私はゴルフが大好きです。
コロナ禍による自粛ムードの中、外でのスポーツは安全だという公的機関からのお墨付きみたいなものもあり、ゴルフ場だけはお客様が多かったと聞いていました。
そんな中、私も行きたかったのですが、お誘いする人との都合や、やはり会社での立場もあり、自粛をしていました。
そして、昨日、約3カ月ぶりにラウンドしてきました。
やはり外で体を動かすのは気持ちが良いものでした。
そして、久しぶりにゴルフをする中で、あらためて感じた事がありました。
それは
目次
ゴルフは道具を使う競技である
という事です。
そして、それゆえに
ゴルフの上手い人は道具を上手く使いこなせる人である
と私は考えます。
ゴルフはルールとして14本までの道具を使いするスポーツです。
その道具を使い、わずか42.67ミリの小さなボールを目標地点に飛ばして、最後に目標の穴にボールを入れて、そこまでの打数を競うスポーツです。
その打数が少ない方が勝ちというところも面白いのですが、
規定に合いさえすれば
ゴルフは自分の好きな道具を使って良い
と言うところがとても面白いと感じています。
他にもこれに似たスポーツで競馬の騎手やカーレースのドライバーがあると思います。
競馬の騎手についても、実際に競争しているのは馬です。
カーレースのドライバーも、実際に走っているのは車です。
ですが、騎手もドライバーもそれらを操作して試合に勝つために必要な事を訓練して強くなっていきます。
要するに、自分以外のものをコントロールして成果を上げる。
そこに、企業活動におけるマネジメントの姿が見えてくる気がしています。
さて、ゴルフの話に戻りますが、
ゴルフも使う道具は自分で選べます。
スペックであったり、見た目であったり、長さや固さ、自分の能力を最大限にあげられるとするものを選んで使います。
プロ選手は自分に合わせて道具を開発する、変更する事がありますが、我々のような素人は既製品に自分自身を合わせる必要があるのです。
これを仕事に例えるならば
道具はスタッフでありそれをマネジメントする事がなによりも大切で重要である
という事です。
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道具 |
トッププロ |
自分に合わせて道具をカスタマイズする人もいる |
プロ |
道具に合わせる達人 |
アマチュア |
自分が道具に合わせる |
私たち素人は道具に合わせて自分自身のスウィングを変化させて対応する必要があります。
最近ですとテクノロジーの進化によって色んな人の特徴的なスウィングにオートマティックに合うという道具も多くなっています。
しかし、これまでのゴルファーのスウィング理論というのも道具の変化によって変化してきているのをみると、プロといえども、道具の変化には順応する必要があったのだと考えられます。
そして、プロは道具を使う達人であるという事。
会社では一昔前であれば、全員同じように上司に厳しく仕事を教えられて、時には足りないところは叱られ、鍛えられていました。
しかし、現代においては上司が指導のつもりで言った言葉に対しても、直ぐにハラスメント等と言われ、訴えられる事が多くなっています。
指導するにも相手をみて、よく理解してから、その人に合った指導方法が求められている時代だと感じています。
ゴルフの道具は訴えてくる事はありませんが、その道具に合った伝達をしないと、結果が悪くなったりします。
結果が悪い時「自らの技術を反省する」場合と「道具のせいにする」場合があります。
自らの技術を反省して練習をする。
道具のせいにして道具を買い替える。
いずれの場合においても、その後、結果は良くなる事もあるでしょう。
どちらが正解なのか、私にはわかりませんが、私個人はゴルフも仕事も前者に当てはまります。
仕事の場合ですと、後者はそう簡単には出来ません。
仕事で結果が悪いときは
スタッフに上手く仕事をさせられなかった自分自身を反省するのか
スタッフのせいにしてそのスタッフを解雇して別の人材を新たに起用するのか。
ゴルフではどちらでも結果を好転させる可能性はありますが、仕事の場合はどうでしょう?
自分自身を反省して、改善すべきところを改善した方が結果を生むのは早くて可能性が高いのではないでしょうか?
仮に、客観的にみて、明かにスタッフに足りない部分があったという場合でも、ここは常にパラダイムシフトをして、変えられる自分自身にフォーカスして改善した方が良いと思うのです。
そして、上記の図にもある通り、自分自身のマネジメント能力が高いステージにあり、加えて高い目標を達成しなければならない場合においては、トッププロのように必要に応じて道具(スタッフ)をカスタマイズする必要もあると思います。
その時には、自分自身のマネジメント能力もかなりの高いステージにあるはずで、そこに行きつくには、スタッフに合わせて自分自身を変える事を何度も繰り返しながら結果を出して実績を積んできて初めて出来る事ではないでしょうか?
そう考えると私はゴルフも仕事もまだまだ素人なんだと、ゴルフでは無理でも仕事ではプロになりたいと考えさせられた久しぶりのゴルフプレーでした。
【まとめ】
・ゴルフの上手い人は『道具』を上手く使いこなす人
・プロは『道具』を使いこなす達人でトッププロの中には自分に合わせて『道具』をカスタマイズ出来る人もいる
・仕事で考えると『道具』はスタッフであると例えられる
・一人一人のスタッフに自分が合わせる事により最大のパフォーマンスを発揮させて結果を出したいものです
・仕事でもプロを目指したい
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