ここでは、ゴルフプレー中に同伴競技者に聞いてもOKな事、それを聞いちゃダメな事についてお話します。『ルール』で決められている事もあり、罰を受けるケースもありますので、是非、知っておきたいですね。
これを読めばあなたも立派なゴルファーになれます。
目次
『プレー前の仲間に使うクラブの番手を聞いた』
どうですか?こんな経験はありませんか?
自分の前にショットした人との会話の中で、
何気なく交わしている会話かもしれませんよね。
『ルール』
実は競技では、プレー前に仲間に使用クラブを
聞く事も、教える事も違反で、教えた側にも
「アドバイス違反」で2打罰となります。
ここで言う「アドバイス」とは具体的に
「プレー方法の判断」「クラブ選択」
「ストロークを行うときに影響を与える
コメントや行為のこと」を言います。
これは、聞く事もそれにこたえる事も
違反になります。
ただし、自分が打ち終わり、相手も打ち
終わったあとなら、今使ったクラブの
番手を聞くのはOKです。
そしてもう一つ、自分のキャディーからは
アドバイスを受けても構いません。
また、共用のキャディーの場合は、
キャディーに仲間の使用クラブを聞いても
罰はありません。
ここは覚えておきましょうね。
もし、キャディー付プレーをしていて、
仲間の方が自分の使用したクラブを
キャディーに聞いて、それに答えても
罰な無いという事です。
『エチケット』『マナー』
では、通常のプレーではどうでしょうか?
これは『エチケット』『マナー』の観点から考えると
とても興味深い話になってきます。
ここでは、他人から「アドバイス」を受ける事、
教える事が、その後のプレーに影響を与えるから
という理由で罰の対象になっています。
『相手に対する優しさと思いやりの気持ち』が表面化
したものが『エチケット』『マナー』であるとするの
ならば、私は、聞かれたら答えても良いのではないか
と考えてしまいます。
聞くことは『マナー』違反ですが、答えないのは『ルール』
には従っていても『エチケット』違反になるのではないか?
では、この場合どうすれば良いのでしょうか?
ベストな対応としてはこうではないでしょうか?
「ナイスショット!今何番で打ったの?」
「うん、ホントはルール上ではその質問をしたら、
聞いた人も答えた人も罰を受ける事になる
のだけど、知ってた?」
「そうなんだ、知らなかった。」
「でも、君と僕との間柄だし、今日は二人だけで
プレーしているので、誰にも影響がないという事で、
教えてあげるよ、7番アイアンでした」
「ありがとう!」
「でも、ルールは知っておくようにして、
その質問は必ず相手をみてするように注意してね」
「わかった、気をつけるよ」
こんな、感じの会話ができれば良いかと思います。
まず、『ルール』を知らなかった相手に『ルール』を
「教えてあげる事」が思いやり、そして、その人が
良いプレーをするように「アドバイス」をしてあげる事
が優しさだと思うのです。
そして、二人以外にプレーヤーがいなくて
影響が二人以外に及ばない事も確認するようにしておく
こともまわりへの配慮です。
『ルール』と『エチケット』『マナー』とでは
対応の仕方が少し変わるという、良い例でした。
『仲間にOBや池の場所を聞いた』
これはどうですか?こんな経験はありませんか?
競技では通常、練習ラウンドとして、本番前に
そのコースをラウンドしているので、何処に
トラップや障害物があるのかは事前に
知っているので、このような質問は少ない
とおもいます。
『ルール』
ですが、もし、競技中に攻め方がわからずに、
仲間に池やOBの場所やグリーンまでの距離や
ピンの位置などを聞いたとしたらどうでしょう?
ここでは『公開の情報』という言葉が使われます。
これは、ゴルフのルールや処理の方法、池の位置や
ピンの位置、ゴルフの規則などを言います。
これらを聞いたり答えたりする事はアドバイスでは
ないので罰はありません。
『エチケット』『マナー』
では、通常のプレーではどうでしょうか?
もうお分かりですよね、『ルール』上でも罰はない
のですから、遠慮なく、聞いて、優しく教えてあげる
のが『エチケット』『マナー』であると思います。
『仲間がクラブを抜いたあと、バックの中をのぞき込んだ』
これはどうですか?こんな経験ありませんか?
『ルール』
競技中にバックの中をのぞき込んでみ
て情報を得ても違反ではありません。
ただし、クラブの上にタオルなどがかかっていて、
判断が出来ないからといって、そのタオルを
取り除いたり、触れてみたりすると、これは
「アドバイス」を求めたことになり2打罰となります。
『エチケット』『マナー』
さて、通常のプレーではどうでしょうか?
難しいですね。
同伴者が使ったクラブを知りたい、知って
参考にして有利に自分のプレーをしたい。
その気持ちがあって、相手に聞く事は
『ルール』違反になります。
ですが相手は遠慮なく聞ける間柄の人でも
ないので、黙ってみて情報を得る。
それは『ルール』上認められているテクニック
と言うべきものでしょうか。
『エチケット』『マナー』とは人間の心の領域
にその真の姿があるように思えます。
そう考える時、相手の使用クラブを公開された
情報から推測する行為自体、違反しているのかな?
と考えたりもします。
それなら、チラ見でも出来ないように、クラブを
抜いたら見えないようにしてあげるのが
『エチケット』『マナー』なのかもしれません。
みなさんはどうですか?
私はそこまでして知りたい情報ではないとだけ
お答えしておきましょう。
【まとめ】
『ルール』 | 『エチケット』『マナー』 | |
『プレー前の仲間に使うクラブの番手を聞いた』 | プレー前に聞く方も、答えた方も2打罰 | 状況に応じて、相手に了解を得てならOK |
『仲間にOBや池の場所を聞いた』 | 公開の情報につき無罰 | 遠慮なく聞いて、優しく答えてあげましょう |
『仲間がクラブを抜いたあと、バックの中をのぞき込んだ』 | 無罰 | 判断は難しいが、私はあまり賛成できない。 |
いかがですか?
今回は『ルール』と『エチケット』『マナー』で
考えた時に、その対応の仕方に少し違いがあるのが
感じられると思います。
その日のプレーを楽しく快適にするために
『ルール』と『エチケット』『マナー』があると考えて、
どちらを優先するかは同伴者と話し合って決める
のが一番良いかもしれません。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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