ここで紹介するゴルフ用語は
ネック、ネット、ネバーアップネバーイン
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
ネック
・一般的には「首」「物事の進行の障害になっているもの」とかのイメージでしょうか。
・ゴルフでは「クラブのシャフトとヘッドとをつないでいる部分の事」を言います。
「ストレートネック」と「グースネック」との2種類があります。
それぞれに特徴がありますので、自分にあったネックを選択するようにしましょう。
ストレートネック
クラブを構えて、ヘッドを見た時にシャフトとクラブフェースとのラインがまっすぐなものがストレートネックです。
操作性に優れていて、ドローボールやフェードボールを打ち分けやすいです。
上級者向けです。
グースネック
クラブを構えて、ヘッドを見た時にシャフトとクラブフェースとのラインが少しずれているものがグースネックです。
右利きの場合、シャフトのラインよりフェースのラインが少し右にずれています。
これはハンドファーストの原理と一緒で、インパクトの瞬間にボールが捕まりやすいです。
すっぽぬけをおさえて、捕まったボールを打つ事が容易になります。
初心者から中級者向けです。
・使用例 「私はストレートネックのアイアンを使っています」「今のシャンクはボールがクラブのネックに当たっていたからだね」
ネット
・一般的には「網状のもの」「バレーボールやテニス、卓球などでコートの中央に貼る網の事」「インターネットの略」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「18ホールの総打数(グロス)からハンディキャップを引いたスコアの事」を言います。
ネットスコアで競うのは、ゴルフ競技における公平性を担保する為です。
もちろん、プロの競技では全てがグロスでの勝負となりますが、アマチュアの場合は上手い人とそうでない人とのグロススコアでは大差がつくことがあり、その差というのは、直ぐには無くならないものです。
そんな人たちとの競技になると出来レースになってしまって、面白みがなくなるので、ネットスコアで競うようになっています。
それぞれの持ちハンデを使って競う「ハンデ戦」、隠しホールでハンデをつける「ペリア戦」とがあります。
ペリア戦はツキや運も大切で、あるホールで大たたきした時にハンデがたくさんもらえて、ネットスコアが良くなるというシステムです。
狙ってそんな事をするわけではないのですが、たまたまミスをしたホールのおかけでスコアが良くなるという不思議なシステムです。
コンペなどに参加すると、このペリア戦で上位に入ると結構うれしいものです。
使用例 「今日のコンペはグロスは良くなかったけれど、隠しホールにうまくハマってネットが良くて優勝する事が出来たよ」
ネバーアップネバーイン
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。昔こんなタイトルの007の映画があったようなきがします。
・ゴルフでは「パッティングの際にカップまで届かなければカップには入らない」という格言です。
パッティングにおいては距離感がとても大切な事だと思います。
その日の自分のプレーを振り返り、何回ショートパットがあったか数えた事がありますか?
ショートパットはカップの手前でボールが止まってしまう事ですが、この場合と、カップをオーバーした場合とで比べてみると、オーバーした場合は入る可能性があるのですが、ショートした場合の入る可能性はゼロなのです。
パッティングを成功させる要素は「距離感(強さ)」」と「方向性」です。
この二つが正しい時にボールはカップインします。
その中で、方向性には「正しい」と「間違っている」とがあり、距離感(強さ)には「長い(強い)」と「短い(弱い)」とがあります。
カップインする場合はこの「方向性」と「距離感(強さ)」の組み合わせでその入る確率が変動するものです。
そしてもう一つ、「方向性」は「距離感(強さ)」に支配されているという事です。
「方向性」そのものが、その時の「距離感(強さ)」によって正しいか、間違っているかに分かれるのです。
良くパッティングが終わった後に、思っていた曲がりと違うケースがありますよね、それは「距離感(強さ)」が誤っていた事に起因する事が多いのです。
それだけ、パッティングでは「距離感(強さ)」が需要であるという事です。
以前、その「距離感(強さ)」をコントロールするのにストロークの幅で調整する事を練習して実践してみたこともありました、いまは全て感覚でやっています。
この感覚を鍛えるのは実践と練習しかないと思います。
暫くプレーを休んでいて、久ぶりにプレーするときに、ショットはしばらくすると調子が出てくるのですが、パッティングの「距離感(強さ)」だけは最後まで調子が戻らないという事が結構ありますよね。
また、この言葉はビジネスや勉強にも使える言葉だと思います。
同じような言葉で「トライアンドエラー」がありますが、やらなければ結果はでない、という事でしょう、やれば失敗する事もあるが、成功する事もある、しかし、やらなければ絶対に成功もないわけですので。
・使用例 「今日はショートパットが多いね、届かなければ絶対にはいらないよ、ネバーアップネバーインだよ」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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