ここで紹介するゴルフ用語は
ヤーデージ、ヤーデージ杭、ヤーデージブック
ゴルフ初心者の方の為に、ゴルフで使用する用語の簡単な解説をしています。
ルールを理解するにも、気おくれすることなくのびのびとプレー出来る為にも用語を知っておくことはとても大切です。
すこしでも興味が持てるように一般的なイメージとゴルフでの使い方を比較しながら説明しています。
目次
ヤーデージ
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「コース内での距離を表す単位の事」を言います。
これはイギリスの「ヤード・ポンド法」によるもので、イギリスで距離は「ヤード」、重さは「ポンド」で表現しています。
通常は「〇〇ヤード(Y)」という使い方をします。
1Yが約90㎝です。10Yが9m、100Yが90mです。
これはやはり、ゴルフ発祥の地である事による影響かと思われます。
私もゴルフを始めてからというもの、特に違和感もなく、普通にこの単位で距離を表現しています。
自分の使うクラブでの番手ごとの飛距離は例えば7番アイアンで140Yとか、コース内での距離もヤードで言われるとこれくらいとイメージ出来たりします。
また、最近はGPSを利用したカートナビや専用アプリなどで目的までの距離が表示されるようになってきたので便利になってきました。
距離は基本的には「水平直線による計測」の場合の距離になりますので、コース内にあるアップダウン(のぼりやくだり)を考慮して使うクラブは選択する必要がありますね。
全部ではないのですが、GPSを使った距離測定器の機種によってはメートル単位で表示できるようなものも中にはあるようです。
そして、コース内での距離については、そのロケーションやその日の自分の体調によっても違って見えたり感じたりする事が良くありますね。
・使用例 「ゴルフではメートルではなくてヤーデージで飛距離を表現するので、プレーしながらなれるようにしましょう。」
ヤーデージ杭
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「そこからグリーンまでの距離を示す杭の事」をいいます。
「ヤード杭」と呼ばれる事もあります。
通常は50Y刻みで表示される事が多いようです。
グリーン手前から50Y、100Y、150Y、200Y、250Yの5種類くらいでしょうか。
その距離から一打でグリーンにボールを運ぶ事が可能な距離から表示されているという理解でいいかと思います。
ゆえに全てのホールに設置されているわけではありません。
ショートホールには基本的にはヤーデージ杭は設置されていないコースがほとんどだと思います。
杭には白、赤、青、黄色などで各ヤーデージを表現している事(その場合はスコアカードやカートに案内されています)もあれば、各杭に数字で表記されている場合もあります。
また、杭以外での表現方法もあり、特徴のある木を目印にする事で、コース内を有機的に見せる工夫をしているコースもあります。
基本的にホールの左右に設置されていて、その同じ種類の杭同士を結んだ線上がその距離となるのですが、グリーンが2面あるコースでは、左右どちらかを一つのグリーンに対する距離というふうに使い分けているところもありますので、しっかり確認をしてショットするようにしましょう。
お恥ずかしい話ですが、私は調子の悪い時に、2グリーンのコースをプレーしていて、違うグリーンのヤーデージ杭に従ってクラブ選択をしてショットをした結果、距離が大きくブレるというミスをすることがあります。
・使用例 「ここのヤーデージ杭は、右側は右側のグリーン、左側は左側のグリーンまでの距離を表示しています」
ヤーデージブック
・一般的にはほとんど使う事のないゴルフ専門用語ですね。
・ゴルフでは「各ホールのレイアウトや距離などの情報が詳細に記載されている小冊子の事」をいいます。
よく、プロが試合中にポケットから出して確認している様子を見かけますが、あの時確認しているのがヤーデージブックです。
そこには、そのホールを攻略するのに必要な情報が詳細かつ効率的に記載されています。
例えば、トラップ(バンカーやペナルティエリア等)の位置と距離、グリーンのアンジュレーション、ホールの高低差などです。
そして、プロはこのヤーデージブックを確認した後に、距離を正確に測る為に「歩測」という動作をよくします。
これは、ある地点からの距離が分かった時に、今自分がいる位置を歩測してそこから、狙う位置までの距離を確認する為です。
ちなみに、歩幅は人それぞれなのですが、目安として一歩は約1Yと言われています。
計測したいところまで10歩でいくのならそこまで10Yだという感覚です。
これも今は携帯の専用アプリなどが出来ていますので、それを利用してプレーするのも良いのですが、プレー中に携帯をいじっている姿は誤解を招く可能性もあるので、広く認知されるまでは時間がかかるかもしれませんね。
・使用例 「ゴルフ上によってはヤーデージブックが売っているところもありますので、確認してみてください。あると便利ですよ。」
いかがですか?
ゴルフ用語は一般的に使う言葉を違う意味で使用したり、同じような意味で使用したり、専門用語として造語的な要素もあったりして、知れば知るほど面白いですよね。
雑談のネタになる内容もあったと思います。
是非、何かのお役に立ててください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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