ここで紹介するゴルフ用語は
ムービングデー、明治の大砲、名門コース、メジャー、メタルウッド、メタルスパイク、目土、メンタル、メンバーシップ
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。
ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。
すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
ムービングデー
・一般的には「移動日」「歴史が動いた特別な日」とかのイメージでしょうか。
・ゴルフでは「4日間のトーナメントの3日目の事」をいいます。
通常、2日間の予選があって、3日目から本選が始まり4日目が最終日という事になります。
その中で3日目のラウンドで順位が大きく動き、その日の勢いや調子や結果が最終日に大きく影響するケースが多いという事から「ムービングデー」と呼ばれています。
また、通常大会3日目は土曜日にあたる事から「ムービングサタデー」と呼ばれる事も多いようです。
また、クライマックスの最終日の後半の9ホールの事を「サンデーバックナイン」と呼び、そこからテレビの生中継が始まったりする事が多いですね。
・使用例 「さあ、今日は大会3日目のムービングデーですね。誰が出てくるか楽しみですね」
明治の大砲
・一般的には「明治時代の大砲の事」ですが、見た人は多くはないでしょうからイメージしようがありませんよね。「二百三高地」という明治時代の日露戦争を描いた映画で、日本軍が使っていた大砲のイメージです。
そこでは、大砲に車輪がついていて移動式で、打つ時には固定しているのですが、打った後にはその衝撃で少し後ろに動くのが特徴的でした。
・ゴルフでは「フィニッシュで後ろに体重が残っている打ち方の事」を言います。
別名「リバースピポット」とも言われ、ダウンスイングからインパクト、フォローにかけて体重が右足側に残りすぎるが為に、フィニッシュで後ろにのけぞるような形になってします悪いスイングの一例です。
フィニッシュの形が、発砲した後の明治の大砲みたいに後ろに動きそうなのでそう呼ばれているのでしょう。
ですが、今はもう令和、時代は変わってきているので、いつまでこの呼び方が通用するのかはわかりませんが、こういう言葉はいつまでも残っていてほしいと感じてしましますね。
・使用例 「明治の大砲になってしまうと、ハンドファーストで打つ事が難しくなってしまいますね」
名門コース
・一般的には「歴史のある」「格式高い」「格付けの高い」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「歴史と伝統、格式があるゴルフコースの事」を言います。
ゴルフに興味を持って、これから楽しみたいと考えている人にとっては、このようなコースはいささか敷居が高いイメージがして、心配になるのではないでしょうか?
ですが、ご安心下さい。
確かに名門と呼ばれるコースもありますが、現在の日本国内のゴルフコースはカジュアルテイストなコースがほとんどですし、かつては名門と呼ばれているコースもカジュアル化しているところも多くなっています。
これからゴルフを始めて、カジュアルなコースでラウンドをたくさんして、楽しんでいるうちにたまにはそんな名門と言われるコースに行ってみて、違う雰囲気を楽しむのも良いかもしれません。
今の情報化社会においては価値観も多様化しています、今までのように「名門コースにしかいかない」とか「カジュアルコースにしか行かない」とかではなく、今日名門コースでプレーした人が明日はカジュアルなコースでプレーしているという事が結構あるのです。
「名門」と「カジュアル」混在してこそそれぞれの良さや価値観が感じられるのではないでしょうか。
・使用例 「明日は名門コースでプレーなので、ドレスコードもしっかりとして、同伴者に迷惑をかけないようにしよう」
メジャー
・一般的には「大きい」「主流」「アメリカベースボールのメジャーリーグ」「ウェストを測る道具」とかのイメージでしょうか。
・ゴルフでは「4大大会の総称として呼ばれる事」を言います。
マスターズ(4月開催)、全米オープン(6月開催)、全英オープン(7月開催)、全米プロゴルフ選手権(8月開催)の事を総称して言うときに使います。
・使用例 「タイガーウッズはメジャーで何度も優勝しています」
メタルウッド
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですよね、直訳したら「金属なのか?木なのか?どっち?」てイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ヘッドが金属製のウッドクラブの事」をいいます。
まだわかりにくいですよね、クラブヘッドが大きめで飛距離を出すために作られたアイアン、ウェッジ、パター、ユーティリティー以外のクラブを「ウッド」といいます。
これはその昔、ヘッドの素材としてパーシモンという種類の木を使っていたことから、そのクラブを総称して「ウッド」と呼んでいました。
ドライバー(1番ウッド)やスプーン(3番ウッド)のようなクラブがその例です。
その「ウッド」と呼ばれているクラブのヘッドが金属に変わってきて、今は純粋にパーシモンのクラブを使う人は少なくなってきました。
そのように今はほとんどの「ウッド」のクラブヘッドは金属製になっているので、このような「メタルヘッド」という言い方もする人も少なくなってきています。
・使用例 「メタルウッドという言葉はあまり聞かれる事もなくなりましたね」
メタルスパイク
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「靴底に金属製の滑り止めが装着されているゴルフシューズの事」をいいます。
以前はこのタイプのシューズが一般的に使われていましたが、近年ではこのスパイクによりグリーンを痛めてしまうために、ほとんどのゴルフ場で使用禁止になっていますし、メーカー側も製造する事が少なくなってきています。
今はそれに代わりソフトスパイクが主流になってきています。
・使用例 「今はほとんど見られなくなったメタルスパイク、もしいい状態で持っているとしたら、貴重なものなので、大切に持っていた方が良いでしょう」
目土
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「デボット跡に芝を保護する為に砂を入れる事」をいいます。
「目砂」ともいいます。
本来は砂と土を混ぜたものをデボット跡に入れていたので、このように「目土」と言われているようですが、通気性や水はけを考えた場合に砂の方が適正だという事で今は目砂が主流となっています。
ゴルフ場のグリーンキーパーの話ですと、デボット跡に目土(目砂)をするのとしないとでは芝の回復が全然ちがうという事でした。
自分が作ったデボットは自分でケアする習慣をつけておきたいものです。
・使用例 「プレー中に手が空いてるときに積極的に目土(目砂)をするようにしましょう」
メンタル
・一般的には「精神面」「DAIGOさん?」てイメージでしょうか。
・ゴルフでもそのまま「精神面の事」をいいます。
ではなぜ、この言葉がゴルフ用語として使われるかといいますと、よく言われる事ですが、『ゴルフはメンタルなスポーツ』だからです。
スポーツですのでフィジカル(身体力)も必要で大事なのですが、それ以上にメンタル(精神面)が重要となるスポーツなのです。
このメンタルの強さがその人のフィジカルを効果的に発揮できるかどうかを決めていると言っても過言ではないでしょう。
コースマネジメントであったり、ミスをした時の心のコントロールであったり、その時の自分の精神状態が空中を切り裂くボールに如実に反映されている事がよくわかる時があります。
いつでも心を落ち着かせて、冷静に判断して選択してプレー出来るようになりたいものですね、そういう意味でもゴルフをプレーすること自体が精神修行の場となっていますので、是非、そのあたりも意識しながらプレーしてみても面白いかと思います。
・使用例 「先日優勝した選手はとにかくメンタルが強いと感じましたね」
メンバーシップ
・一般的には「団体の構成員」「地位や資格」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「会員制の事」をいいます。
これを聞くと初心者の方には敷居が高く、「メンバーシップ」≒「名門」というイメージもあるでしょう。
ですが、ご安心ください、いまはほとんどのゴルフ場がメンバー紹介とかメンバー同伴でなければプレーできないという事はなくなりました。
メンバーシップのゴルフ場でも通常は一般ビジターの来場者の方が多くなってきています。
一部のコースを除いてほとんどのゴルフ場で気軽にプレーする事が出来ます。
・使用例 「今はメンバーシップのゴルフ場もだいぶ変わってきていますね」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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