者ではあまり気にする事ではないのですが、その日のスコアが極端に悪い場合はこれが原因である可能性が非常に高いのです。

スコアが良い≒その日のゴルフが楽しい

それを全てのお客様に感じてほしくてゴルフ場のスタッフは日々努力しています

 

原価を大幅に抑えてサービスを低下させる「ローコストオペレーション」にシフトしている。

行ってみたら、あれもこれもサービスがカットされている。

スタッフが少なくて館内の美化が行き届いていなかったり、サービスレベルが低かったり。

料金に見合うと思えるのならいいのですが、

必要以上にコストをカットしすぎているケースもありますので注意してみて下さい。

※ゴルフ場におけるサービスについては詳しくこちらで説明していますので参考にしてみて下さい。

また、ゴルフプレー代には大きく「グリーンフィ」「利用税」「協力金等」「消費税」「食事付の場合は食事代」「キャディ付の場合はキャディフィ」「消費税」等が含まれています。

ゴルフ場によっては、これらの料金の総額ではなく一部だけを表記している場合もありますので、不明の場合は事前に電話でも確認をしておいた方が良いかと思います。

よく清算の時に「あれっ⁉金額が違う!」という言葉が聞こえてくるのは、その辺の説明がわかりにくかったゴルフ場の不備だと思いしきりに反省しています。

また、休日に自分へのご褒美としてゴルフを選ぶとするのならば、自分自身の価値を高評価する為にも、安すぎるゴルフ場を選ぶのはあまり得策ではないのはないかと個人的には考えています。

 

 

プランの内容をチェック!

特に注意が必要なのが

『食事付プラン』『スループレープラン』『日没了承プラン』『コンペパック』

ひとつずつ詳しく説明していきましょう!

 

『食事付プラン』

これは、プレー代と食事がついてこのお値段という、一見するとお得な感じのするプランですが、今や食事付プレーはあたりまえの時代になっています。

ここで注意が必要なのは、

料金に含まれるスタンダードなメニューは限られている!

という事です。

ほとんどのゴルフ場で「カレー」「うどん」「そば」「パスタ」そのあたりがいわゆる「食事付」の範囲内で食べられるメニューになります。

ゴルフ場側からすると、追加が発生する高額メニューを選んでいただいた方がありがたいわけですね。

これは行ってみてレストランで食事をして初めて気づく事なので、ひとつ参考にしてみて下さい。

ゴルフ場のグランドメニュー表を見て、差額無しのメニューが多いメニュー構成である場合には、クオリティの高い料理が出てくると期待して良いです。

 

『スループレープラン』

これは個人の感覚とどこまで許容できるか?の問題ですが。

ハーフラウンドが終わってすんなり次のホールに行けずに「待ち時間」が発生する場合があります。

この原因には様々あります、

プレーヤー自身の問題でもあり、ゴルフ場の問題もある場合があります。

例えば、ゴルフ場ではハーフラウンドを2時間10分~2時間30分と見込んで折り返しの時間を想定して予約枠を設定しています。

無論スループレーをうたっているのですから、折り返しの時間枠は確保しており、折り返しの時間通りにプレーヤーが通過すれば何の問題もないのですが、現実は違います。

想定外の事態が起きる事があります。

・想定以上にプレーヤーが早く前半のハーフラウンドを消化した場合。

・想定以上にプレーヤーが遅く前半のハーフラウンドを消化した場合。

・初めから待ち時間有りを想定してスタート時間を組んでいる場合。

スループレーでクレームになるのは主にこの3つが原因です。

そこはご自身で判断して、

明かに3番目が原因である場合には、そのゴルフ場に行く事は控えた方が良いでしょう。

聞けば明らかに無理な折り返し時間帯にコンペの予約を受けつけているケースがあります、そのようなゴルフ場には注意が必要です。

 

『日没了承プラン』

この

「○○了承」というキーワードが入っているプランは利用しない方が良いでしょう!

特に「日没了承プラン」というのは先ず、ゴルフ場のリスクヘッジから入っているので、十分注意が必要です!

このプランの真意は

「あなたは日没にかかる事を了承しているのですから、かりに日没になってもクレームは受け付けませんよ!」

という事なんです。

さらに現場では仮に日没にかかったときでもコース内からクラブハウスまで誘導しに来ないケースもあり、安全上おおいに問題がある場合があります。

プレーを中断して暗闇の中をカートでクラブハウスに帰る途中で事故が発生するケースもおおいに考えられるのですから危険極まりないのです。

プレー中に18ホール消化できずに途中上がりを余儀なくされて、クラブハウスまで暗い中を恐る恐るカートを運転して帰り、プレー代を満額支払って帰る羽目になります。

このような危険なプランを創造するに至った経緯としては、ゴルフ場ビジネスにおけるサービスと利益追求とのアンバランスがあるからなのです。

賢いプレーヤーであるのであれば、このようなプランは利用しない事です。

もう一度言います。

『○○了承プラン』は絶対に利用しない事

 

『コンペパック』

コンペの幹事さんならこれはとても気になるところですね?

ここでその料金について大切な事をお伝えしておきます!

コンペとはそもそも早い時期に予約を入れますよね?

そこで早めに予約を入れる時のコンペ料金はその時の他のプランに比べるとお安く設定されているように見えますが、これには注意が必要です!

おぼえて頂きたいのはホテルとは違い、

『ゴルフ場の料金は直前になると安くなる!』

という事です。

例えばコンペを開催する日の3ケ月前に予約をするとしましょう。

プレー日の通常料金が10,000円として、3組以上のコンペプランなら8,990円だとしましょう。

この時点では1,010円安いと思っていますが。

プレー日の2ケ月前、1カ月前、1週間前、3日前、くらいになると、その日の予約の入り具合によっては料金が下がるケースがあります。

全てとは言いません。

以前説明したレベニューマネジメントにより、直前に料金が高くなる場合もあります。

この時点では

早い段階で予約を取る事によるメリットを受けているという事になります。

しかし、多くの場合は、残り枠を全て売り切りたいがために、空き枠にたいして安い料金を設定してきます。

ここで、

誠実なゴルフ上であれば、料金を値下げした時点でコンペの幹事さんには一言連絡をして予約をとった料金から安くなる事を伝えて変更するべきでしょう。

おおくの場合はそれをしません。

結果、プレー当日、コンペに参加した幹事さん以外のネットユーザーから「あれっ、今日のプレー代だけと、自分たちは8,990円払ってるけど、他の人は6,990円でプレーしているよ」と幹事さんにクレームが入り、幹事さんからゴルフ場側にクレームが入り、その時初めて料金を変更してあげる。

もしくは「いやいや、時間帯が違いますから」とか「早めに自分たちの望む時間帯をおさえられたのですから」と不誠実な言い訳をして、料金をそのままにする事もあります。

その場合には毅然として、

他のプレーヤーと同じ料金にするように交渉していきましょう。

交渉した結果、料金の割引が出来るか、何か商品の提供を受けられる場合もあります。

コンペ商品については、これはあらかじめ予算を組んでいて、ゴルフ場にはクレーム時の対応分を含めて、かなりの在庫がストックされていますので、どんどん要求してみて下さい。

また、

料金についてはこまめにネットでその変更状況をチェックする

ようにしましょう。

安くなっていたら、連絡をして、その料金に合わすように要求したらだいたいその料金に合わせてもらえます。

出来なかったらキャンセルをして他のゴルフ場にする事も考えましょう。

そもそも、そのような不誠実な対応をするゴルフ場は当日プレーしても満足のいくサービスは受けられませんから。

 

 

エントランスからクラブハウスの間がきれいである事

さてここからはゴルフ場のサービスレベルについて見て行きましょう!

ゴルフ場に入る時にコースの看板があるとことからクラブハウスまでの道中は一部コースの様子も見れてワクワク感が高まる大切なエリアです。

この道中はいわば「お客様をお出迎えする最初の入り口です。」

ここを整備していないゴルフ場は先ず、どのシーンにおいても美化が出来ていないと判断してOKです!

何故かというと、無論ここはゴルフ場の従業員も毎日通る場所だからです。

いわば、

そのゴルフ場に在籍するスタッフも毎日通りながら、チェックをしているエリアだと言えます。

そこで、何人のスタッフが、ここでお客様をお出迎えするにあたり、綺麗にできているのか?なにか不具合はないのか?という気づきを持っているか?

という事なのです。

その気づきがスタッフの間で共有され、コース管理、一般管理、施設管理の間で連携して改善と対応を繰り返して、綺麗な気持ちの良い空間が生まれるのです。

これが出来ていないという事が、このエリアを見るだけですぐにわかります。

また、このエリアの様子は当日のコンディションによって当然変わります。

雨が降って風が吹けば当然、落ち葉も倒木もあるでしょう。

しかし、

そのようなスタッフにとっての日常もお客様にとっては非日常なのです。

お客様はその日のコンディションによる影響など関係なく、

自分がたまの休みに自分へのご褒美としてゴルフを楽しみに来るのですから

ゴルフ場のスタッフはお客様を楽しませなければいけません。

コンディションの悪い日こそ、そのチェックをしっかりとして対応できているゴルフ場として見極める為に、エントランスからクラブハウスの間はとても重要なエリアとなります。

 

玄関番がいる事

これも重要なポイントです!

コロナ禍以降、人と人とのコンタクトポイントを減らそうという考えから、玄関番を配置せずにセルフでキャディバッグをお客様に降ろさせて、所定の場所まで運ばせるゴルフ場が増えています。

ショックドクトリンであると思われる節もあるというのは以前説明しました。

予約の際に必ずチェックしてほしいポイントになります。

電話で問い合わせなければわからない情報になりますので、事前にゴルフ場に電話して聞いてみる事を勧めします。

「玄関番はいますか?」と聞くと「いえ、うちは玄関番は一切おりません」と答えたゴルフ場にはいかないようにしましょう!

間違いなく、ローコストオペレーションシンプルサービスベクトルが株主やオーナーへ向いているゴルフ場であるというポイントになります。

 

フロントまわりが混雑していない事

これはゴルフ場に限った事ではないのですが、どんな店舗でも、入場して入り口で混雑しているのは決して心地いいものではありません。

それだけお客様が多くて人気店であるという事でもあるのですが、ここで言いたいのは、運営側がどれだけそのような状況を緩和する為に企業努力をしているか?という事なのです。

ディズニーランドのように入場待ちや各アトラクションの待ち時間にどれだけワクワクドキドキさせられるのか?

その工夫が出来ているゴルフ場であれば問題ないのですが

みていると明らかに適正な人員配置ではない適正なスペースではない、そんなゴルフ場をよく見かけます。

いわゆる、

オーバースペックの状態。

当日の来場者数に合わせた準備が出来ていないゴルフ場を見かけます。

そんなゴルフ場では顧客目線でのサービスは期待できないでしょう。

事情は様々です。

もともとそれほど多くのお客様を入場させなくても運営していける戦略のもとでクラブハウスを建設してしまっていたが、運営が変わって、高稼働のオペレーションに変化したものの、クラブハウスはそのままにしているケース。

これが多いかと思います。

朝一のゴルフ場スタッフとコミュニケーションをとる大切な空間です、ゆっくりと穏やかに時間を過ごしたいものです。

 

朝食サービスがある事

ここは是非、予約の段階でチェックしてほしいところです。

先ず、朝食を提供していないとはどういうことか?

・厨房、ホールのスタッフが不足している。

・これまでの実績で朝食の利用率が悪かったり、費用対効果が見込めない。

大きくこの2つの理由が挙げられます。

いずれにしても、

これらの理由から朝食を提供していないゴルフ場のレストランでは昼食のクオリティも期待できない!

という事なのです。

それだけ経営側がレストランにおけるサービスを重視していないという事だと考えます。

「その日来たお客様に最高の一日をすごしてもらう」という気持ちよりも「利益重視」に偏っている事の表れだと考えられます。

ゴルフ場で過ごす一日はいつも頑張っている自分へのご褒美の日です。

朝からエレガントなスタートを切りたいものです。

 

 

スタート室周辺が混雑していない事

ここは非常に大切なポイントなので覚えておいてほしいです。

フロントまわりで混雑している事とは違い、ここでの混雑は安全性や衛生上の問題も含まれてきます。

ゴルフ場に行って、

スタート室周りが綺麗で広くて混雑していないところをチェックしてみて下さい。

スタート室まわりはクラブハウスとコースとを結ぶ大変重要なエリアになります。

お客様もスタッフも安全に快適に過ごすためにはここには十分なスペースが必要です。

それが満たされているか?

チェックする必要があります。

ここで、経営側の視線がサービスと利益どちらに向いているかが一目でわかります。

特に、玄関口から自分のGBをベルトコンベヤーで搬送しているゴルフ場があれば注意が必要です。

ベルトコンベヤーでGBを搬送する際に敷物を敷いているか?スタッフの扱いは丁寧か?そこをチェックしてみて下さい。

そしてGBをチェックしてみて下さい、こまかい傷がついていないか?どうか。

黒などのダークな色合いのGBならそれほど気になりませんが、白や明るい色合いのGBを使っている方は、このようなゴルフ場に行くのはお勧めしません。

また、よく目に付くのは、スタート室前でGBを五十音順に並べているバックスタンドがありますが、

ここのスペースが狭くて動き辛いところは避けた方が良いでしょう。

そして、ターンの時にカートをどこに動かせば良いのか?

動線がわかりにくく、狭くて他のプレーヤーにぶつかりそうになるようなところは危険でもあります。

何をするにせよ、余裕のあるスペースというのは必要です。

 

スタート時間に遅延が無い事

時間通りにスタート出来ない。

これには様々な理由があります。

主には当日の進行が想定以上に遅い場合。

これはプレーヤーに原因があったり、当日の天気やコースのコンディションが悪かったりする場合があります。

そのあたりは致し方ないと思われますが、

プレーヤーに問題がある場合は、マーシャル(進行係)を巡回させる、

コースコンディションが悪くならないように日頃からコース管理業務を徹底させる、

天候が悪ければ、それに合わせて来場制限する、

これらの企業努力によって、緩和する事はある程度可能です。

しかし、慢性的にスタート遅れがおきるゴルフ場も中にはあります。

それは、

「スタート遅れは当たり前、仕方がない」という思想がそこにはあるからです。

先ず、ゴルフ場のスタート時間の間隔は7分刻みというのが一般的です。

これは統計学的にアベレージゴルファーが4人でスタートした場合のスタートホールでの所要時間を出した時に7分あれば次の組がスタート出来るという結果によるものです。

コースによってはこの7分間隔というのが適正ではない場合もありますが、そんなコースでは8分間隔でスタート時間を設定しているところもあります。

これらは業界の常識でもあり、ゴルフ場側とお客様とのいわゆる暗黙の了解事項にもなっています。

しかし、

これが初めから最低の7分間ではない場合もあります。

 

業界用語の「差し込み」というスタート時間の設定です。

これは、たとえば、8:00~8:07~8:14~8:24~8:31というスタート時間の設定があるとします。

8:00から8:31の間に5組のお客さまがスタートするわけですが、

この間にもっとお客様を入れられないか?と考えた場合、

8:00~8:07~8:10~8:14~8:24~8:27~8:31というふうに間に2組差し込むのです。

そうすると8:00~8:31の間で7組入る事になり、

先程より2組増えるわけです!

当然、前の組が出てから3分後のスタートの組は最初から詰まるとお思いでしょう?

ところが前の組が4人ではなく、2人だったらどうでしょう?

それ程遅れずに時間通りにスタートする可能性が高まります。

それを目論んでゴルフ場側はあらかじめスタート時間を設定する事があるのです。

スタートホールで遅れが生じている時に、前の組の人に「スタート時間は何時ですか?」と聞いてみて下さい。

答えた時間が自分のスタート時間から7分前でなければこのような事が内部で行われているという事なんです。

「お客様を時間通りにスタートさせて、予定に時間にプレー終了させる」という気持ちは初めからないという事がわかります。

そんなゴルフ場は選択肢から外しておくべきでしょう。

 

カートがきれいである事

これも重要なポイントです。

お客様がコース内にいる間はカートに乗っている時間が長いです。

この空間を大切に考えているゴルフ場は先ずサービスレベルが高いと考えて良いと思います。

先ずは、灰皿です、これが綺麗にされているか?

始めから吸い殻が残っているのはもってのほかですが、ここが綺麗にされていないカートは他の部分も綺麗ではないと考えて良いと思います。

次にクラブ拭きの水が濁っていないか?

足をおく床は綺麗にモップかけがされているか?

フロントガラスの透明感は保たれているか?

エチケット袋(ゴミ袋)は綺麗にされているか?

それとこれは一目ではわかりませんが、

コロナ禍以降、ステアリングやシートを最後に消毒する事を日常的に行っているゴルフ場

とそうでないゴルフ場があります。

是非、プレー後に少し時間があればスタッフの清掃作業を見てみて下さい。

この消毒までしていれば、ほぼ通常の清掃は出来ていると判断しても良いかと思います。

カートを綺麗に保つという事はお客様へのサービス精神と施設や道具への心配りが出来ているという点で非常に評価の高いポイントとなります。

 

トイレがきれいである事

これは言わずもがなですね。

トイレはそのゴルフ場を映す鏡とも言うべき場所です。

ここが綺麗でないと、他の場所も綺麗にはしていないと考えて良いでしょう。

施設を管理するうえで、ここは一日のうちでも一番清掃頻度も高く、丁寧に作業をしている場所になります。

その日来場したお客様への印象度も高く、ここでのイメージはそのゴルフ場全体のイメージともなります。

やはりトイレは気持ちよく利用したいですし、次に使う人の事も考えて自分が終わった後には一目チェックして、小ぎれいにしてほしいと思います。

そう考えると、自分が利用した時に汚れている時には、その前に利用した人の気遣いもなかったという事にもなり、そのゴルフ場に来場するお客様の質も高くないと評価する事も出来ます。

「来場するお客様の質」これもゴルフ場選びの大切なポイントとなります。

 

 

浴室の機能が整備されている事

浴室の整備もトイレの次に大切な場所となります。

ここは一日の疲れをとって体を綺麗にする場所です。

特に女性のスペースは綺麗である事は当然の事ながら、設備が充実している事も大切になります。

シャワーの出が悪い。

お湯の調節がしにくい。

タイルが汚れている、滑りやすい。

お湯の温度が適正でない。

アメニティグッズが充実していない。

歯ブラシが無い、冷水器が設置されていない。

ゴルフ場に昔からあたりまえのようにあったものを見直したり削減するのではなく、利用頻度が低くてもサービスの一つとして設置しておくべきものは継続させるべき だと考えます。

 

コース内のデボット、ボール痕が少ない事

これはコース整備がどれだけ出来ているか?

そのゴルフ場に来場しているお客様のマナーがどれほどか?

それらを判断するポイントとなります。

プレー中にデボットにボールが入ると嫌なものです。

アベレージゴルファー同士、オール6インチルールの下で動かせたらいいのですが、、

ゴルフの基本は「ありのまま」ですから、通常ですとそこからショットをする事になります。

折角のナイスショットでFWのど真ん中に着弾したボールがデボットの中だと、不愉快なものです。

そうでなくても、デボットが多いゴルフコースは景観も悪いものです。

決していい気持にはなれません。

デボットがあってもしっかりと目土がされているゴルフ場なら、コースを大切に思う人たちが管理でもプレーでも関わっているのだな、と思えて、そこは良いゴルフ場であると言えるでしょう。

 

 

各セクションで専属スタッフがいる事

最近よく見かける光景ですが。

フロントにいたスタッフがマスター室にもいて、レストランにもいて仕事をしている。

いわゆるマルチタスクという、これこそが生産性を高めるという考えのオペレーションをしているゴルフ場があります。

これ自体に反対するものではありません、経営合理化の一環としては正しい選択の一つであると考えます。

しかし、ユーザー目線からサービスレベルというものを考え、賢いゴルフ場を選択する為のポイントとしてはどうでしょうか。

先程いいました、フロントにもマスター室にもレストランにもいて仕事をしているスタッフは、いったい何を専門で仕事をしているのでしょうか?

フロント業務もマスター室業務もレストラン業務も本来は専門的な知識と経験をもったスペシャリストが質の高いサービスを提供しているという自負があったはずです。

それを同じスタッフがマルチにこなしている。

 

そのスタッフの能力は高く評価しても良いかもしれませんが、サービスの質を考えると決して宜しいものではない気がします。

 

次から次へとセクションを渡り歩き、体力もそれなりに消耗してきます。

消耗した体で「元気なあいさつ、明るい笑顔、丁寧な言葉使い」が出来るのでしょうか?

また、夏場にマスター室業務で汗をかき、カートの排気ガスの中で作業をした後にレストランで配膳業務をする。

これは決して衛生的にも適正な職場環境とは言えないでしょう。

私たちはゴルフ場でこのような風景を目の当たりにした時に、

「ここのスタッフはよく頑張っているのだな」と思うのではなく、冷静に「あっ、ここはスタッフをこき使って利益をあげるだけの経営なのだな」「お客様に質の良いサービスを提供するよりも利益の方を重視しているのだな」

と理解して今後のゴルフ場選びをすることが賢明な判断だと考えます。

 

 

スタッフ教育がしっかりできている事

これも重要なポイントです。

「企業は人」特にサービス業における人的サービスは最もプライオリティの高い項目になります。

スタッフ教育が行き届いているか否かは、先程の「元気なあいさつ、明るい笑顔、丁寧は言葉使い」が基本としてすべてのスタッフが出来ている事。

そして接客時において、お客様が心地よいと感じるコミュニケーションが出来ている事。

基本にプラスして、その人の個性も十分に発揮しながら、このゴルフ場にまた来たいと思わせるくらい快適に過ごさせる事。

これが出来ているゴルフ場は先ず、支配人や上席者からそのような事を実践して日々心掛けているものです。

特にキャディ付プレーを選択した時には、担当するキャディの対応もしっかりとチェックしてみて下さい。

そこには、来場したお客様に最高の一日を過ごしてもらいたいというおもてなしの気持ちがあるのかないのかが垣間見る事ができます。

スタッフが質問されたことに応えられず、笑顔もなく、挨拶も会釈もないようなゴルフ場を選ばないようにしましょう。

 

口コミのミート率は70%と捉えておこう!

最近では特に口コミはゴルフ場選びの大きなポイントとなっています。

ゴルフ場側も口コミには真摯に対応しているところが増えてきました。

気をつけてほしいのは、口コミに対する返答文をよく読んでほしいのです。

毎回おなじようなひな形で定型文を返信しているゴルフ場があります。

これは専門の部署でスタッフが返信をしています。

このような機械的で定型文を使い返信しているゴルフ場は、ただ返信すれば良いという思想で、中身は改善しようとする気持ちは少し弱いところが多いように感じます。

一分一分丁寧に書き込んだ人に対して返信をしているところもあり、そこには心を感じます。

そういうゴルフ場を選んでいくと、先程のスタッフ教育が良い確率が高いのと、顧客目線によるサービスレベルというものを重視している方針である確率が高く、失敗する可能性は低いです。

また、くちこみに大変聞き苦しい事が書かれているケースもあります。

これは100%鵜呑みにするべきではないのですが、「火のない所に煙は立たぬ」で70%くらいは真実であると捉えても良いかと考えます。

クレームを書きたくなるユーザーは間違いなくそのゴルフ場で不快な思いをしており、その原因がなんであれ、自分が行った時も同じケースが起こりうるという事です。

楽天GORAやGDOのゴルフ場評価ポイントで4.5以上のゴルフ場を選んで行くとほぼ間違いはないでしょう。

 

質の良いメンバーが在籍している事

メンバーシップのゴルフ場に行くと必ず目立つ場所にメンバーズボードというものがあります。

これには理事や役員らの名前があり、ハンディキャップ順や五十音順でメンバーの名前が掲示されています。

ここに有名著名人の名前があるところはいわゆる名門といわれるステータスの高いゴルフ場です。

また、プレー中に自分の組の前後でそのゴルフ場のメンバーがラウンドしていたら、その言動や所作を見てみるのも良いでしょう。

プレー進行の遅い人。

デボットも直さない、グリーン上でピッチマークも直さない人。

大声で会話をしている人。

前の組に打ち込みをしている人。

 

このようなマナーのなっていないメンバーがいるゴルフ場はいかない方が良いでしょう。

 

ゴルフ場には理事会や各分科委員会があり、メンバーの質については高く維持していこうという相互チェックが働いています。

上記のようなマナーの悪いメンバーがいたらすぐに是正されるのですが、それが機能していないコースもあります。

特に競技の際、競技指向が強すぎるが故にプレー時間が長いというゴルフ場もあり、そのようなゴルフ場では週末、競技がある時など遅延を起こしがちで他のプレーヤーの迷惑になるケースが多いです。

土日の予約をする際に、その日のメンバーによる競技があるかないかを確かめておく必要があります。

特に、

マッチプレーの時には前の組を追い越す、いわゆるパスするという事があります。

このような日にはそのゴルフ場は避けた方が良いかもしれません。

 

最初から最後まで自分が快適に一日を過ごせたか?をチェック!

ここまで色々なゴルフ場選びのポイントを紹介してきました。

ゴルフ場での一日を終えて自分が今日一日をどれだけ楽しめたか?

どれだけ快適に過ごせたか?

そしてその対価として自分が支払ったプレー代金がそれに見合っていたか?

これが最終的な判断材料となります。

要するにコスパですね。

自分自身で最後にコスパが高いと思えるようであればそれが一番で、そう思えた時に「ゴルフ場の選び方は間違っていなかった」と言えるのだと考えます。

 

【最後に】

ここまで、ゴルフ場を選ぶ際に参考にしてほしい事を説明して参りました。

ポイントはこれだけではありませんが、一度、紹介したポイントをチェックしてみて下さい。

出来ているゴルフ場で過ごす一日は高い確率であなたを快適にする事でしょう!

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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