ここではゴルフスイングを習得するときに最も大切で、必ず意識していただきたい事を私の経験からお話しております。
一度読んでいただき、ゴルフの上達に少しでも役に立てたら幸いです。
結論から言いますと。
ズバリ、
どんな「感覚(イメージ)」で体を動かしたら正しい「動き(形)」になるのかを理解する事
そしてその
「感覚(イメージ)」を身につけるための練習をくりかえす事
だと考えます。
ここでいう、「感覚(イメージ)」とは「動き(形)」と必ずしも同じではない事を合わせて理解しておきたいです。
みなさんも
うまい人のスイングを、見よう見まねでやって、うまく出来ているのに、いい球が出ない。
という経験はありませんか?
私もこれまでたくさんのゴルフがうまい方の「動き(形)」をみて真似をしてきました。
そしてその人たちから教えもこうてきました。
しかし、どれも定着する事がありませんでした。
それは、一度習ったことをしばらくしたら忘れてしまう、その時に
「動き(形)」は出来ていても、その時の「感覚(イメージ)」が身についていなかったから
ではないでしょうか。
加えて、
スイングはその人の特徴、道具の特徴によっても変わるものだと考えられていて、常に変化していて、それに対応できていなかった事が原因だ
と自己分析しています。
正しいスイングについて教えをこうても、理解しても、
正しい「動き(形)」が再現性高くプレー中に出来なければ意味がありません。
そんな中で自分の理想とする「動き(形)」になる為の「感覚(イメージ)」を身につけて、忘れず、定着させる事ができて、レッスンの成果がスコアに結びついた私の成功事例をお話します。
少しでも参考になれれば幸いです。
※あくまでも「感覚(イメージ)」を定着させるためには、自分の「言葉」で理解する必要があります。
ひとそれぞれ違う「言葉」への認識があるかと思いますので、これを読んでみて、正しい「動き(形)」になる為の「感覚(イメージ)」を覚えるための「言葉」は自分が一番しっくりくる「言葉」を選んで理解するようにして頂けたら幸いです。
目次
グリップにおける「あそび」
先ずはグリップ(握り方)です。
これまでの私はパームグリップ、いわいる手のひら全体でクラブのグリップ部分を握っていました。
これをプロからのレッスンを受けてフィンガーグリップという、いわいる指で支える握り方に変えました。
ゴルフは道具も大切です、
その道具(クラブ)と体とをつなぐ役目をしているグリップ(握り方)はとても重要です。
ですので、しっかりと握って、早いスイング中にクラブを正確にコントロール出来るように、出来るだけ多くの面積を体と触れていた方が有利だと考えていました。
そして、いろんなゴルファーのグリップ部分を見ていると、しっかりと力を入れて握っているように見えます。
ここでの見え方が「動き(形)」であり、どんな上級者ゴルファーに聞いても、グリップにはインパクト以外は力を入れていない、「卵を握るようにソフトに握っている」という答えが返ってきます。
パームグリップか?フィンガーグリップか?との話は別として、ここでは、
見た目ではパームに見えても実はフィンガーであったり、フィンガーであっても実はパームであったりする
という事が重要です。
レベルの高い人には一目瞭然化な場合もあるかもしれませんが、両者の見た目にはそれほどの違いが感じられません。
つまり、自分では指先だけでクラブを握っていても手のひら全体で握っているように見える事が多いという事なのです。
実際に、私がパームグリップからフィンガーグリップに変えた場合でも、ビデオに映る映像ではその変化が確認できないくらいでした。
しかし、本人の「感覚(イメージ)」では大きく変化しているのです!
パームからフィンガーに変える事により、グリップ部分と手との間に隙間、いわいる「あそび」が出来やすくなります。
この「あそび」をスイング中にコントロールする事でクラブを大きく振る事が出来て、ヘッドの重さを感じる事が出来て、「タメ」が作れるようになって、ヘッドスピードを上げる事ができて、正しいスイング軌道を実現する事が出来るのです。
メリットばかりです。
スイング中のグリップの感覚と動き
この場合の私の「感覚(イメージ)」を言葉にして表現してみます。
先ず、左手の小指、薬指、中指、右手の薬指、中指の主に5本の指でグリップ部分をしっかりとつかむ感覚でアドレスします。
このアドレスの時には、グリップ部分と手のひらには隙間があり、十分な「あそび」を作っておきます、このあそびが後でとても重要となってきます。
そしてここから、左手の小指の付け根から手首にかけての部分でグリップ部分を下に押しながら左手首を内側に曲げていきます。
この時に、左腕がまっすぐに伸びていく感覚と、逆にクラブがテコの原理で上に上がっていく感覚を同時に感じながらバックスイングしていきます。
同時に、右手は薬指と中指とをグリップ部分を手のひらにくっつける方向に力をいれながら、左手同様に内側に曲げながら手首の甲を腕側に曲げていきます。
ここまでで、右手と左手がそれぞれ雑巾を絞るような動きでグリップを握りしめていくというイメージがつくと思います。
この時にアドレスで作っておいた「あそび」の中で、最初に握っている5本の指から右手の親指、人差し指、中指の3本にフィンガーチェンジをしていきます。
※これは主に力を入れている指を変えていくという事で基本的にはスイング中は全ての指はグリップ部分に触れている状態にはあります。
そしてトップの位置では、左手の小指、薬指、中指はグリップ部分の手元あたりをこれ以上上にいかないように支えている感覚。
クラブの支点は右手の人差し指と中指の付け根で支えている感覚。
この時に、右手が「出前持ち」の形になる事が良い。とされていますが、この形を作る為にも、グリップはフィンガーグリップで、「あそび」を作っておかないと難しいという「感覚(イメージ)」が定着すると思います。
このトップで「出前持ち」の「動き(形)」を作る為にも、バックスイングの最初からこの形を目指した「感覚(イメージ)」で始動させるとうまくいきません。
右手はバックスイングの始動から、クラブフェースが常にボールの方向を維持するような「感覚(イメージ)」で動かすようにします。
その結果、トップの位置では右手は理想的な「出前持ち」の形になっている
はずです。
そしてダウンスイング、トップで出来た「あそび」をインパクトの直前で使い切って、インパクトの瞬間はグリッププレッシャーを最大で迎えるようにします。
この時の「感覚(イメージ)」はインパクトの瞬間にグリップ部分を雑巾絞りのように両手で絞る感覚、そして、インパクトの直前まで「あそび」を維持する感覚でスイングすると、タメが出来ているように見えます!
これがうまくいくとこれまでよりヘッドスピードが上がり、強い球が打てるようになりますよ。
コメント