ここで紹介するゴルフ用語は
スイング、スウィートスポット、スウェイ、スクウェアスタンス、スクラッチ、スタイミー、スタンス、ストローク、ストロークプレー、スパイクマーク、スピン、スプーン、スライス、スループレー
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
スイング
・一般的なイメージは「揺らす」「野球、テニスで道具を振る事」「音楽を聴きながら体を揺らす」て感じでしょうか。
・ゴルフでは「ボールを打つためにクラブを振る事」を言います。
通常は次の6つのアクションに分かれます。
「テークバック」「トップ」「ダウンスイング」「インパクト」「フォロー」「フィニッシュ」です。
この中で「インパクト」が最も重要で、ここが正しく出来ていたらスイングは正解だといえます。
この「インパクト」を正しく行うために、「ダウンスイング」「トップ」「テークバック」が正しく行われる必要があるのですが、その形は人それぞれです。
ゴルフスイングにはそれぞれの個性が現れているのも、とても興味深いものです。
・使用例 「君のスイングはとても美しいね、参考になります」
スウィートスポット
・一般的には「野球やテニスで道具とボールが当たる時に最適な場所」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「クラブヘッドの芯の事」を言います。
ここでボールを捉える事によってボールは最適に飛んでいくという事になります。
近年のティノロジーの進化によって、このスウィートスポットの範囲が広がっています。
ここで捉えた時の感触というのは、素人の私でもわかるくらいの心地いいものです。
打感は少ないものの、軽くボールが飛んで行ってくれてるという感覚です。
・使用例 「ナイスショット!いまのはスウィートスポットに当たっていたでしょう」
スウェイ
・一般的にはほとんど使わないゴルフ専門用語だと思いますが、ネットで検索すると「劇団exileのメンバー」と出てきました。
・ゴルフでは「スイングの時に腰の位置が左右に動いてしまう事」を言います。
これは、よくミスショットの原因を指摘されるときに言われる事です。
インパクトの瞬間には左足体重になっている事が理想的だと言われていますが、左足体重になっていても腰まで左に動いている状態ですと、体の芯がブレてしまって、遠心力が弱くなってしまいます。
そして、ミート率も下がってしまい、ミスショットの原因となります。
・使用例 「今のは体がスウェイしていたからあたりが悪かったのだね」
スクウェアスタンス
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「ボールに正対した時に両足を結んだ線が、飛球線と平行になっている事」を言います。
「オープンスタンス」と「クローズドスタンス」との中間のスタンスとなり、ストレートのボールを打ちたいのなら、スクウェアスタンスにして構えるべきでしょう。
これは言葉では簡単に言っていますが、実際やるとなかなか出来てそうで出来ていない事なんです。
飛球線にたいして自分が平行に構えているつもりでも、アマチュアの多くはオープンか、クローズドになっているようです。
自覚がないので厄介なのですが、これが間違っていると、ターゲットに対して正確にボールを打ちだす事が難しくなります。
せっかく、良いスイングをしたとしても、構えた方向が違う事で、違う方向に良いボールが出る事が良くあります。
その時の原因をしっかりと把握することが出来るようにしておきたいです。
スタンスが違っていたと気づかずにスイングに問題を感じて、そこを直そうとすると、本当の解決にはなりません。
ですので、ゴルフのスイングを習得する前に、この「スクウェアスタンス」がしっかりと出来るようにしておきましょう。
・使用例 「今のはスクウェアスタンスになっていなかったね、それがミスショットの原因ですね」
スクラッチ
・一般的には「削ってあたりを確かめるくじ」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「互いにハンディキャップなしで勝負をする事」を言います。
また、ハンディキャップがゼロの人を「スクラッチプレーヤー」とも言います。
初めてご一緒した人と同じようなスコアでプレーすると、「次回からはスクラッチでお願いしますね」と言われたりします。
これは上手い人から言われる事は大変名誉な事で、嬉しいものです。
・使用例 「君と私はスクラッチで良いよね?」
スタイミー
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語です。
・ゴルフでは「ボールとホールとの間に木や岩などの障害物があって攻略が困難な状態の事」を言います。
そのような状況下で、その障害物の間を抜けたり上を越えてするショットの事を「スタイミーショット」と言います。
上級者でそれなりの腕のある人でないとチャレンジしてはいけないと思います。
スタイミーな状況であれば初心者は無理せずに障害物を避けてボールを安全な場所から打つようにしましょう。
・使用例 「これはなかなかスタイミーですね、どう攻めますか?スタイミーショットできる自信があるのなら果敢に攻めてもいいかと思いますよ。」
スタンス
・一般的には「ビジネス用語で姿勢の意味」「スポーツ用語で立ち方」というイメージでしょうか。
・ゴルフではルールを解説する際の「ストロークする前の足と体の位置の事」を言ったり、スイング理論での「両足の幅の事」を言ったり、「構えた状態の事」を言ったりします。
救済を受ける際に、「スタンスの取れるニアレストポイントから・・・」とか、ボールを遠くに飛ばしたい時に「広めにスタンスをとって・・・」とか、「上手くスタンスが取れないなら」とかの使い方をします。
アドレスした状態の姿をイメージしてその時の「両足の幅」「その状態そのもの」「体の位置」などを全体的に感じると良いかと思います。
・使用例 「そこは上手くスタンスがとれない場所ですね」
ストローク
・一般的には「一つの行程」、水泳の時の「ひとかき」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ボールを打つ意識を持ってクラブを前方に動かす事」を言います。
これは特に、空振りを判定するときに考慮したりするのですが、明らかにボールを打つ意識があってクラブを振って、それがボールに当たらなかったら「空振り」になります。
逆に、素振りが誤ってボールに当たった場合はそれは「ストロークではない」と判断されますが、1打罰で元の位置にもどさなければいけません。
・使用例 「ストロークとはボールを打つ意思を持ってクラブを前に動かす事をいうので、スイング中のバックスイングはストロークとは言いません。」
ストロークプレー
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「プレー中の総打数またはネットスコアで勝敗を決める事」を言います。
ハンディキャップを考慮せずにグロススコアで勝敗を決める場合もありますし、持ちハンデを使って行うハンデ戦、隠しホールを使ってハンデを算出してネットスコアで競うペリア戦、は全てストロークプレーとなります。
これとは別に、トータルのスコアではなく、ホールごとの勝敗で決める試合をマッチプレーといいます。
・使用例 「今度のクラブ選手権はストロークプレーですね」
スパイクマーク
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「ゴルフシューズの底にあるスパイク部分によってできた傷跡の事」を言います。
「スパイク痕」とも言ったりします。
これは、グリーン上で無意識にひきずってしまったり、飛び跳ねたりして出来るものです。
グリーン上では丁寧に歩いたり、行動する意識を持ちましょう。
また、自分以外のスパイクマークを見つけた時は、ボール痕と同様に修繕するようにしましょう。
・使用例 「このグリーンはスパイクマークが多いね」
スピン
・一般的には「回転」とか「ドラマのスピンオフ」とかのイメージでしょうか。
・ゴルフでは「ボールの回転の事」を言います。
ボールの飛距離で大切な要素は「初速」「打出し角度」「スピン量」の3つと言われています。
スピンの種類には、「オーバースピン」「バックスピン」「サイドスピン」とがあり、それぞれが、その量が大きくなればなるほど、その影響が大きくなります。
要するに、「オーバースピン」でスピン量が大きければ、直進性が高く、強烈にドロップする事になり、転がす場合は直進性が高くスピードが速くなります。
「バックスピン」でスピン量が大きくなれば、空中での場合は直進性が高く上昇が強くなり、また、転がす場合は戻る方向の力が強まります。
「サイドスピン」でスピン量が大きいと、スライスやフックの度合いが強くなります。
・使用例 「今のアプローチショットはバックスピンがよくかかっていたね」
スプーン
・一般的には「食事で使う道具」のイメージでしょう。
・ゴルフでは「3番ウッドの事」を言います。
ドライバー以外のウッドは主に、ティーアップせずに直接しばの上から打つ事が多いので、通称「フェアウェイウッド」と呼ばれています。
中でも3番ウッドはその使用頻度が多いために、昔のウッドは中央がへこんでおり、ラフなどに沈んだボールをすくいあげる為に使用されたので、このように呼ばれているそうです。
・使用例 「残り210ヤード、ここはスプーンでグリーンオンを狙おう」
スライス
・一般的には「細かく切ったのも」「オニオンスライス」てイメージでしょうか。
・ゴルフでは「右利きの場合、打球が右に大きく曲がる事」を言います。
飛球線がバナナのように見える為「バナナボール」、カットしたスイング軌道により出る打球なので「カットボール」とも呼ばれます。
また、曲がり具合の激しいものを「ドスライス」と呼ばれる事もあります。
そして、このスライスばかりを打つ人の事を「スライサー」と呼ぶこともあります。
派生語が多いのも、この球種はそれだけ多くの人の悩みともなっているし、よく出る球なのです。
ちなみに私も初心者の頃はスライスに悩んでいましたが、いつの間にかその逆のフックボールに悩むようになり、その改善方法として、プロに「低いスライス」の打ち方を教えてもらい、直した事がありました。
・使用例 「ここは右がOBなので、スライスが出ないように気をつけないといけませんね」
スループレー
・一般的には「無視する」というイメージでしょうか。
・ゴルフでは「前半と後半で休憩を挟まずに連続してプレーする事」を言います。
日本国内のゴルフ場では前半を終了すると、いったん昼食休憩をとって、後半をスタートするのですが、海外では「スループレー」が一般的なプレースタイルのようです。
「スルーで回る」とも言ったりします。
早朝からスタートしてスルーで回るスタイルを「早朝スループレー」、午後からスタートしてスルーで回るスタイルを「午後スループレー」と読んだりしています。
・使用例 「明日のゴルフは早朝スループレーだから、終わる時間は早いよ」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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