働く現代人へ伝えたいゴルフスウィングの勧め!

元ゴルフ場支配人の独り言

突然ですが、あなたは一日のうち何時間座って仕事や生活をしていますか?

ある統計では現代人は一日の60%は座っているというデータがあります。

そして衝撃的なことで私たち日本人は世界で一番座っている時間がながい民族だといわれています。

そんな「座り過ぎな現代の私たち日本人」に私からの提案です。

 

目次

世界の平日の総座位時間

2012年のシドニー大学が行った調査結果によると、

世界20か国の総座位時間の平均は300分/日(一日平均3時間20分)であり、私たち日本人の平均は420分/日(一日平均7時間)で世界一座っている民族であるという事です。

ランキングは以下のとおり。

1位日本 2位サウジアラビア 3位台湾 4位ノルウェー 5位リトアニア 6位香港 7位チェコ共和国 8位スウェーデン 9位スペイン 10位カナダ 11位ベルギー 12位アルゼンチン 13位アメリカ 14位ニュージーランド 15位中国 16位オーストラリア 17位インド 18位コロンビア 19位ブラジル 20位ポルトガル

このアンケート結果を掲載しているサイトでは

「日本人は1日のうち非常に多くの時間を座って過ごしていて、世界的にみても突出している(座り過ぎている)」

とコメントされていました。

 

座り過ぎることによるデメリット

さらに、座り過ぎていることによる健康被害についても言及されています。

  • 肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発する。

  • 1日11時間以上座る人は、4時間未満の人と比べると死亡リスクは40%アップする。

  • 1日9時間以上座る人は、4時間未満の人と比べると糖尿病のリスクが5倍高くなる。

  • 長時間の座位が記憶形成に関わる脳領域を薄くし、認知能力を低下させる。

このように、飲酒や喫煙と同じくらい座り過ぎは健康を損なうリスクがあると警告されています。

デスクワークの弊害

特に仕事上でデスクワークの多い人にはさらに耳の痛い話になりますが、長時間のデスクワークにおける弊害もランキングされていました。

1位目の疲れ 2位腰痛(軽度) 3位首の痛み 4位肩こり(軽度) 5位足の冷え 6位背中のこり 7位臀部痛(お尻の痛み) 8位頭痛 9位肩こり(重度) 10位手の冷え 11位足のしびれ 12位腰痛(重度) 13位足のむくみ 14位特になし 15位痔の痛み 16位坐骨神経痛

私も今の仕事(ゴルフ場開発)の中で、一日9時間の拘束労働時間の中で6時間ほどは座って仕事をしています。

1時間もデスクワークをすると上記7位にあるお尻の痛みを感じることがありますし、健康チェック機能が搭載されたスマートウオッチから「立って体を動かしてください」とのアラートがなります。

長時間座っているとエコノミークラス症候群を合わせて体の血流が良くないという自覚症状も感じてきます。

 

対策

今回の話題についてネットで調べていると座り過ぎている私たちのするべき対策について4つほど書かれていましたので紹介します。

30分に一度立ち歩く

先ほどのスマートウオッチからのアラートもそうですが、30分に一度はデスクワークを中断して少しでも立ち歩く時間を作ることです。

スタンディングデスクの導入

これは立った状態でデスクワークができる便利なもので、これを使う事のメリットは、「腰痛、肩こり、痔の改善」「集中力を高め、生産性を向上させる」「眠気の抑制」などがあるという事です。

特に購入したりするのもお金がかかるので、今あるデスクの上に台を置き丁度いい高さに調整して立ったままデスクワークをするのもいいかと思います。

正しい座り姿勢を身につける

これが私個人としては一押しの対策で、ポイントは以下の6つ。

  • 椅子に座るときは前かがみでお尻をぐっと一番後ろまで引く

  • あごを引き背筋を伸ばす

  • 肩の力を抜きリラックスする

  • 椅子にひじ掛けがある場合、肘は肘掛けに置き、90度になるように心がける

  • ひざが股関節と平行、またはわずかに高くなるようにする

  • 机と椅子の間が開きすぎないよう調整する

これは私も常に意識しています、またこの正しい座り方は長時間座っても疲れない座り方でもあるので、これをやってもなおかつ30分に一度は立ち歩くことをすることを忘れないようにしましょう。

チェアクッションを使う

これを利用することで正しい座り姿勢をサポートしたり、お尻の痛みなどを軽減したりするのに効果があるという事です。

 

気分転換、運動不足解消のためのゴルフスイング

さてここまで現代の私たち日本人は世界一座っている時間が長い、長時間座ることのデメリットとその対策についてお話してきました。

ここからはそんな悩みをもつゴルファーはもちろん、そうでない方に対しての私からの具体的な提案です。

 今回私が勧めたいのはゴルフプレーではなくてゴルフスイング、正確に言うと「素振り」です。

 先ほどの対策の中にあった30分おきの座位から離れて運動をする時にゴルフの素振りを取り入れるのです。

それぞれの職場環境によってやり方には工夫が必要です。

周りへの配慮が必要なので、できるだけ広いスペースは確保したいところです、会社の屋上や屋外でのスペースがベストでしょう。

できるだけヘッドの最下点を確認しながら滑らせたいので芝の上がベストですが、なければ小さな人口マットを敷いてスイングするのも良いでしょう。

また、ゴルフクラブを会社に持ち込めない場合は傘や短めの棒でもいいですし、素手でシャドウスイングだけでも良いと思います。

素振りのメリット

ではここで、素振りのメリットについて私なりの見解を話したいと思います。

ゴルフスイングには基本があり、正しい動きをした結果、正しいインパクトをむかえ、狙った方向にボールが飛んでいくと考えます。

しかしながら、スイングだけではなくスタンスやアドレスなどの構えが間違っていたり、風などの状況に影響されたり、ショットは総合的な理由によりその結果が左右されるものです。

よく、練習場でボールを打つときにその結果だけをみて、スイングを判断することがありませんか?

ゴルフではマイナスかけるマイナスはプラスという現象がよくおこります。

アドレスは間違っていたが、スイングもミスしたおかげで狙ったところにボールが飛んで行った経験はアベレージゴルファーならだれしもあることだと思います。

うまい人は、必要なものひとつひとつが正しく正確にできているので安定したショットが打てるのではないかと考えています。

要するに

ボールを打つのではなく、素振りをすることで正しいスイングが身につく

のではないかと考えるのです。

しかも、その効果的な練習と健康的な運動とが同時に出来るとなれば、これをやらない手はないと思います。

 「デスクワークの時は30分毎にゴルフの素振りをする」

これで、健康的になれて仕事の効率化も図れ、ゴルフも上達する。

ぜひ、やってみていかがでしょうか?

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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