ゴルフを始めるにあたっての弊害と
なっている事に「お金」の次に、
「集団行動」が苦手だからという
意見も聞かれます。
たしかにゴルフは2名~4名の
パーティーでコースを一緒に
回ります。
ですが、この比較的少人数での
団体行動に苦手意識を克服
できるポイントが隠されて
いるのです。
あなたは、ご自分は団体行動が
苦手だと思っていますか?
ゴルフを始める前の私はそうでした、
自分以外の人の都合にあわせたり、
自分の行動が束縛される事が
とても嫌でした。
いわゆるワガママの度が過ぎる
感じの性格でした。
社会人である以上、気遣いは
ビジネススキルとして必要な事でも
あったので、それなりに出来ていた
つもりではありますが、本当は我慢
していたのが正直なところでした。
ですが、
ゴルフを始めてから
集団行動に対する苦手意識を克服
できて、仕事でもコミュニケーション
がうまくとれるようになれた
と、今になって考えると、そんな気
がしています。
その理由を説明致します。
目次
【集団行動が苦手な理由(私見)】
自分に自信がない
集団でいると、なにもしゃべらず、自分の
タイミングで自分の好きな事だけを考えたり
話したりするわけには行きません。
色んな事で質問を受けたり、発言を求め
られたりします。
それを無視するわけにもいかず、発言をする
以上は自分をしっかりとアピールしなければ
ならないと思ってしまうのです。
そんな時、自分に自信のある人であれば素直
に意見を言えばいいのですが、昔の私は少し
でも自分の事を大きく見せようとして、
あれこれ考えて発言をしていたような
気がします。
いわいる
「虚勢を張っていた」
という言葉がぴったりな感じでした。
ですので、集団でいる事がとても疲れる
ので、好きではなかったのです。
ワガママである
これは単に私が自分勝手な性格である
という事でした。
頑固と言い換える事もできますが、
集団でいると
様々な価値観や意見を持った
人たちと行動を共にする
ことになります。
そんな時に自分とは違う意見を持った
人の主張を容認するのが出来ずに、
自分の意見を押し通そうとする。
何かを一緒にしようとした時に、
自分の思い通りにならない事が
我慢できずに、それなら自分は勝手に
するとなって、その集団から離れて
個人プレーをしてしまっていました。
他人の目を気にしすぎる
これも今となってはとてもお恥ずかしい話
ですが、自意識過剰といいますか、
他人にどう見られているのだろう?
どう思われているのだろう?
といつも気になるので、集団で
たくさんの人と一緒にいるととても
疲れを感じてしまっていました。
嫌われたくない気持ちが強すぎる
これは、逆に嫌われても良いと思うのなら、
もっと素直に自分を表現できるのでしょうが、
そんなことをしたら嫌われて自分だけ孤立
するのではないかと考えてしまい、無理に
我慢をしてしまう事がありました。
2と4とでは矛盾しているようですが、
時と場合やその時の自分の心の状態により
考え方も変わったりしていました。
そんな、
集団の中にいる時の自分は、
自分の中に異なる心理状態が混在する
と感じる事も多くてどうしてもなじめなかった
のだと今は思います。
【ゴルフにおけるメリット(私見)】
同伴者は共通の趣味を持った仲間
共通の趣味を持った者同士でのひと時、
これは大きいですよね。
共鳴と共感と言うものは
コミュニケーションの中でも言葉を必要
としないけれども最強のエッセンス
となると思っています。
こんな時は嬉しい、こんな時は悔しい、
それがお互いわかっているので、言葉では
表現できない深い部分まで、理解できる
瞬間があります。
そんな、仲間が2名~4名の丁度いい人数
で行動をともにするので、まずは一緒に
いて不快な事はありませんよね。
同じ目的を持って行動している
そして、普通のスポーツであれば、相手は敵
であったり、チームプレーであれば仲間で
あったりするのですが、ゴルフの場合は、
同伴者が両方になり得ます。
互いにスコアを競いあうライバルでもあるし、
互いに自己ベストやスコアアップを目指す
仲間でもある。
そして、一緒にホールを攻略していくという
同じ目的を共有する場合もある。
先にショットをした人が
「風の影響が意外とあったよ」
とか、先にパッティングをした人が
「傾斜が意外と効いているよ」
とかのアドバイスをしたりします。
良い意味での助け合い。
自分の成功事例や失敗事例を共有しあって、
相手にそれを参考にして、良いプレーをして
もらいたいという親切心が生まれてきます。
そして、自分のアドバイスで相手が上手く
行った時には、それを喜びと感じるのです。
それは
お互いが同じようにゴルフを楽しみたい
という気持ちを持って行動しているからだと
言えます。
気を使わなくても良い
ゴルフは紳士のスポーツであり、ジャッジは
自分自身ですると言うのが基本です。
何か判断が求められた場合には、全て
自己判断となります。
自分自身で決めて良いという場面が
多いのです。
ですので、相手に気を使わなくて良い
のです、相手もまた、自分の事は自分で
判断するようにしていますので。
同伴者から学べる
ゴルファーにはいろんな方がいます。
社会的に高い位置にある人たちもたくさんいます。
その人の会社にいたら、とてもじゃないけど
ご一緒にラウンドなんてできない経営トップ
の方とかと、プライベートでゴルフをすること
が出来たりします。
そして、プレーしながら色んな話が聞けます。
それが、自分にも為になる話であったり、
勉強になったりします。
自分にとって、有意義な時間を共に過ごす
ことが出来るのです。
こんな言い方は少し誤解を招くかもしれませんが、
ゴルフをする人はある程度社会的に信頼のある
人だと私は思っています。
これまで、ゴルフを通して出会った方々が
そういう方たちばかりでしたので。
昔のお父さんが
「お酒を飲むやつに悪い人はいない」
と言ったのと同じ感覚でしょうか。
そして、そんな人たちとのふれあいの
中で自分自身も成長できたと考えています。
自分を律し、相手を思いやり、相手が喜ぶ姿をみて、それを自分の喜びに感じる事ができるようになると、集団行動自体が楽しくなってきます。
ゴルフはそんな事を気づかせてくれる
スポーツです。
コミュニケーションツールでもあり、
一つの研修プログラムでもある
と思っています。
気を遣う必要はないので、嫌なお誘いは
断れば良いし、自分の為になると思えば、
相手の話をよく聞くようにもなれます。
これを読んで頂いた方の中に、もし、
自分は集団行動が苦手だからゴルフは
やりたくないとお考えの方がいたら、
是非、一度ゴルフをやってみてほしいです。
楽しみながら自分の成長を感じる事が出来る
と確信しています。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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