ここで紹介するゴルフ用語は
ローカルルール、6インチプレース、ロストボール、ロフト角、ロブショット、ロングヒッター、ロングホール
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。
ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。
すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
ローカルルール
・一般的には「ある特定の地方、団体、組織、状況においてのみ適用されるルール」というイメージでしょう。
・ゴルフでは「ゴルフ場やコースごとに決められているルールの事」をいいます。
R&Aにより定められたジェネラルルールに対して、そのコースの状況にあわせて、そのルールを一部変更したり削除したり、追記したりします。
コンペを開催する時に、当日のコースコンディションに応じて、緊急で必要なルールを設定する場合もこの「ローカルルール」というものに該当します。
例えば、6インチプレースやOBやロストボールの時の前進4打による特設ティーの使用などがこれです。
使用例 「今日のコンペは昨日の雨でコースの至る所に水たまりが残っていますので、ローカルルールとして、そこに入った場合は無罰で出してプレーしても良い事にします」
6インチプレース
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「ボールのライが悪い時に6インチ動かしてプレーして良い事」をいいます。
6インチ(約15センチ)はだいたい手のひらを大きくひらいて親指と小指との距離になります。
それくらい動かして、良いライにボールを移動してプレーしてもOKというローカルルールになります。
本来の意味合いとしては、芝の養生やコース整備の為ではありますが、特に初心者の方に対してプレー進行をスムーズにするためのルールでもあります。
これに関しては賛否両論ありますが、私個人としては賛成で推進派です。
それは、ゴルフは基本的には「あるがまま」が大前提なのですが、競技をする上で決して公平ではない場面も多く存在します。
それは、ある選手は晴れている間にホールアウトできたが、ある選手の時は強い雨が降ってきた、とか、ある選手がショットする時には風は吹いてなかったが、ある選手がショットする時には強いアゲインストの風が吹いてきた、とか、その時の気象状況によってプレーの難易度が変わってきます。
これはまだ、いわいる「天災」なので納得はできます、自分にも気象が優位に働くケースもあるわけですので、完全に不公平ではないと思えます。
ですが、ライが悪い状況、とくにデボット跡にボールが入っているようなケースは少し違います、この原因は、自分の前でプレーしている方が作ったターフをそのまま放置している事によるいわば「人災」と言えるのです。
それであれば、全てのプレーヤーに「6インチプレース」を採用してあげて、全てのプレーヤーが常に同じライという条件でプレーした方が公平であると考えるからです。
プレーの進行をスムーズにすることにも寄与する事でしょう。
・使用例 「今日のプレーはオール6インチプレースでやりましょう」
ロストボール
・一般的には「失ったボール」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「プレー中にボールが見つからなくなる事」と「プレーヤーが所有を放棄した、または捨てたボールの事」をいいます。
プレー中にラフや林などにボールが入り、そこで探しても見つからない場合、ボールを失ったとしてルールにのっとって処置をすることになります、その場合、その探すのに要する事のできる時間は新ルールで「5分から3分に短縮」される事になりました。
3分間探して見つからなかったら「ロストボール」になります。
・使用例 「もう3分間さがしましたが見つからないので、ここはロストボールですね。紛失したと思われる場所からピンまでの等距離にあるフェアウェイの端から2クラブレングスの範囲内で2打罰を受けてボールをドロップしてプレーしてください」
ロフト角
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「クラブフェースの傾斜角度の事」をいいます。
クラブフェースのソールを地面につけたときに地面から垂直に結んだ線とクラブフェースとの間に出来る角度の事をいいます。
この角度が大きければ、ボールは高くあがり距離は出ないクラブになります。
逆にこの角度が小さければ、ボールは低くあがり距離が出るクラブになります。
基本的にはこのロフト角度を利用してボールを打ち分けるのですが、状況によってはあえてロフト角を小さく(ロフトをたてる)したり、ロフト角を大きく(フェースを開く)したりしてショットする事もあります。
・使用例 「バンカーショットはロフト角を大きくしてボールをあげやすくして振りぬくようにしましょう」
ロブショット
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「柔らかく高いボールをうつ事」を言います。
サンドウェッジやロフト角の大きいクラブを使って、なおかつフェースをひらいて、ボールを下からすくいあげるような感覚で高くあげるショットになります。
ターゲットが近くにある場合とか、高さのある障害物のうえを越えてショットする場合に使います。
・使用例 「ここはバンカーを越えてグリーンにのせないといけないので、ロブショットでうまく切り抜けたいですね」
ロングヒッター
・一般的には「長距離打者」というイメージです。
・ゴルフでは「ボールを遠くまで飛ばせる人の事」を言います。
通称「飛ばし屋」と言われ、特にドライバーの飛距離が長い人の事を言います。
ドラコン(ドライビングコンテスト)専門の選手もいるくらい、飛距離だけを競う大会もあるくらい、この飛距離というものはゴルファーにとっては魅力的です。
・使用例 「後半は距離が長いホールが多いのでロングヒッターには有利だよね」
ロングホール
・一般的にはほとんど使う事はないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「距離の長いパー5のホールの事」を言います。
ロングホールではティーショット、セカンドショット、サードショット、パット×2回で、計5回でホールアウトしてパーとなります。
それゆえ、ロングヒッター(飛ばし屋)には上手く行けば、セカンドショットでグリーンに乗せる事も可能で、比較的バーディーがとれやすいホールにもなります。
通常ですと、前半後半の9ホールに各2ホールずつあります。
・使用例 「次のロングホールでバーディーをとって挽回したいですね」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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