ゴルフのプロとアマチュアではラウンド時間に差が出るの⁉

ラウンド時間

これまでゴルフプレーの際のラウンド時間

についてのお話をしてきました。

その中でラウンド時間にはゴルフの

腕前はそんなに影響しないとの持論を

展開してきました。

詳しくは以下のブログを参考にしてみて

下さい。

 

『初心者でも安心ゴルフのラウンド時間は上手い下手ではない』

『ゴルフプレーのラウンド時間を短縮する為に自分で出来る事』

『ゴルフプレーのラウンド時間を短縮できるためにゴルフ場に出来る事』

 

そんな中、今回はプロとラウンド時間について

話す機会があったので、その話をもとに

プロとアマチュアの違いとは?

本当に腕前が影響するのか?

という事について詳しく話してみたいと

思います。

目次

ラウンド時間に対しての認識の違い

そもそも、プロとアマチュアとでは

ラウンド時間に対しての『意識』に大きな違い

があるという事でした。

プロは競技としてのルール

プロは試合としてゴルフをプレーしています。

試合なので、厳格なルールがあり、

その中には遅延プレーに対するペナルティ

もあります。

これを食らっては試合自体が成立しないのは

プロが一番良く知っています。

プレー中にジャッジに困ったときには

競技委員を呼び、その指示に従う。

そんな特別な事情が無い限りは、

状況判断も素早く行い、ショットも速やか

に、メリハリをつけた動きをします。

やはり、プロは多くのギャラリーの

前でプレーしているという事、

高額の賞金がかかっているという事

などから、

プロは必然的に真剣勝負としてゴルフをする

と言う事でしょう。

アマチュアはマナー

これに対してアマチュアの場合は、

試合に出場した場合は除いて、ほとんどの場合

そんな、厳格なルールや縛りみたいなものは

ありませんよね。

私もそうですが、とにかく楽しみたい。

ワンショットを気持ちよく体験したい。

という思いが強く、ふと自分のプレー時間が

どれくらいかかっているのかという事を

意識していないケースが多いのです。

初心者だったころは同伴者に

『もう少し急ぎましょうか、後ろが詰まって

きていますから。』

と注意を受けたりしたことがありました。

ですが、それによってペナルティをうける事も

ラウンドを中止させられたりする事もありません。

ですが、もし自身が遅延プレーをしているのなら、

同伴者に迷惑をかけてしまっている

という事を認識したいものです。

同伴者は親しくてもそうでなくても、相手を

大切に思う事で遠慮するケースが多いと

いう事を心にとどめて、自分で気づくように

していきたいものです。

 

ラウンドそのものに対しての認識

これはプロの方と一緒にプライベートで

ラウンドした時に感じた事です。

プロはプライベートでも真剣

その時は前日から宿泊をして、翌日に

プレーという楽しいゴルフプランでした。

どちらかと言うと、私的には前日の宴会

の方が楽しみで、プロとのゴルフ談議に

花を咲かしたいと思っておりました。

もちろん、その日はとても楽しい時間を

過ごせたのですが、宴会の途中で、

プロが

『もうこれまで』

とお酒をとめた時に、私はうかつにも

『もう少し良いじゃないですか、

明日はゴルフなんだし』

と酔った勢いで言ってしまったのです。

これに対して、プロが

『貴方にはただのゴルフプレーかも

しれないが、私はプロゴルファーだ。

貴方たちの前でプロらしからぬプレー

を見せるわけにはいかない。』

と。

そして、翌朝のはやい時間にホテルの

ベランダで入念にストレッチをしている

プロをみて、

『昨日は大変失礼な事を言いました』

と、謝罪した事を憶えています。

プロは試合でなくても、プライベートで

ギャラリーがいないとしても、

常に自分を律してプレーをしている

のだという事を痛感した瞬間でした。

ラウンド時間に対する意識の話をする

以前に、プレーに対する姿勢がそもそも

違っているという事でしょう。

アマチュアはレジャー気分

よくゴルフ場に行くと、前日のお酒が

抜けきっていない方を見かけます。

おそらく、前日には楽しくて深酒して

しまったのだと思います。

それはそれで、おとがめするつもりは

私にはありませんし、そんな資格も

ないのは承知しています。

ただ、体調だけには十分に気をつけて

ほしいものです。

前日の深酒と睡眠不足、朝食もまともに

とらずに、野外でスポーツをするのは

危険を伴います。

特に夏のプレー中に熱中症になる

方の多くにこのような方が含まれると

聞きます。

先程のプロの話のように、アマチュアには

ゴルフプレーに対しての真剣みが足りない

のです。

でずが、前日のお酒が残っているとか当日の

体調不良とかはないように、

しっかりと自己管理しておきたいものです。

これはもうラウンド時間以前の問題で

あるかと思ったりもしますね。

 

ラウンド中の状況判断

これはプロとアマチュアとの大きな違い

であると思います。

かつて松山英樹選手の試合後のコメント

で印象的だったのが

『今日はとても頭が疲れた』

という事でした。

それだけゴルフというスポーツは

プレーに関してもそれ以外の事でも

考える事がたくさんあるという事でしょう。

プロはショットの前に完了している

プロにラウンド中にどんな事を考えて

いるのですか?

とたずねてみると、

『ショットの前には準備するべきことは、

考えも含めて全て完了している。』

と言います。

そして、常にショットの結果を自己分析評価

して、原因を解明したら、改善して次に

活かしていくそうです。

そして、同伴競技者がプレーしている

時はそれをしっかりとみている。

プレー全体に余裕がある。

アマチュアは自分のプレーで精一杯

では、私たちアマチュアはというと。

ショットの前に状況判断も考えも含めて、

全て完了しているでしょうか?

しかも制限時間以内に。

応えはNOだと思います。そして以前お話

した通りプロのようなショットは出来ない

ので、私たちはもっと

シンプルに自分の出来る範囲で考えて

ショットするべきであると考えます。

その戦略的な思考の時間と、現実の

ショットとの整合性、ここに、プロと

アマチュアとの大きな違いがあると

思っています。

『あまり深く考えずに』とは言いませんが、

夢のようなショットをイメージして、

結果トラブルになるような事をしては

スコアもラウンド時間も悪くなります。

自分の出来る範囲でプレーして、今の

自分にひとまず満足して、次に進んでいく

ように、心に余裕を持ってプレーすれば

まわりをよくみる事も出来るようになると

思うのです。

 

 

特にグリーン上での所要時間

これはお気づきの方も多いと思うのですが、

プロの試合をみていると、グリーン上での

所要時間がショットと比べると多いように

感じます。

プロは比較的長い

プロはパッティングの重要性を知っている。

プロのレベルだとショットでの差はそれ程

なくて、パッティングで勝敗が決する事

が多い。

300yのドライビングも1メートルの

パッティングも同じ1打。

少々外してもいいショットと、絶対に

外してはいけないパッティングとでは

後者に時間をかけるのは当然の事

であるのかもしれませんね。

アマチュアは比較的短い

しかし私たちアマチュアはグリーン上で

時間をかけない、かけたとしたら、

それはピン位置が難しくて、なかなか

カップインしない事による。

それでもトータルの時間としては

プロの方が短いはずです。

これはプロと一緒にラウンドしてみると

感じる事ですが、

プロがパッティングの一連の動作を

している間、第三者がそれを待つ時間

というものは決して長くは感じない

ものです。

それは、プロの動作に無駄がなく、

緊張感が漂っているからだと思います。

要するに

プロの動きには一切の無駄な動作が無い

という事でしょう。

 

ショットに要する所要時間

ではショットに要する時間ですが、

これも、事前の状況判断や、ショット

の正確性などによって、プロと

アマチュアの間には差が生まれます。

プロは比較的短い

プロがショットする際に感じる無駄な

時間は、前組が空くのを待つ時間のみ

であると感じます。

それ以外は、

プレーゾーンに到着する前に、

状況分析やコース戦略も頭の

中で完了しているといいます。

あとは、いつも通りのプレショット

ルーティーンを行い、正確なショット

を放っていく。

みていてかっこいいし、憧れますね。

アマチュアは比較的長い

さて私はといいますと。

先ず、プレーゾーンに来てから考えます。

それも漠然と大まかに、だいたいこの

あたりにと。

風もライもそれ程気にしません。

そしてショットをするのですが、ミスの

確率も高く、時にはトラブルになる

事もあり、無駄に時間を費やす事に

なります。

これは技術的な事だと思いますが、

大きくは事前準備不足

が招くことであると思います。

戦略なしにショットするのですから

原因もはっきりとわからず、改善の

為の具体策も出てきません。

上手くなるわけがありませんね。

皆がそうだとは思いませんが、

ショットの前の準備をしっかりと

する事で、スコアもラウンド時間も

少しは改善できるのかなと思います。

 

 

実質的な所要時間は同じ⁉

そしてプロのラウンド時間なのですが、

実は終わってみれば私たちとそれ程

変わらないのです。

少しだけアマチュアのかたを持って

お話しますと。

プロの方が4Bでラウンドした場合

ハーフ(9H)2時間くらい

は普通にかかるそうです。

その差はプレーの内容

ただし、プロが本気になって、ラウンド

時間だけにこだわりプレーした場合、

1時間そこそこで回ることが出来るのです。

そしてパープレーであがってくるという。

やはりアマチュアとは次元が違うの

でしょう。

プロはハイレベルな思考が要求される

プロに聞きました。

以前、試合の最終日、トップの組で

2Bでスタートした。

18H消化して3時間で終了した。

その時、大会運営サイドから、

『お客様の為にももう少しゆっくり

ラウンドしてください。はやすぎます』

と。

プロは、ただプレーするだけではなく、

勝負の事、ギャラリーの事、ルールの事、

大会運営側の事情やその他、色々な事を

考えながらプレーしているのですね。

アマチュアは楽しむ事がメイン

私たちは、はやすぎるラウンドは注意される

事はありません。

しかし、全てのプレーヤーがはやいわけでは

ないので、そのぶん昼食休憩が長くなることが

ありますよね。

そんな時は、心を落ち着けて、昼食を

少し長く楽しむように出来るようにしたい

ものです。

私たちは、仕事休みの日に、好きなゴルフを

楽しみに来ているわけですから。

 

腕前はラウンド時間に影響するのか?

最後にプロにこの質問を投げかけてみました。

プロは私の持論と違い、

『腕前は、少しは影響するものだ』

と言っていました。

しかし、それは突き詰めていくと、

これまでお話しした、状況判断等の

『ショットの前の事前準備』が足りない

という事でした。

技術的な腕前は重要ではなく、やはり

ラウンド時間に対する『意識』の

問題であるという事なのでしょう。

 

【まとめ】

プロとアマチュアとの違いは

①ラウンドそのものと所要時間に対しての認識が違う

②ラウンド中に考える事のボリュームが違う

③プロはショットとパッティング、メリハリのある時間配分を知っている

④プロはラウンド時間そのものをコントロールできる

⑤ラウンド時間は腕前よりも「思考」と「意識」が重要

適正なラウンド時間で快適にゴルフを楽しみたいものですね。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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