ここではゴルフ場レストランについて考察しています。
一般のレストランとの違いは何か?
これらの疑問に対して説明していきます。
目次
ゴルフ場レストランの特徴
まずは、ゴルフ場レストランの特徴について考えてみましょう。
一般的な飲食店との違いは、
専門店ではないという事
そして、
それゆえに、メリットとデメリットがあります。
メリット
メリットとしては専門店ではないがゆえに、
どんなメニューを提供できるという自由度です。
和食、洋食、中華、
私たちは飲食店に行く前に、
ゴルフ場のレストランにはその専門性がありません。
かたよりがないというべきでしょうか?
いろんなジャンルのメニューを提供する事ができます。
もちろん、料理長の得意分野や、
作り手からすると自由度が高く、
お客様からすると、
デメリット
一方でデメリットもあります。
デメリットは、ゴルフ場で食事をするときの特性によるものです。
ゴルフ場での食事はプレーの前半と後半との限られた時間に済ませ
ゆえに、
作る方も食べる方も早く出来上がって早く食べられるものが良いの です。
そこに量や質を求めるのは難しい事なのかもしれません。
また、
材料原価や人件費も利益重視の観点から抑えられているところが多
しかし、ゴルフ場で食べる食事は美味しいものです。
それはおそらく雰囲気でしょう。
好きなゴルフを楽しんで、
お酒でも入った時にはもう、気分も最高になります。
そんな、
日常とは違う、
メニューに関して
さて、
専門店ではないので、
カレー、うどん、そば、ラーメンなどの定番メニュー。
パスタ、サンドイッチなどの女性に人気のライトメニュー。
小鉢のついたお盆の上にまとまる定食メニュー。
ステーキ、ハンバーグ、ビーフシチュー、
などなど、ゴルフ場の規模にもよりますが、
これらのメニューはゴルフ場側で決めることもあれば、
大切なのはバランスです。
一つのジャンルにかたよったり、
メニューを決定する会議や試食会などではお客様にいかに楽しんで
サービスに関して
ゴルフ場レストランでのサービスについて話しておきましょう。
1番大切なことはスピードです。
プレーとプレーとの間で食事をするのですから、
そして、オーダー順に食事を提供するのは勿論、
同じ組で提供する食事は同時に出すということです。
ゴルフ場レストランでは一般的に4人掛けのテーブルがメインで、
例えば、同じ会社の上司と部下が同じテーブルに座っていた場合、
上司は必ずと言っていいほど、「温かいうちにどうぞ!」
また、
ですので、
同じテーブルには全員の分を同時に配膳するようにレストランスタ
また、ゴルフ場レストランでは、
前半のプレーが終わった段階で、「今日の調子はどうですか?」
食材原価について
さて、
これは、あくまでも私の経験から話す事ですが、
一般的な飲食店と比べるとゴルフ場レストランでの材料原価は低い
そこには競争原理が比較的薄い事が影響しています。
ゴルフ場レストランでは黙っていてもお客様は食事をしに来ます。
一般的な飲食店に必要な営業努力が必要ないからです。
もうひとつ。
プレー代に食事代が含まれている料金形態では、いわば
「
食事はサービス」
という認識もあります。
レストランが外注である場合とそうでない場合とでも異なってきま
しかし、
それゆえにゴルフ場レストランの調理人は比較的安い材料単価で美
現場では、支配人から「もっと美味いもの作れないかなぁ?」
各持ち場について
さて、
ゴルフ場レストランにはホール、キャッシャー、デシャップ、
事業規模にもよりますが、
各持ち場にはそれぞれ1名〜
ホールでは出来上がった料理の配膳やお客様とのコミュニケーショ
キャッシャーは、
デシャッブでは、
洗い場では大量に戻ってきた食器類を廃棄するものと洗浄するもの
最後に調理場ですが、これも事業規模にもよりますが、
ゴルフ場レストランではオーダーから7分間で食事を提供するとい
最後に
いかがですか?
ゴルフ場レストランの特徴が少しでもお分かりいただけたでしょう
ゴルフ場にはプレーを楽しみに来るお客さんがほとんどですが、
そんなレストラン運営なので、
どのゴルフ場もいろんな嗜好を凝らしてお客様に楽しんでもらおう と日々努力をしているのです。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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