ここで紹介するゴルフ用語は
外的影響、カップ、カップイン、ガードバンカー
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
外的影響
・一般的なイメージは「まわりの環境による影響」「仕方がない理由」という感じで、日常でも使う事は多いと思います。
・ゴルフでは特にルール上での解釈として使用しますが「プレーヤーのボールや用具、ラウンドに影響を及ぼす全ての人間、動物、自然物や人工物のこと。ただし、プレーヤー自身とそのキャディと自然の力は除く」と定義されています。
この「自然の力」というのは風や水の事であり、風によって飛んできた物は外的影響になりますが、風や水そのものは外的影響にはならないという解釈です。
もう少し掘り下げて説明します。
これは、主にプレー中にボールが動いた時の原因を追究するときに話題となります。
ボールが動く時の原因として、①自分 ②外的環境 ③自然 の3つが考えられます。
それぞれがその措置の仕方に違いがあります。
- 自分の場合は1打罰で球をもとの位置に戻してプレーする。（ただし、球を探すさい、グリーン上での各種行為に対しては例外もあります）
- 外的環境の場合は、無罰で球をもとの位置に戻してプレーする。
- 自然の場合は、無罰で球が静止した場所からそのままプレーする。（ただし、グリーン上では元の位置に戻す）
- 例外は次の場合、グリーン上ではプレーヤーが球を動かしても無罰 2.グリーン上でマークした後に動いた球は自然に動いた球でももとにもどす 3.球を探すとき、グリーン上でマークする時に動く球に対しては無罰
という感じです。
基本的にゴルフのルールは
『自分の有利にふるまわない』と『あるがままにプレーする』というのが基本的な理念ですので、それを念頭に処置をしようとすればいいと思います。
・使用例 「（同伴競技者の足にあたってボールが動いたときに）今のは外的要因によるものだから、無罰で元の場所に戻してプレーしてください。」
カップ
・一般的には「杯」「下着のサイズ？」というイメージでしょう。
・ゴルフでは「グリーン上にあけられた穴の事」を言います。
「ホール」とも言います。その大きさは直径108ミリです。一升瓶が入るくらいの大きさなんですよ。「カップイン」と「ホールアウト」はほぼ同義語という事になります。
ここで、カップの大きさが108ミリ（4.25インチ）になった理由を説明致しましょう。
ゴルフの黎明期にはカップの大きさは決まっていませんでした、適当にあけた穴にプレーヤーは入れていたそうです。
そして、今のようなカップを保護するためのものは使用していなかった為に、ボールを入れては手で出す事を繰り返すうちに、だんだん穴が大きくなってきたそうです。
今となっては、うらやましい状況でもありますよね、この時代でしたら、あとの組でプレーする人は大きいカップで入れやすかったはずでしょうから。
しかし、全英オープンが始まった頃に、カップの縁を保護する意味も含めて、カップの中に下水道で使用する土管を埋めたそうです。
その時に使用した下水道の土管の直径が4.25インチであった事が理由であるそうです。
そして、その大きさたるや、易しすぎず、難しすぎず、丁度良い具合でゴルフが楽しめる大きさであるという理由で、それ以来100年以上もこの大きさは変わっていません。
・使用例 「今日のカップは難しいところに切っているな～」
カップイン
・一般的なイメージは「カップに入れる」「カップに入る」という感覚でしょう。日常では使う事のない言葉かと思います。
・ゴルフでは「ボールがカップに入る事」を言います。
正しくは「ホールアウト」と言います。
・使用例 「やっとカップイン出来ました」
ガードバンカー
・一般的には「守る銀行員？」のイメージでしょうか？日常で使う事はほとんどないと思われます。
・ゴルフでは「コース内に存在する数あるバンカーの種類の一つ」です。
グリーンの周りに設置されたバンカーの事を言います。
グリーンに近いので、そこから飛距離を出してはグリーンを超えてしまうし、グリーンから脱出させるためには上手くエクスプロージョンショットをしなければならないという事で、これにボールが入ると、バンカーショットに自信が無い方には難しい局面となります。
・使用例 「おっと、ここのガードバンカーはアリソンバンカーだから、難易度は高いですね。」
いかがですか？
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを！
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