ここで紹介するゴルフ用語は
ジェージーエー、ジェネラルエリア、自然の力、シニア、シャフト、シャンク、修理地、ショート、ショートカット、ショートゲーム、シングル、新ペリア方式
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
ジェージーエー(JGA)
・一般的にはほとんど耳にすることは無いでしょう。
・ゴルフでは「財団法人日本ゴルフ協会(Japan Golf Association)の事」を言います。
日本国内でのゴルフルールをつかさどっているところと認識しておいていいでしょう。
・使用例 「日本オープンはJGAが主催しているトーナメントです」
ジェネラルエリア
・一般的にはほとんど使用する事のないゴルフ専門用語です。
・ゴルフでは「特別に名前がつけられたエリア以外のすべてのエリアの事」を言います。
ホール内の「ティーイングエリア」「バンカー」「ペナルティエリア」「パッティンググリーン」以外のエリアの事を言います。
基本的にプレーする際に特別な処理や特殊なプレー方法が必要ないエリアと認識しておいてかまわないでしょう。
・使用例 「そこはジェネラルエリアだから普通にプレーしてかまいませんよ」
自然の力
・一般的なイメージは「風や雨、台風等の災害など」「でしょう。
・ゴルフでは「風や水、重力などの影響により発生する力の事」を言います。
外的影響の中の一つに該当します。
例えば、グリーン上で風もないのに止まっているボールが動いた場合は、風や水や重力などの自然の力が原因とみなし無罰でボールが動いて止まった位置からそのままプレーをする事になります。
・使用例 「今のは自然の力によるものだから、無罰でそのままプレーして良いですよ」
シニア
・一般的なイメージは「高齢者」「格上」という感じでしょうか。
・ゴルフでは「アマチュアでは55歳以上、プロやアメリカでは50歳以上のゴルファーの事」を言います。
コースに行くと、ティーイングエリアにティーマークがあり、それぞれ違う色をしている事に気づくかと思います。
一般的には
- 白ティー レギュラーティーと呼ばれていて一般男性用のティー
- 赤ティー レディースティと呼ばれていて一般女性用のティー
- 青ティー バックティと呼ばれていてローハンディの上級者用のティー
- 緑ティー シニアティーと呼ばれていて上記のような高齢者用のティー
があります。
たまに、チャンピオンティーと呼ばれる、プロのトーナメントの時のみに使用するティーがあるゴルフ場もあります。
これらの色分けはゴルフ場によって多少の違いがありますので、プレーする前には必ず確認しておくようにしましょう。
それぞれで難易度が変わってくるのですが、一番の違いは「距離」になります。
やはり、シニアになると、ティーショットでの飛距離がどうしても落ちてきますので、一般の人と一緒にラウンドする際にフェアである為に設置されています。
・使用例 「私は来年からシニアになります」
シャフト
・一般的なイメージは「車のドライブシャフトのように何かと何かをつないでいる棒のようなもの」ていう感じでしょうか。
・ゴルフでは「クラブのヘッドとグリップとの間にある柄の部分の事」を言います。
これに懲り始めると大変です。
私も一時期、これにいくらお金を使った事か?腕を磨く前に、道具にたよっていた頃が懐かしいです。
先ず、シャフトには大きく「素材」「長さ」「硬さの度合い」「ねじれの度合い」の4つの特徴があると考えていたら十分だと思います。
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素材について
シャフトの素材になっているものには、「カーボン」と「スチール」の2種類があります。
カーボン(グラファイトとも言います)は樹脂と炭素繊維などで作られています。
小さい力で大きく飛ばすことが可能で、飛距離を重視するならこれを選びます。
スチールは鉄で出来ています。
飛距離よりもコントロール性を重視するならこれを選びます。
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長さについて
ゴルフスイングは円運動ですから、その半径が大きければ大きいほど遠心力は大きく、ヘッドスピードが速くなります。
ところが、長いものほど、自分でコントロールする事は難しくなり、短いものほど、扱いやすくはなります。
これも素材と同じように、飛距離を重視するなら長いシャフトを、コントロール性を重視するなら短いシャフトを選ぶと良いでしょう。
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硬さの度合いについて
これはシャフトの曲がりに関係しています、クラブは棒のようなものですが、スイングではムチのようにしならせて、それを利用してインパクトの瞬間に上手くタイミングを合わせてヘッドスピードが最大の時にボールにコンタクト出来るようにします。
これは、単純に柔らかいとしなりやすく、硬いとしなりにくいのですが、力がある人が柔らかいシャフトを使うと、インパクトの瞬間にタイミングを合わせにくいものです。
すなわち、力のある人は硬いシャフトを使うとタイミングがうまくつかめて、そうでない人は柔らかいシャフトを使う事でタイミングよくインパクトでしなり戻りがくるというメカニズムになっています。
柔らかい順番に「R」「SR」「S」「X」「2X」などがあります。
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ねじれの度合いについて
これは通常、トルクとよばれていて、シャフトのねじれ具合の事を表しています。
シャフトにはスイング中にヘッドを開閉させるような動きも加わります。
小さいころに野球のバットを使って、太い方と細い方とを握ってお互いにねじった時に太い方が勝つ確率は高い事を経験した事があると思います。
あれと原理は一緒で、これも自分にあった力具合で、インパクトの時にヘッドがタイミングよく戻ってくるためのトルク数というものを知っておく必要があります。
これは、クラブを購入する際にショップの店員さんに聞いてみてください。
以上、シャフトもクラブ選びの際には大事な要素になりますので、詳しく調べていくとハマってしまいます、そして、自分に一番フィットするものを見つけた時にはとても嬉しいものです。
・使用例 「君にはそのシャフトは柔らかすぎるのではないのかな?タイミングが合わずにボールが右にふけてしまっているようだね」
シャンク
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね
・ゴルフでは「ショットの瞬間にクラブフェースの根本部分にボールが当たり、勢いよく右に飛んでします事」を言います。
ゴルファーなら一度以上は経験する現象です。
ある日突然、シャンクは私たちを襲ってきます。
これを打った時の感覚たるや「ペチャ」とか「ペチッ」とか音がするくらい、嫌な感覚です。
シャンクが出る時はナイスショットと表裏一体と言われる事もあります。
つまり、クラブフェースの芯から少しだけネック側に当たっているから、惜しいという事でしょう。
これは一度出るとしばらく続く可能性が高いので、もし、ラウンド中にこれが出て打ち直しをする場合には、クラブを変えてショットする事をお勧めします。
・使用例 「こんな大事な場面でシャンクがでるなんて、ついていなかったね」
修理地
・一般的なイメージは「作業中につき立ち入り禁止」て感じでしょうか。
・ゴルフでは「コース内の修理中の区域の事」を言います。
通常は青杭や白線で囲って表示されています。
ここに入った場合は、無罰で外に出してプレーできます。
気をつけてほしいのは、修理地あつかいにするという事は、プレーヤーに対して、快適に公平にプレーできるようにする為と、もう一つは、そこは何かの理由があって、そこでプレーしてはいけない、してほしくないとグリーンキーパーやゴルフ場側が思って設置しているという事ですので、仮にそこが良い状態であっても、必ずそこは避けてプレーするようにしましょう。
・使用例 「そこは修理地なので、無罰で出して良いですよ」
ショート
・一般的には「短い物」「ショートケーキ」「ショートコント」や電気がショートして火花が出るみたいなイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ターゲットに届かないミスショットの事」を言います。
つまり、ターゲットの手前にボールが着弾して思わず「あっ、短かった!」と叫ぶ瞬間の状況を言います。
反対語は「オーバー」
・使用例 「しまった、ショートした」「でもここは後ろに池があるからオーバーするより良かったんじゃない」
ショートカット
・一般的には「近道」「ボーイッシュ」てイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ドッグレッグなどのホールで障害物を越えてターゲットに近づける戦略の事」を言います。
これは『100を切る為の方法』でお話しましたが、90切りが出来るくらいの腕になってからチャレンジする事をお勧めします。
急がば回れという格言もありますので、初心者の内は無理な攻め方はせずに確実にいく方が大たたきせずにすむことが多いと思います。
・使用例 「ここはショートカットして攻めてみよう」
ショートゲーム
・一般的には「短い試合」てイメージでしょうか。
・ゴルフでは「比較的きょりの短いショットの総称」を言います。
代表的なもので「ピッチショット」「チップショット」「バンカーショット」「パター」があります。
「ショートゲームに強くなることがゴルフの上達には大切な事です」とよく言われます。
そして、このショートゲームには技術はもちろん大切なのですが、感覚も重要な気がします。
しばらく休んで、久しぶりにプレーをした時に、大きなクラブでのショットはホールを進むにつれて勘が戻ってくるのですが、ショートゲームだけは、特に距離感が最後まであわないで苦労する事があります。
そして、ショートゲームで大たたきするケースがあり、気分的にも乗ってこないという事になります。
ショートゲームの練習はしっかりとするようにしたいものです。
・使用例 「今日の君との差はショートゲームの差だね」
シングル
・一般的には「一人で」「独身」「薄目のお酒」でイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ハンディキャップが一桁の人の事」を言います。
つまり、ハンディキャップが9以下の人で上級者としての印象がついてきます。
更に、ハンディキャップが5以下の人を「片手シングル」とか「5下」と言われたりして、それは上手い人だと賞賛されます。
・使用例 「○○さん、シングル昇進おめでしょう!」
新ペリア方式
・一般的にはほとんど使わないゴルフ専門用語です。
・ゴルフでは「ハンディキャップを算出方法の一つの事」を言います。
略して「新ペリ」と呼ばれる事もあります。
あらかじめ12ホールを事前に公表しない「隠しホール」として設定しておき、そのホールのスコアをもとにハンデを算出する方式です。
隠しホールで大たたきしたらそれだけハンデがもらえて、最終的に有利になります。
上手い人もそうでない人も公平にゲームを楽しむ事が出来るというわけですが、優勝を狙うにはある程度のスコアは出せるようにはしないといけないです。
また、新がつくという事はただの「ペリア式」というものもあり、これは隠しホールが6つになります。
それゆえ、「新ペリア方式」は別名「ダブルペリア方式」と呼ばれる事もあります。
・使用例 「明日のコンペは新ペリだから、僕でもネットで優勝できる可能性はあります」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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