ゴルフの楽しみ方はたくさんあります。
終わった後に、スコアやバーディーの数
などの『記録』された数値にこだわる事
も良いですし、ミラクルショットをして
盛り上がったりするなどの『記憶』に
残る事をして、話のネタにするのも
楽しみの一つですよね。
スポーツですので、他のプレーヤーと比較
する際には基準になる数字は必要ですし、
自己ベストを狙うときにも、スコアは
意識してしまうものです。
ですが、ゴルフにはスコア以外にも
様々な数字が存在する事をご存じ
でしょうか?
例えば、トッププロのワールドランキング
を決める為の数字を見てみると、
「FedExランク」「賞金ランク」「優勝回数」
「トップ10入り回数」「平均ストローク」
「ショット貢献」「パット貢献」「飛距離」
「FWキープ率」「トータルドライブ」
「パーオン率」「平均パット数」
「平均バーディー数」「サンドセーブ率」
「リカバリー率」「パーブレーク率」
「イーグル数」
と、これだけの数字の種類があります。
その中でも『飛距離』という数字は男性
ゴルファーならだれもが一度はこだわり
を持った数字ではないでしょうか?
そして『飛距離』にはロマンみたいな
ものも感じます。
『飛距離』には今の自分の肉体的な
『総合力』がどれくらいなのか?を
測るバロメーターみたいな認識も
あったりもしますね。
今回はそんな「飛ばし」について
考えてみたいと思います。
これを読み終えた頃には、「飛ばし」には
実は、
肉体的な力だけではなくて、使う道具
を適正化する事でも変わってくるもの
という事が分かってくるかと思います。
すなわち、もし体力的に不十分なところ
は道具でカバー出来るという事です。
今からでも遅くはありません。
これを読んで、
5ヤードでも貴方の飛距離があがれば
うれしいです。
そんな中で、今回は『ボール』と『クラブ』
について、お話していきたいと思います。
それでは行きましょう。
目次
ゴルフボールについて
ゴルフボールの構造
ゴルフボールの構造は基本的には2層以上
の多層構造になっています。中心にある
部分が『コア』と呼ばれており、ゴム製
のものが多く使われています。
その外側に『ミッドカバー』と呼ばれる
コアを囲んでいる薄い膜のようなものが
ゼロから多いもので3つくらいまである
ものがあります。
最終的にこの『ミッドカバー』が
ゼロのものが『2ピースボール』、
1つのものが『3ピースボール』、
2つのものが『4ピースボール』、
3つのものは『5ピースボール』
とよばれるものになります。
ゴルフボールの硬さ
そして最も外側に「カバー」部分があり、
その素材は
「ウレタン」と「アイオノマー」
とい2つが主流になっています。
「ウレタン」は柔らかくてスピンがかかりやすい
「アイオノマー」は硬くて反発が強い
という特徴がそれぞれあります。
これにコアの固さが組み合わさって、ボールの
系列が決まってきます。
『コア』が硬くて『カバー』が柔らかい→スピン系
『コア』が柔らかくて『カバー』が硬い→ディスタンス系
になります。
ボールが飛ぶ条件
そしてこの中心がゴム製で出来たボールを
クラブのヘッドにぶつけて、その反発を
利用して遠くに飛ばします。
その為には、いかにボールの『コア』を
最適につぶして反発を得ることでその
ボールの性能を最大限に生かすことが出来ます。
最適なので、潰せなくても潰し過ぎてもダメです。
『コア』を潰すための要因はヘッドスピードに
なります。
簡単に言いますと、
ヘッドスピードが速い人は「硬めのボール」
そうでない人は「柔らかいボール」
を使えば、最適にボールの『コア』を潰す
事が出来て、効率よくボールを飛ばすこと
ができます。
参考となるヘッドスピードがボールの箱に
書いていますので、もし、今まで何も考えずに
ボールを選んでいるのであれば、是非参考に
していただき、ご自身のヘッドスピードに
あったボールをチョイスするようにしてみて
ください、それだけで、ボールの飛びが
変わってきます。
ちなみに、私の場合は、自分に最適なボール
をチョイスするのですが、季節によっても
ボールの硬さを変えています。
夏は硬めのボール、冬は柔らかいボール、
にしています。
クラブは一年中同じものを使用しているので、
夏は体の動きが良くて柔軟にスイング出来て
ヘッドスピードが上がる、冬は体も硬くて
ヘッドスピードも夏程は出ない気がするからです。
クラブについて
さて、先程のボールの話の中で、ご自身の
ヘッドスピードに適したボールをチョイス
する事が大事だという話をしました。
ですので、ヘッドスピードは速くても
そうでなくても、適正なボールを選べば
飛距離は出ると考えられます。
ゴルフは道具を使うスポーツですから、
自分のポテンシャルと適正な道具を使用
する事で、最大のパフォーマンスを発揮
できるのです。
その道具のもう一つの主役がクラブです。
エネルギー保存の法則
学生の頃、物理で学んだエネルギー保存
の法則を思い出してください。
ここでは単純に力学的エネルギーだけに
着目して考えます。
力学的エネルギーとは
1/2×質量×速さの2乗
で表せます。
ゴルフではクラブヘッドとボールとが衝突
してボールが飛んでいくので、ここでいう
初めの運動エネルギーの中で
質量というのはクラブヘッドの重さ
であり、
早さはヘッドスピード
という事になります。
そして、そのクラブヘッドを早く的確に
ボールにコンタクトさせる為に重要なのが
シャフトという事になります。
シャフトの最適化
クラブはヘッドとシャフトで出来ていますが、
私たちは自分にあったシャフトをチョイスする
事でヘッドを最適にボールにあてる事ができます。
シャフトはそれ自体の重さや硬さ、捻じれやすさ、
長さの組み合わせによって数多くの種類が存在します。
その中から自分にあったシャフトをチョイスして、
ベストなスイングにしていくのですが、実際には
それは複雑で明確ではない部分もありますので、
ここでは簡単に説明致します。
体力に自信があってヘッドスピードが速い人
ならシャフトは、重くて、硬くいものを、
そうでない人はシャフトは軽くて、柔らかいもの
にすると良いでしょう。
いずれを扱うにしても、インパクトの時のタイミング
も大切になってくるのですが、自分にあったシャフト
ではないと、先ず、このタイミングがとりずらくて
上手く扱う事ができません。
そしてもう一つ、クラブは安いものでもありませんので、
頻繁に買い替えるという事も難しいでしょうから、
どちらかというと、
クラブの特性にあわせて自分のスイングを変化させる
ことの方が重要かと思います。
以上の事で、先ず、ボールとクラブを自分にあった
ものにするという事だけでも飛距離は変わってきます
ので、是非試してみてください。
それでは今日も豪快なビッグドライブを!
コメント