ここで紹介するゴルフ用語は
レイアウト、レイアップ、レーキ、レイドオフ、レギュラーティー、レッドペナルティエリア、レディゴルフ、レート、レートヒット、レングス
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。
ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。
すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
レイアウト
・一般的には「配置」「配列」「ショップや催し場での商品陳列」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「コースの中のグリーンやバンカー等の配置の事」をいいます。
正式には「コースレイアウト」、略して「レイアウト」と呼ばれていますが、コースの中にある、ティーインググランド、フェアウェイ、ラフ、バンカー、木、池、障害物、等がどのように配置されているかを表現しています。
これらがバランスよく配置されているコースは高く評価されます。
ですが、これは人によって好みは違います。
例えば名匠デズモンド・ミュアヘッドの作ったコースをいくつかラウンドしましたが、とにかくどのコースも難易度が高くていいスコアが出ません。
ですが、その造形美は素晴らしく、バンカーの形も工夫されていて、見た目には美しい限りです。
そんな、コースの作り手の事を知ってラウンドするのも楽しみの一つですね。
・使用例 「このコースのレイアウトと私は相性が良いので、いつも良いスコアが出ますね」
レイアップ
・一般的にはあまり使う事のないゴルフ専門用語ですね。直訳すると「貯める」「蓄える」「置いておく」という意味です。
・ゴルフでは「安全策として打ちやすいところにショットする事」を言います。
例えば、自分の位置とグリーンとの間に池がある場合、直接グリーンを狙うと距離的に池に入るリスクがある時に、いったん池の手前にボールを運び、次のショットでグリーンを狙う、その時の池の手前に距離を控えてショットする事を「レイアップする」と言います。
私は「大人の選択」と呼んでいるのですが、自分の能力以上の事をしないという意味では大人なのでしょう。
その日の自分の調子や状況にもよるのですが、自分の感覚で「行ける!」と思った時は、リスクを負ったショットにチャレンジする事も必要でしょう。
常にレイアップばかりするのも楽しくはないのかもしれません。
この辺はプレーヤーの性格も出ますよね。
・使用例 「前の木がどうしても邪魔になるのでここはレイアップして横に出して次のショットでリカバリーするようにしよう」
レーキ
・一般的にはあまり使われていませんが、農業に携わる人なら知っている「短い鉄の歯を粗い櫛状に並べた農具」の事をいいます。
・ゴルフでは「バンカーでショットの跡や足跡をならす為の道具の事」をいいます。
通称「バンカーレーキ」といいます。
バンカーショットの跡は必ず自分でバンカーレーキを使って直すように習慣付けましょう。
その為にもバンカーショットの為にバンカーに入る前にバンカーレーキを入り口付近に置いておくように準備しておきましょう。
・使用例 「バンカーの大きさにもよりますが、バンカーレーキはバンカーの周りに3つは置いてほしいですね」
レイドオフ
・一般的にはほとんど聞く事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「トップの位置でクラブがターゲットの左側を向いている状態の事」をいいます。
この反対がトップの位置でクラブがターゲットの右を向いている「クロス」と言われる状態です。
通称「レイドオフ」は「クラブがねている」と言われる事もあり、「クロス」は「クラブがたっている」と言われる事もあります。
理想はターゲットに対してクラブは真っすぐな方が良いと言われています。
トップの位置と言うのは自分では客観的に見る事も出来ませんので、鏡を見ながら、人に見てもらいながら、動画を映しながら、確認した方が良いでしょう。
その時に自分がどちらになっているかで、それを矯正するために「レイドオフ」や「クロス」の感覚でトップを作りスイングするようにした方が良いでしょう。
・使用例 「下半身主導でテークバックをした場合、トップではレイドオフの形になりやすいですね」
レギュラーティー
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「一般男性用のプレーに使われるティーの事」をいいます。
ゴルフ場のティーインググランドには通常このレギュラーティー以外にレディースティー、バックティー、フルバックティー、チャンピオンティー、シニアティーなどがあります。
それぞれ色で使い分けるのが通常で、レギュラーティーは「白」で表示するのが一般的ですね。
・使用例 「今日のラウンドは男性全員レギュラーティーでプレーしてください」
レッドペナルティエリア
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「コース内の赤い杭や線で囲まれたエリアの事」をいいます。
ここにボールが入った場合は、そのまま打つか、1打罰を受けて3つの救済方法(元の場所から打ち直す、後方線上の救済、ラテラル救済)があります。
また、「イエローペナルティエリア」もあり、ここに入ると、そのまま打つか、1打罰を受けて2つの救済方法(元の場所から打ち直す、後方線上の救済)があります。
・使用例 「この池はレッドペナルティエリアです、打てるならそのままプレーしても良いですし、他にも1打罰で3つの打ち直し方が出来ますよ」
レディゴルフ
・一般的には「女性のゴルフ」と思われがちですが、ゴルフでは違います。
・ゴルフでは「準備の出来た人からショットしても良い事」をいいます。
「レディ、ゴー!」のような感覚だと思って下さい。
ゴルフプレーでは基本的にホールに遠い人の方からプレーします。
ですが、それで進行が遅くなるような場合には、たとえ近くても、準備が出来ている人から安全を確認して、相手に先に打つ事を伝えて、ショットする事が新ルールから出来るようになりました。
・使用例 「今日はレディゴルフでラウンドしましょう。」
レート
・一般的には「割合」「歩合」「為替」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「コースの難易度を表す事」をいいます。
通常「コースレート」と呼ばれます、この数字が高いコース程難しく、低いコース程簡単なコースという事になります。
・使用例 「ここのコースはコースレートが高いので難しいですね」
レートヒット
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「腕がクラブよりも先行してボールにヒットする事」をいいます。
ダウンスイングの時から、腕が先行して、クラブは遅れて動くので、このように言われます。
この時の状態を「タメが出来ている」と言われる事もあります。
理想的なヒット状態だと言えますので、これを目指したいですね。
・使用例 「今のショットはレートヒットしていてボールも力強かったですね」
レングス
・一般的にはあまり使う事はありませんが、直訳すると「長さ」です。
・ゴルフでは「特にクラブの長さを単位として表現する事」をいいます。
ルール上で救済を受ける時のその具体的な方法として、「ワンクラブレングス」とか表現したりします。
例えば、救済エリアを決める際にドライバーを使ってその長さを半径とした円を描きその中でボールをドロップする時に「ワンクラブレングス」または「ツークラブレングス」と表現して、処理をおこないます。
・使用例 「そこは救済が受けられますので、ランクラブレングス以内にドロップして打ち直して良いですよ」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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