ゴルフコース内の杭について

『ルール』『エチケット』『マナー』

ここではゴルフコース内の杭について、その内容と処置の仕方を『ルール』『エチケット』『マナー』の観点から解説しています。これを読めば、色んな杭を越えたボールについての処置の仕方に迷うことなくプレーできるようになります。

 

目次

【4色の杭の意味】

コース内には様々な「しるし」があります、それらには境界線や領域、距離を示すものなど、様々です。

今回はここを越えるとペナルティを受けたり、何かしらの処置が必要で、よく入ったりする4種類の杭について詳しく説明します。

 

・黄色杭(イエローペナルティエリア)

ボールが入ったら、1打罰で救済されるエリアです。

池、海、小川、排水溝、、などの区域に、雑木林やブッシュ、砂漠や溶岩地が含まれます。

処置の方法には2つの選択肢があります。

プレーの支障になる場合、杭は動かす事ができます。

 

・赤杭(レッドペナルティエリア)

ボールが入ったら、1打罰で救済されるエリアです。

黄色と同じく、池、海、小川、排水溝、、などの区域に、雑木林やブッシュ、砂漠や溶岩地が含まれます。

処置の方法には2つの選択肢があります。

これに

「ラテラル」の2クラブレングス救済エリアがプラスされています。

プレーの支障になる場合、杭は動かす事ができます。

 

・青杭(修理地)

芝の張替えや養生中の場所や修理地で、プレー禁止区域になります。

通常は、その境界線を白線を引いて示している場合が多いです。

罰無しで救済が受けられます。

また、積まれた芝草は修理地あつかいとなります。

プレーの支障になる場合、杭は動かす事ができます。

 

・白杭(OBアウトオブバウンズ)

コースの境界の外側で、ボールが入ったらプレー禁止。

1打罰で元の場所から打ち直しか、2打罰でフェアウェイからプレーできます。

白杭は境界物であり、動かす事は出来ません。

 

【それぞれの処置の仕方について】

・黄色杭(イエローペナルティエリア)

『ルール』

競技中ですと。

① 罰無しでそのままプレー

 

ペナルティエリア内でボールを直接打ちプレーできるのであれば罰無しでそのままプレーしてもOKです。

 

② 1打罰で2つの選択肢から打ち直し

1.前に打った地点に戻って打ち直す

 

この場合、前に打った「できるだけ」近い地点にドロップします。

その場合、ボールを交換してもいいので、種類を変えてもOKです。

 

 

2.ボールが境界を最後に横切った地点とホールとを結んだ線上でそのペナルティエリア後方に

ドロップします。

 

ペナルティエリアの後方であれば制限はありません。

好きな地点に基点を決めて左右1クラブレングスのエリアにドロップします。

 

『エチケット』『マナー』

ではプライベートではどうでしょうか?

まず、⓵のやり方はあまりお勧めしません。

ペナルティエリア内は池の水の中であったり、長めのブッシュであったり、異常なライとなっています。

そこから、ショットをする事はかなりの技術が必要となりますし、場合によってはけがをする事もあります。

よく、プロの試合で浅い池の中から水切りショットをしているカッコいいプレーを見たりしますが、それはプロの世界でのお話。

くわえて、ショットの前の準備に時間がかかり遅延プレーを誘発するような事にもなります。

時間をかけずにかつ安全にプレーするためにも⓶の2の処置の仕方をアマチュアや初心者にはお勧めします。

前の地点に戻る事は時間がかかりますし、それなら暫定球を打っておくべきだと思われますし、「もっとゴルフ!」では、できるだけ暫定球は打たない事を推奨しています。

まわりへの配慮を考えますと、少しでも前進できてリスクの少ない⓶の2の処置をするようにしましょう。

 

・赤杭(レッドペナルティエリア)

『ルール』

競技中ですと

イエローペナルティエリアと同じ処置に加えて選択肢があと1つ増えます。

増える選択肢は、

1打罰でボールが境界を最後に横切った地点を基点にして、そこから2クラブレングス以内の救済エリアにドロップできます。

イエローと違うところは、境界線を越えた地点とホールとを結んだ線上の後方でなくても良いという事です。

『エチケット』『マナー』

ではプライベートではどうでしょうか?

ケースバイケースですが、自分のプレーしやすい方を選んでプレーしましょう。

例えばペナルティエリアが池だった場合、ホールと結んだ後方線上ですと、再び池越えのショットが要求されますね、これよりは横切ったところから2クラブレングスの救済エリアが打ちやすいライであるのなら、こちらを選択した方が、リスクが少ないでしょう。

黄色杭よりも赤杭の方が選択肢も多く、プレーしやすいという事になりますね。

 

・青杭(修理地)

『ルール』

競技中ですと

無罰でホールに近づかないニアレストポイントから1クラブレングス以内にドロップします。

『エチケット』『マナー』

基本的にルールと同じ処置で大丈夫です。

ここで、間違わないでほしいのは、これまでのペナルティエリアではプレー可能ならそこからプレーしても良かったのですが、この修理地というのは、そこでプレーされては困る場所ですので、

必ず外にボールを移してプレーするようにしましょう。

 

・白杭(OBアウトオブバウンズ)

これはもう、みなさんご存じ「ゴルフ最大の救済措置」ですね。

これにつきましては『ゴルフプレー中のOBについて「OBは最大の救済措置!」』で詳しく解説していますので、ここでは簡単に説明しておきます。

『ルール』

競技中ですと

  • 1打罰で元の地点から打ち直し
  • 2打罰でフェアウェイからプレーできます。

『エチケット』『マナー』

プライベートでは、距離と時間を短縮するためにも⓶または特設ティーの利用をお勧めします。

 

【まとめ】

『ルール』 『エチケット』『マナー』
イエローペナルティエリア ・そのままプレーしてOK

・1打罰で救済を受けられる

無理してそのままプレーはしない、優しい方を選択する。
レッドペナルティエリア ・そのままプレーしてOK

・1打罰で2つの救済措置あり

無理してそのままプレーはしない、優しい方を選択する。
青杭 ・無罰で救済を受けられる 修理地内では絶対にプレーしない。
白杭 ・1打罰で元の地点から打ち直し

・2打罰でフェアウェイからプレー

暫定球や打ち直しはしない。

距離と時間を短縮させる方法でプレーする

 

いかがですか?

 

よく、黄色杭と赤杭との違いは何ですか?と聞かれます。

これを読んで頂けたら違いが分かって頂けたと思います。

 

ペナルティエリアに入ってもあせらず迷わずに処置できるようになって、スマートなゴルフファーを目指しましょう!

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました