ゴルフプレー中に使って良いもの悪いもの

『ルール』『エチケット』『マナー』

ここでは、ゴルフプレー中に使って良いもの悪いものについて『ルール』『エチケット』『マナー』の観点から解説しています。テクノロジーの進化もめまぐるしい中で、プレーに役立つ便利な機器もたくさん出ています。新ルールになって、使用制限が緩和されたものもあります。この機会に覚えて頂けたら幸いです。

 

目次

【ラウンド中に「距離計」を見た】

『ルール』

 

無罰でそのままプレーしてOKです!

 

2点間の距離を正確に教えてくれる「距離測定器」の使用がジェネラルルールでみとめられました。

ただし、使用を認められていない機能は次の通り。

風速、高低差、勾配を計測する機器の使用は認められていませんので、注意してください。

それらの機能が付いている距離測定器もありますが、その機器自体も使用禁止です。

そして、これはジェネラルルールで使用が認められていますが、ローカルルールでは使用を制限している場合もありますので、競技に参加する際には事前の確認をしておくようにしましょう。

スマホの使用も「家に電話する」「天気情報や気温」「ニュース」を確認する事は認められています。

『エチケット』『マナー』

機器の使用については常に周りへの配慮があればルール通りの使い方で何の問題もないかと思います。

他の人がプレーをする時には静かにしておくのは当然です。

着信の音で気を散らしてもいけません、ラウンド中、携帯電話はマナーモードにしておきましょう。

 

【タブレットでプレーの線を見てパットした】

『ルール』

2打罰です。2回目以降は失格になります。

これはよく、グリーン上の起伏によるラインを表示している場合があります。

これを参考にしてプレーする事は違反になるという認識ですね。

グリーン上での芝目や起伏によるラインは自力で読みパッティングするべきであるということでしょう。

また、ゴルフ場に今よくあるGPSカートナビでの画面上で、通常ですと距離に加えて、コースの高低差、グリーン上のラインが表示されるのですが、メンバーの競技になると、これらが制限されるようにセッティングされています。

『エチケット』『マナー』

周りへの配慮があれば、機器の使用自体には問題はないと考えています。

ですが、その機器を使う事で遅延プレーをしてはいけません。

例えばタブレットを使用する事で判断が早くなるのであればOKなのですが、判断が遅くなるのであれば使用することを控えた方が良いでしょう。

距離を教えたり、グリーンのラインを教えたりする事はキャディの変わりにもなり便利なのですが、それを会話でするものではなく、こちらから情報を取りに行く行為が伴いますので、状況によってはプレー自体が遅くなることも考えられます。

便利なものを使うのであれば、それらを使いこなして、正確さに加えてプレーのスピードもはやくならないといけないと思うのです。

 

【BGMを聞きながらプレーした】

『ルール』

無罰でそのままプレーしてOKです。

ラウンド中にイヤホンを使いBGMや好きな曲を聴く事はOKです。

しかし、それをする事で自分の気が散るのを防いだり、スイングに役立つメトロノームのようなテンポをとるのは違反になります。

また、プレー中にスイング動画を見て参考にしたりするのは「プレーの援助になる用具の使用」として2打罰を受けます

『エチケット』『マナー』

では、通常ではどうでしょうか?

これは、ルールでは認められていても『エチケット』『マナー』的には、まわりの人への配慮が欠けているということでNGだと私は考えます。

イヤホンで何かを聞いている時点で、だれとも話さない、自分だけのプレーしか考えていないと思われます。

試合や競技では、スコアを競い個人プレーでもいいのかもしれませんが、通常のゴルフプレーにおいては『コミュニケーション』が大切で、また、それが魅力の一つだと考えます。

色んな人と、お互いに好きなゴルフをしながら、色んな会話をして親睦を深める、互いの事を知って仲良くなる。これもゴルフの魅力の一つだと考えています。

互いに会話のないプレーなんて考えられませんし、楽しさが半減します。

これまで、私もこのような人と一緒にプレーした事は一度もなく、自分自身もこれからこのような事はないかと思います。

賛否両論あると思いますが、皆さんはどうでしょうか?

 

【グリップにハンカチを巻いてプレーした】

『ルール』

罰無しでそのままプレーしてOKです!

『エチケット』『マナー』

グリップが滑りやすくなっている場合は無理せずに、かっこう悪くてもハンカチやタオルを巻いて滑りにくくして、うまくスイングできるようにしましょう。

 

【グリップがぬれて滑るのでテープを巻いた】

『ルール』

2打罰でテープを外す、2回目は失格!

『エチケット』『マナー』

これもルール通り、しない方が良いでしょう。

ただし、プレー中にグリップがはがれたり、やぶれたりしたら同伴者に了承を得て、テーピングするなどの処置はしてもいいかと思います。

グリップが滑ってクラブが思いもしない方向に飛んで行って、クラブを紛失したり破損したり、誰かにあたりけがをさせたりする事は避けたいものです。

 

【気がついたら鉛テープがない!】

『ルール』

罰無しでそのままプレーOK!

プレー前にクラブヘッドにバランス調整用の鉛を貼る事はOKです。

それをプレー中に故意にはがしたり、新たに追加で貼ったりする事は「クラブの性能の変更」で2打罰を受けます

また、プレー中に自然に鉛がはがれて、そのままプレーしても、気づいて同じ位置に貼りなおしてもOKです。

『エチケット』『マナー』

「クラブの性能の変更」といいますと、今は専用の器具を使ってクラブの色んな部分が変更できる調整機能付きのクラブが人気ですよね。

これも、プレー前にセットした状態をプレー中に変更する事はルール上でも禁止されています。

ですが、これも同伴者に了解を得られたなら、その日の状態に合わせて調整してみても良いかと思います。

相手が了解する場合は、スコアを競っていない時、それによって自分に害が無いと判断した場合だと思われますので、あとは調整する事で遅延プレーをしないように気をつけて、あまり目立たないように、カチャカチャと変えてみましょう。

 

【ホカロンで手指を温めながらプレーしたが、ポケットにボールが入っていた】

『ルール』

罰無しでそのままプレーしてOKです!

これも鉛テープと同様、ボールを温める事が故意でなければ無罰ですが、もし、故意でしたのならば「異常な方法で故意に性能を変えた」という事で失格になります。

またラウンド前に温めておくのも違反です。

これは厳しいですね。

注意しましょう。

『エチケット』『マナー』

これはどうでしょうか?

これまで知らずにやっている人もいたのではないでしょうか?

初心者の方ならボールを温める事で飛ぶようになるとか考えていないと思うので、故意にとは考えにくいですね。

移動中はポケットにボールは入れておくものですし、ホカロンもポケットに入れておくものですから、これはあまり気にしなくても良いかと思います。

かの豊臣秀吉は若き頃、君主である織田信長のぞうりを寒いから胸に抱えて温めていたといいます。

プレー中に相手の為にこれをしてあげたいのですが、ルールに抵触するのでやめておきましょう。

 

【ボールを借りて打った】

『ルール』

罰無しでプレーしてOK!

競技でもボールやグローブ、ティー、マーカー、帽子、傘等、クラブ以外の物なら同伴者から借りてプレーする事が出来ます。

『エチケット』『マナー』

よくある事ですが、先ずは同伴者に迷惑にならないよう、ボールは余裕を持って準備しておくようにしましょう。

また、初心者とラウンドする際には、貸してあげられるように、準備しておきたいものです。

お互いが思いやりと優しさを持ってプレー前の準備はしておくようにしておきたいですね。

 

【まとめ】

『ルール』 『エチケット』『マナー』
【ラウンド中に「距離計」を見た】 無罰でそのままプレー 使用する際にはまわりに配慮する事
【タブレットでプレーの線を見てパットした】 2打罰、2回目は失格 どうしてもの場合は大目にみても良いが、遅延プレーにはならないように気をつける
【BGMを聞きながらプレーした】 無罰でそのままプレー エチケット違反、まわりに気を使うためにも耳は聞こえるようにしておきたい
【グリップにハンカチを巻いてプレーした】 無罰でそのままプレー かっこう悪くても安全の為にも滑らない為の工夫をしましょう。
【グリップがぬれて滑るのでテープを巻いた】 2打罰でテープを外してプレー、2回目は失格 同伴者に了解を得て、安全の為にも滑らない為の工夫をしましょう。
【気がついたら鉛テープがない!】 無罰でそのままプレー 調整機能付きクラブも同伴者の了解を得られたら、控えめに実行しても良い
【ホカロンで手指を温めながらプレーしたが、ポケットにボールが入っていた】 故意でなければ無罰でそのままプレー 自然な動きの中であればOK
【ボールを借りて打った】 無罰でそのままプレー 事前に十分な準備をしておきましょう

 

いかがですか?

 

テクノロジーを使い情報を入手することが出来ても、それを結果につなげるのは最終的にはその人の腕前ではないでしょうか?

ボールを温めてどれくらいの距離の差が出るでしょうか?

クラブを調整してどれだけのメリットがあるでしょうか?

アマチュアの私はそんな事をよく考えます。

今回ご紹介したルールに従わないといけない時はそれなりのレベルに達した時ではないかと私は思うのです。

ルールは知っていて損はありませんので、それらを知っておいて、まわりに配慮できたプレーが出来ればそれが一番だと思います。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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