ここでは、ゴルフのプレースタイルについて詳しく説明しています。
ただゴルフをするにしてもそこには内容と量によって様々なプレースタイルが存在しています。
自分のライフスタイルに応じて選択する事が可能です。
また、ゴルフ場を選ぶときに、このプレースタイルも一つの参考にしてみて下さい。
目次
ゴルフプレースタイルとは?
先ず、ゴルフプレースタイルについてここで定義しておきましょう。
皆様は「スタイル」というと先ず連想するのが、体型とかへアルタイル、建築、美術、音楽などの様式、文学や文学作品の表現様式、個人や集団に固有の考え方や行動の仕方、等々でしょう。
これをゴルフプレーに置き換えると、
「プレーヤーのニースに合わせてゴルフ場が提供するシステム」
だと、もっとゴルフでは捉えています。
つまり、
プレーヤーが自分のライフスタイルに合わせて選択したり要求するものをゴルフ場側が出来うる範囲で提供しているもの
であると考えます。
ここで注意してほしいのは、スタイルについての認識をゴルファーとゴルフ場側で共有する事です。
ここに、ズレが生じますとトラブルが発生します。
プレーヤーとゴルフ場側、それぞれの立場から捉えたプレースタイルに対する認識の違いが無いように、
事前にゴルフ場を選ぶときに確認をする必要であるという事を覚えておいていただくと良いでしょう。
キャディ付プレー
それでは、ここから具体的なプレースタイルについて説明していきましょう!
先ずは、このキーワードからです。
古いゴルファーや往年のゴルフ愛好者からは、「はぁ?」というセリフが聞こえてきそうですが、あえて「キャディ付プレー」というネーミングをあげたのは、
今やこれが「反主流」であるからだと考えるからです。
全国のゴルフ場で一体どれくらいの「キャディ付プレー」を提供するゴルフ場があるのでしょうか?
とある調査報告では全国のゴルファーにヒアリングした結果、58.6%の人がセルフプレーを支持していたそうです。
逆にキャディ付プレーを望むゴルファーは21.8%にとどまっているとの結果でした。
時代の流れなのでしょうか?
それともゴルフという文化が進化する過程で生じた必然なのでしょうか?
キャディに関しての話はまた次の機会にお話するとして
ここでは、キャディ付プレーとはどういうものなのかを説明する事に注力したいと思います。
前置きが長くなりましたが、ここで捉えるキャディ付プレーとはどういうものなのか?
キャディ付プレーとは
プレーヤーがプレーする全てのシーンにおいて、キャディがプレーヤーをアテンドする事を約束するプレースタイルです。
プレーヤーをアテンドする。
聞きなれない言葉だと思います、「アテンド」、かつては「スチュワーデス」と呼ばれていた人たちは今や「キャビンアテンダント」と言われているらしいです。
折角の機会なので、ここで「アテンド」という言葉の解釈について少し掘り下げて説明していきましょう。
「アテンド」とは本来「心を向ける、注意する」という意味の英語です。
これを日本語で使う時には「人の世話をする事、案内をする事、接待する事」という意味になるそうです。
障碍者の付き添いやお世話をする役割、旅行者のガイドなど、人のお世話をする役割の役目の人全般に使われるという事です。
このあたりに、日本人特有の『おもてなしの心』という真髄を感じますね。
日本はアメリカの文化を学ぶ過程で、英語で書かれた言葉の「解釈」と「理解」を通して発展してきた国ではないかと思います。
ですので、アメリカでのゴルフプレーにおけるキャディの役割と日本でのキャディの役割とでは少しニュアンスが異なっているのかと感じる事があります。
ここからは私の持論になります。
アメリカが捉える「キャディ」の役割は「プレーヤーのスコアを良くする為のアテンド業務」日本が捉える「キャディ」の役割は「プレーヤーを心地よくする為のアテンド業務」
(注)一部、客単価のアップ、収益性の増大を狙った企業側の戦略的な考えで提供しているゴルフ場もある。
日本の(注)の部分を含めると、いずれにしても合理的であると考えるのです。
両者の解釈の違いはあるといえ、最終的にキャディをつけてのプレーを選ぶのか?セルフ
プレーを選ぶのかはあなた次第という事になります。
セルフプレー
これはもはや今の業界のスタンダードのキーワードになってきているのではないでしょうか?
ゴルフ場に予約を入れる際に
特にキャディ付と言わない限りは全てこのセルフプレーになります。
言葉どおり、自分自身でプレーを楽しむスタイルなのですが、
プレーに必要な情報の入手及び評価分析やクラブ選択などは自分で判断してプレーする事になります。
今はこれらをアシストする為にカートにGPSナビが搭載されておりターゲットまでの残り距離やグリーンの芝目がわかるようになっています。
また、携帯アプリでもプレーしながら色んなコース状況がわかるようになっており、スコア管理も出来るようになっています。
そして、カートによるFW乗り入れも実施しているコースも多くなり、キャディなしでも快適にセルフプレーを楽しむ事が可能になっています。
キャディフィを払わずに比較的安価にプレー出来る事から、セルフプレーのシェアはどんどん広がってきています。
私も普段はセルフプレーを選択する事が多いのですが、接待や少しエレガントな気分に浸りたいと思った時にはキャディ付プレーが可能なコースを探して選択する事もあります。
上述しました、セルフプレーの発展にはキャディに代わりテクノロジーによるアテンド業務をカバーしている側面があるのですが、決定的な両者の違いがあるとすれば、それは、
人と人とのコミュニケーションによるリラックス効果があるかないか
でしょう。
プレー中にキャディさんとの会話の中で、気分が良くなったり、ミスをした時のリカバリーの手助けをしてもらったり、プレー中の自分にプラス効果が表れる事も多く存在するものです。
特に旅行で自分の知らない土地でのプレーを楽しんでいる時に、その土地の情報をキャディさんから教えてもらったり、観光ガイドの役割をしてくれたりするケースもあります。
そのあたりも今後AIが発達してコミュニケーションツールとしてのシステムが出来上がったら、完全にキャディ付プレーと同じクオリティのセルフプレーが出現する日もそう遠くはないような気がしています。
1ラウンドプレー
ゴルフは18ホールを消化してスコアを競うゲームです。
つまり、
1番ホールから18番ホールまでをプレーする事を1ラウンドプレー
と言います。
ハーフプレー
これは18ホールではなく、その半分の
9ホールを消化して終了するプレースタイル
の事です。
プライベートでは9ホールでのスコアで競い合っても十分楽しむ事もできます。
1ラウンドに比べで、楽しみは半分ですが、理論上のプレー時間も半分で済むというメリットがあり、自分のライフスタイルに合わせて、午前中の空いた時間、夕方の空いた時間に練習ラウンドとして利用する方も多いです。
スループレー
これは上記の1ラウンドプレーのみで使用されるキーワードです。
18ホールをプレーする間に、前半の9ホールを終了した時点で、40分~90分くらいの休憩をはさんで後半の9ホールプレーをするのがスタンダードです。
スループレーとはこの間の
休憩をせず、18ホールを連続してプレーする
事を言います。
プロの試合やアマチュアの競技でも基本的にはこのスループレーが使用されています。
体力的に自信のあるかたや、帰りの時間を早めて一日を有効に使いたい人に向いています。
追加ハーフ
これは2つのプレースタイルを合わせて可能になるプレーの事で、
1ラウンドプレーした後に更にハーフプレーをする事
を言います。
業界では「おかわり」とも言います。
これを可能にするには、時期的にも夏の日照時間の長い時に、朝の早い時間にスタートして1ラウンドをスルーでプレーして、少しの休憩をはさみ、追加でハーフをプレーします。
トータルで27ホールをプレーするので、体力的にも充実していないと楽しむ事は出来ませんが、
ゴルフが大好きな人にとってはそれでも足りないくらいの感覚なのです。
18ホールのゴルフ場ではどちらか一つは同じコースを回る事になりますが、27ホール以上のコースでは3コースとも違うコースを楽しむ事も可能です。
日の出スループレー
これは夏場の日の出が早い時期のみ楽しめるスタイルです。
日の出と同時にスタートして、18ホールをスルーでプレーします。
具体的には朝の4時にスタートして朝の8時くらいにはホールアウトします。
休みの日の朝の8時、まだ寝ている人も多いのではないでしょうか?
通常の休憩有りプレーで9時にスタートする人は15時くらいに終わるのでほぼ日中のほとんどを使う事になります。
仲間との一緒にいる時間は少ないのですが、純粋にゴルフを楽しんで、残りの時間を有効活用したい人には人気のあるプレースタイルです。
早朝ハーフプレー
こちらは
朝の早い時間帯にスタートして半分の9ホールだけを消化して終了するプレースタイル
の事です。
ゴルフ場にもよりますが、比較的年間を通じて提供する事ができます。
これも一日を有効に使いたい人や、ゴルフのためなら早起きが苦にならない人にお勧めです。
午後スループレー
午後からスタートして1ラウンドを休憩なしでプレーするスタイルの事
です。
午前中に用事を済ませてゴルフを楽しむ人や、早起きが苦手な人にお勧めです。
午後からでもスルーで18ホールを消化する事が出来るので、競技としても成立するのでコンペで利用する事も可能です。
午後ハーフプレー
こちらは
昼の遅い時間帯にスタートして半分の9ホールで終了するプレースタイル
の事です。
先程の追加ハーフプレーもこれにあたります。
こちらは、練習ラウンドとして利用する人が多いようです。
ナイター
こちらは一部のナイター設備の整っているゴルフ場のみで提供可能なプレースタイルです。
全ホールに照明設備が整っており、夜でもボールを見失うことなくプレーする事が可能です。
夏場がメインですが、たまに冬場でもやっているゴルフ場も見かけます。
仕事が終わってからゴルフが出来るというスタイリッシュな感覚が心地いいものです。
競技
これは番外編とも言うべきですが、アマチュアでも参加資格のある試合があります。
資格にもいろいろと制約もあり、どこかのメンバーに所属している事が要件であったり、予選会を通過したもののみであったり、予選落ちもなくて比較的ゆるいルールの試合もあります。
ゴルフのエチケット・ルール・マナーを勉強するうえで、試合に出る事はとてもいい事であると考えています。
最後に
いかがですか?
同じゴルフをプレーするにしてもいろいろなスタイルがある事がお分かりいただけたでしょうか。
「ゴルフは社会性のあるスポーツだ」
と、かつて業界に足を踏み入れた時の上司から言われたことを憶えています。
ルールも社会の変化に応じるようにしてジェネラルルールが改正になったりしています。
プレースタイルも社会の変化に影響されたゴルフファーのニーズに応じて今後も変化していく事が予測されます。
これから10年後、20年後にはどんなプレースタイルが生まれているのか?
それを考えるとワクワクしますね。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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