ここで紹介するゴルフ用語は
アイアン、アウト、アウトオブバウンズ、アウトサイドイン、アゲインスト、アップダウン、アドバイス、アドレス、アプローチ、アマチュアサイド、アリソンバンカー、アールアンドエー(R&A)、アルバトロス、アンカリング、アンジュレーション、アンダーバー、アンプレヤブル
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。
ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。
すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
アイアン(Iron)
・一般的なイメージは「鉄」または「鉄のように硬いもの」です。
・ゴルフでは私たちが使用するゴルフクラブの中でその名の通り「「鉄」で出来たクラブの事」を言います。
目標を正確に狙うために使う道具で、狙う距離にあわせて番手と呼ばれる数字を使い分けて使用します。
その数字は基本的には1番~11番くらいまであったのですが、今は3番~9番までが主流となっています。
また、その数字別にロングアイアン(3番~4番)、ミドルアイアン(5番~6番)、ショートアイアン(7番~9番)、と呼ばれたりします。
また、日本人的に「〇番アイアン」の事を「〇鉄」と読んだりする事もあります。
・使用例 「残り150ヤードだから、僕は7番アイアンで打ちます」
アウト(アウトコース)
・一般的なイメージは「外」「出る」または「ダメ、禁止、失敗」などでしょう。
・ゴルフでは「外に向かって出ていく」と言う意味で使います。
通常18ホールのうちの前半9ホールの事を言います。
これは、ゴルフが誕生したイングランドの海沿いのコースでは、前半9ホールがクラブハウスからスタートして遠ざかっていき、後半9ホールでUターンする形でクラブハウスに戻ってくるような設計であったからです。
ゆえに、前半の9ホールをGoing Out、後半の9ホールをComing In、と呼ぶようになったことが由来と言われています。
ちなみに米国では前半9ホールの事を「フロントナイン」、後半の9ホールを「バックナイン」と呼ばれています。
ティーイングエリアのフロントティー、バックティーではないですからね。
・使用例 「今日はアウトコースからスタートです」
アウトオブバウンズ(OB)
・アウトオブバウンズと言うと、ゴルフ用語ですが、一般的にOBと言うと皆さんは「卒業生」というイメージでしょう。
・ゴルフでは「通常OBと呼ばれる、白杭や白線で区切られたプレーの出来ない区域の事」を言います。
ボールがこの区域に入ると1打罰で打ち直しとなります。
打ち直す場所はいくつかあり、自分で選択できるようになっています。
・使用例 「このホールは右側にOBがあるから右側は気をつけないと」「今日はOBが3回も出ちゃった」
アウトサイドイン
・一般的なイメージは「外から中に」という感じでしょうか?
・ゴルフではスイング軌道の事で、読んで字のごとく「アウトサイドからインサイドにクラブが動く事」を言います。
初心者には多いスイング軌道で、カット軌道とも呼ばれ、ボールをカットするようなインパクトになるので、ボールはスライスになってしまいます。
・使用例 「今のスライスはスイングがアウトサイドインになっていたからだよね」
アゲインスト
・一般的なイメージは「~に逆らって」「~に反対して」でしょう。
・ゴルフでは「向かい風の事」を言います。
これについて正直私は、ゴルフを始めてから知った言葉でした、それまでの日常で使う事は無かったように感じます。
反対に追い風の事をフォローと言います。仕事上で逆風によりうまくいかない状況の時に「今はアゲインストだから」と例えたりもします。
ですので、この言葉を使う人はほぼゴルフをする人だと思っても良いかもしれません。
・使用例 「今は風がアゲインストだから距離が出ないので、大きめのクラブで打つ方が良いよ」
アップダウン
・一般的なイメージは「上がったり下がったり」でしょう。
・ゴルフでは「コースの起伏」の事を言います。
「全体的にアップダウンが激しいコース」とか「アップダウンはそんなになくて緩やかですよ」とかの表現をして、コースのイメージを伝える時によく使います。
・使用例 「このコースはアップダウンが激しから、カートの運転は気をつけないとね」
アドバイス
・一般的なイメージは「助言」でしょう。
・ゴルフでも普通に「助言」と解釈してOKです。
競技ゴルフの際にはルール上、自分のキャディからのアドバイスのみOKで、それ以外の同伴者からアドバイスを受けた場合は、アドバイスをした方も受けた方も2打罰となります。
アドバイスについては距離や方向やピン位置等の公開の情報については該当しないとなっています。
しかし、これは競技をしている場合の話ですので、カジュアルにゴルフを楽しんでいる時には、プレー進行とスコアアップの為にアドバイスは相手への心配りとしてやってもいいと私は考えています。
そして、たとえアドバイスをしたところで、私たちレベルでは、そのアドバイスが本当に的確なのか?そして相手がアドバイス通りに行動できるかというのは疑問です。
私たちは助言というより、参考になる事を進んで提言していくようにしたいものです。
・使用例 「(パッティングの際に)ここは下りのスライスラインだから、少し右目に優しくパッティングするようにしましょう」
アドレス
・一般的なイメージは「住所」「メルアド」とかでしょう。
・ゴルフでは「ショットする前にボールに正対した時の構え」と理解してください。
スポーツ全般にわたり言える事ですが、ゴルフでのこのアドレスはとても重要な事になります。
これが正確に出来ていないプレーヤーがいかに多い事か。
私も含めてですが、未だに、「どこ向いて構えてるの?」と言われることがあります。
ターゲットに対して正確にアドレスをとる為の練習はゴルフ上達の肝であると思います。
・使用例 「今のショットはアドレスから間違っていたよね、ターゲットより右向いていたし、左肩が上がり過ぎていたよ」
アプローチ
・一般的なイメージは「近づく事」でしょう。
・ゴルフでは「グリーン近くからピンに向かってショットする事で、ピンに近づける為のショットの事」を言います。
その場合、ボールを空中にあげてするのか、転がしてするのかによって、その呼び方が3種類あります。
球をあげる「ピッチショット」、球を転がす「ランニングショット」、球をあげて転がす「ピッチエンドラン」。
グリーンサイドの状況に応じて、クラブも選択して打ち分けるのです。
私の場合、優先順位があって、先ずは「ランニングショット」で出来るものならそれでいく事を考えてアプローチするようにしています。
技術的に障害物を避けて空中にボールを理想通りにあげるというのは難しい事だからです。
・使用例 「今日はアプローチが調子よくて、ほとんど寄せワンでパーが拾えたよ」
アマチュアサイド
・一般的なイメージは「アマチュアの側」でしょうが、これはゴルフの専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです。
・ゴルフでは「グリーンが左右に傾斜している状況でパッティングした時にカップの内側に外す事」を言います。
結果論ですが、この軌道では100%カップには入らないからです。
逆にカップの外側に外すのを「プロサイド」と言い、結果的にこれで外しても、距離感があっていればカップインする可能性は高いからです。
是非、プロサイドを狙ってパッティングするようにしましょう!
・使用例 「(パッティングで惜しくもはずした時)今のはアマチュアサイドにはずれたね。それじゃあ入らないよ」
アリソンバンカー
・一般的なイメージは「特別なバンカーの種類?」でしょうが、これはゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです。
・ゴルフでは「深くてアゴの突き出したところが特徴のバンカーの事」を言います。
イギリスのコース設計家チャールズアリソンが多用したバンカーである事から、そう呼ばれるようになったとの事です。
そんなバンカーに入ったら大たたきの予感です。
無理せずに新ルールも利用して、早めの脱出を心がけましょう。
・使用例 「ここはアリソンバンカーだから無理せずにアンプレを宣言します」
アールアンドエー(R&A)
・一般的なイメージは「何かの会社?P&Gなら知ってるけど」でしょうが、これはゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです
・ゴルフでは「ゴルフルールの制定、変更、解釈、適用の全てをつかさどっているところ」になります。
正式名称は「アールアンドエー・ルールズ・リミテッド」
・使用例 「ゴルフのルールはR&Aで制定されています」
アルバトロス
・一般的なイメージは「アホウドリ」の事ですが、それは生物学とか鳥に興味のある方のみが分かる言葉だと思います。
ほとんどの方は「なんかかっこいい言葉ですね」くらいの感じだと思います、これもゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです。
・ゴルフでは「規定打数よりも3打少ない打数でホールアウトする事」を言います。
これはどれだけ凄い事かといいますと、パー5のロングホールを2打でカップインさせるという事です。
それは残りの距離は250Y以上を1発でカップインさせる事ですので、ある意味、ショートホールでするホールインワンよりも難易度は高いと思います。
ちなみに、「ダブルイーグル」「ゴールデンイーグル」とも言われます。
・使用例 「ナイスアルバトロス!すごいじゃないか!今日は祝賀会だ!」
アンカリング
・一般的には「アンカー」として、船が停泊するときにおろす「いかり(アンカー)」をイメージするのではないでしょうか?
・ゴルフでは意味合いは同じで、「ショットの際に手を自分の体のどこかに触れる事で固定(アンカー)させる事」を言います。
よく長尺パターを使用するときに手を自分の胸にくっつけて固定する選手が多かったですが現在は禁止されています。
・使用例 「長尺パターもアンカリングさえしなければ、使用しても構わないらしいよ」
アンジュレーション
・一般的なイメージは「波のようなうねり」でしょうが、これはゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです
・ゴルフでは「コースの表面が波のようにうねっている事」を言います。
アップダウンよりも範囲的には狭い意味でつかわれる事が多いですね。
・使用例 「このホール、ここのグリーンはアンジュレーションが激しいから慎重にプレーしないと」
アンダーバー
・一般的なイメージは「パーの下」でしょう、これはゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです
・ゴルフでは「18ホールの標準打数(パー72が標準)を下回ってホールアウトする事」を言います。
プロの試合などでコースの難易度が高い時に「今日のアンダーパーの選手はわずか〇名のみ」とか表現されたりします。
・使用例 「(前半終了してパー36のコースを35であがった時に)すごいじゃないか!ここまでアンダーパーじゃないか!」
アンプレヤブル
・一般的なイメージは「プレーが不可能な事」でしょう、これはゴルフ専門用語と言ってもいいくらい、普段は使わないキーワードです。
・ゴルフでは「ボールの位置が悪く、そのまま打つことが出来ない状況の時に、これを宣言して1打罰を加えたうえで、打てるところからプレーを継続する事ができるという救済措置の事」を言います。
これは私たちアマチュアは覚えておいて、無理な状況の時には積極的に利用してスムーズにプレーを進行するようにしましょう。
・使用例 「これは自分にはプレーできないのでアンプレで対処させて頂きます」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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