ゴルフプレーのラウンド時間は
プレーヤーの快適さだけではなく
ゴルフ場の経営環境にとって
とても重要な事だと言えますね。
ゴルフ場でのクレームの中でも
上位に入るのではないでしょうか?
2019年にはラウンド時間を短縮させる為に
ルールをも改定するという事も
あるくらいです。
ラウンド時間を短縮できて、
リズムよくプレー出来たら、
結果的にスコアも良くなる事もあります。
ですので、目的はエチケットマナーの話に
なりますが、自分のスコアアップの為にも
一度参考にして頂けたらうれしいです。
また、ゴルフプレーのラウンド時間に関して
詳しくは以前書きました、
を参考にしてみてください。
では、具体的にお話していきます。
大きくこの5つかと思います。
目次
【効率的に動く】
-
プレーゾーンに行くときには数本クラブを持っていく事
これは、もう常識ともいえる事ですね。
重たいクラブセットはカートに
積んでいるものです、
そこからプレーゾーンに向かう前に
必要なクラブを想定し準備していくのですが、
実際にプレーゾーンからターゲットに
向かった時に、
『想定より距離感がちがう⁉』
と感じる事が多いと思います。
そんな時に、適正なクラブをとる為に
カートに戻るのは時間の無駄です。
また、そんな姿をみた後続組のプレーヤー
はイライラしてしまうものです。
面倒くさがらずに、少々重くても、
筋トレのつもりで前向きに行いましょう!
また、私は必要なクラブが数本入る
『ラウンドバック』
を利用していますが、おすすめです。
-
ボールの着弾地点を憶えておく
これも大切です。
特に夏場になりますと、ラフの芝が
のびてきて、ボールが芝に隠れて
見えづらくなってしまうケースが
多くなります。
そんな時は、しっかりと自分の打球
がラフのどのあたりに着弾したかを
憶えておくと楽です。
その際は
木とか植木とか、植栽とかの
目印になるものを憶えておくといいでしょう。
そして、その際にもう一つ
同伴者のラフへの着弾もしっかりとみておく
事です。
状況によって、打球は自分よりも他の
人の方が確認できやすい事も多いです。
プレーヤーにはショットに集中出来る状況を
作るようにしておきたいものです。
-
グリーン際にクラブを置くときはカートとピンとをつないだ線上に置く
プロの試合をみていて、アマチュアとの
違いを強く感じるのは、
グリーン上での所要時間ですね。
ショットに要する時間と比べてみると
プロは比較的長く、アマチュアは比較的短い。
それだけ、勝負を決めるのに重要な
局面であるという事でしょう。
プロはラインを読んだり、芝の目を読んだり
と戦略的な事に時間を費やしますが、
アマチュアは非効率的な動きによりグリーン
に時間を費やしてしまいます。
戦略的な事に時間を費やすのもたまに
後続組としてみていて、イラっと
する事もありますが、、、
ホールアウトする際に、カートへと
向かっていきますが、その道中に
パター以外のクラブを置いておくように
すると効率的に動くことが出来ますし、
クラブのおき忘れも防ぐことができます。
是非、意識してやってみてください。
-
打順の前に準備を整えておく
これも良くありがちです。
私がよくするのは、ショートホールでの
ティーショットで自分の順番になった時に
ショートティーをポケットから
探しきれずに、カートのラウンドポーチから
新たに出し直す事で時間をロスします。
それ以外にも、ショットに必要な準備
は自分の打順の前には必ず完了しておくように
しておきたいものです。
これは、ラウンド時間短縮のみならず、
あせってショットをすることで、結果的に
ミスショットをしてしまう可能性も
高まります。
状況判断や必要なものの事前準備は
しっかりと行い、余裕を持ったショット
をしていきたいものです。
【無駄を省く】
-
6インチプレースのすすめ
これは規則に規定されている事では
無いのですが、
『ボールのライが悪い時は6インチ動かしてOK』
というローカルルールです。
1インチは約2.5センチです
6インチは約15センチになります。
私の場合、親指と人差し指をL字型に
広げた時の指の先から先の距離です。
ボールのライが悪い時は6インチ動かして
プレーしてよいというものです。
同じような内容の規則としては
「ウィンタールール」や
「プリファードライ」があります
特にコースコンディションの悪い時など
同伴競技者とスタート前にこれを確認
しておいておけばスムーズです。
ライが良いのと悪いのとでは
ショットの難易度が全く違う事は
皆様もご承知の通り、
これが、初心者だと1ホールで
数分間は短縮できるでしょう。
-
OKパットのすすめ
これも特にルールとしては
規定されてはいませんが
プレーヤーの最後のパッティングが
間違いなく外さないだろうと思われる
距離の場合は省略しても良いという対処
の仕方です。
一般的には、その距離としては
「ワングリップ」とか言われたり
しますが、
その日のその人の調子で判断されたり
のぼりのイージーなラインであったり
で、同伴者から
『それOK!』
と言われて、1打付加してホールアウト
する事が出来ます。
これは、実はラッキーな事も多く、
このおかげで、スコアが数打助かる事も
あります。
これも、スタート前に確認しておくと
良いでしょう。
くれぐれも、『OK』をいただいたのに
パッティングする事は控えましょう!
【自分の出来る事を知る(無理をしない)】
-
プロのようなイメージを持って戦略をたてない。
これはチャレンジ精神旺盛な
ゴルフファーや私のような勘違い
しやすいゴルファーによくみられます。
自分の飛距離と技術を知っている事
前方組のプレーヤーが300Y先に
いるのに、打ち込みを恐れてショット
しない。
インテンショナルスライスを打って
ターゲットに球を運ぶために、
危険な方向に向かってショットする
これらは、運よく成功する場合もありますが、
アマチュアにはその確率も結果も
プロのようにはいかないという事
を理解する事です。
これは、遅延プレーだけでなく、
1打を惜しんでチャレンジした結果、
2打損をするように、スコアメイクにも
影響を及ぼすことになります。
くれぐれも、無理な事はしないように
したいものです。
【最低限のルールを知っている】
-
OB処理の際の新ルール適用
2019年度のルール改定でOBの際の
処置についても、距離が軽減できる
事になりました。
これまでは、OBの場合は、
1打罰を受けて元の位置から打ち直し
でしたが、
改定後は2打罰を受けてボールが
OBになった地点に最も近いFWに
ホールに近づかないように2クラブ
レングス以内にドロップして打てる。
この2つが選択する事が出来ます。
難しいホールはこれを利用して、
どんどん前に進みたいものですね。
-
ピンはさしたまま
2019年以前のルールでは
グリーン上で打ったボールが旗竿に
あたったら罰がありましたが、
これが無罰になりました。
これによって、
旗竿をさしたままでパッティング出来る
ようになりました。
ただし、旗竿をさしたままか、抜くかは
ストローク前に決めて置き、
ストローク後に変更する事は出来ません。
仮に、旗竿を抜いてストロークした
ボールが強すぎて、途中で旗竿を抜いて
もらった場合は、プレーヤーも抜いた
人も2打罰になりますので、
注意してください。
-
バンカーの脱出方法
これも是非利用してほしいのですが、
従来のアンプレヤブルとの考え方に
プラスした形になっていて、少し
複雑な事もあるので、ここでは
詳しくは説明しませんが、
簡単に言いますと、
バンカーに入った場合、はじめから
2打罰でボールとホールとを結んだ
後方延長線上の好きなところに基点を
つくり、そこから左右に1クラブレングス
以内の救済エリアにドロップできる。
バンカーショットが苦手な方は、
これを利用して、はやめに脱出出来るように
しましょう!
-
ボール探しは3分まで
ラフとかに入ったボールを探すための
制限時間が5分から3分に短縮
されました。
実際には、他のプレーヤーも手伝って
探してくれているので、当人から、
3分以内にロストボールの宣言をする
のが相手に対しての思いやりでも
あるかと思います。
【同伴者も含めた同組のラウンド時間を気にしてプレーする】
-
ボールは一緒に探す
これは前述したとおりで、同伴者の
ボール探しは必ず一緒に手伝う
ように
しましょう。
自分の時ももちろん手伝ってもらう
事を考えると当然であると思います。
あるゴルフ場には、
『同伴者のロストボールは、自分の
ロストと考えよう!』
というキャッチコピーが書かれた
ポスターがあり、感心しました。
-
打球を最後までみておく
これも前述しました、自分の打球の
行く末をしっかりとみておく事
と同様に、
同伴者の打球もしっかりと確認
しておくようにしておきたいです。
同伴者によっては遠くが見えにくい
方もいるかと思いますので、その人
の助けになれるようにしておきたい
ですね。
【まとめ】
ゴルフのラウンド時間を短縮できる方法
・効率的に動く事を意識する
・無駄な事をしない
・無理な事をしない
・ルールを最大限利用する
・同伴者との助けあいを心がける
ゴルフのラウンドで一番大切な事は
スコアを争う事ではなく、
同伴者と楽しい一日を過ごす事
そして最後には、
『また一緒にラウンドしようね!』
の言葉をお互いに交わす事
そう思っています。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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