ハーフプレーのすすめ

元ゴルフ場支配人の独り言

ここでは、ゴルフのハーフプレーについてお話しています。

ゴルフプレーは通常18ホールを消化する事でゲームが成立します。

楽しみ方を自分でカスタマイズ出来るという事はゴルフの魅力の一つです。

それは目的によって変化させてもOKという事です。

これを読んでハーフプレーの魅力に気づいて頂けたら幸いです。

 

目次

「ハーフプレー」とは?

読んで字のごとく「ハーフ」ですので、通常の半分サイズのプレーという事です。

通常のゴルフプレーは18ホールで1ラウンドとカウントされますが、ハーフプレーはその半分の9ホールをプレーして終了するプレーの事を言います。

また、通常は9ホールのうちミドルホールが6ホール、ショートホールが2ホール、ロングホールが2ホールで構成されています。

1ラウンドはこれを2回行うという事になるのですが、考え方によっては、

この9ホールがゲームの最小単位と捉える事も出来るのではないでしょうか?

 

どんな時間帯なのか?

さて、ハーフプレーは9ホールをプレーして終了なわけですから、一日の決まった時間帯の中では端っこの時間帯になりがちです。

つまり、

スタート時間は「朝一」または「夕方」になります。

これは、ゴルフ場の都合によるところが大きいですね。

例えば、ゴールデンタイムと言われる8時台、9時台スタートのお客様が9ホールで終了してしまうと、後半の9ホール分をまた販売しないといけなくなります。

ゴルフ場側からするとはじめから18ホール分をまとめて販売した方が楽でもあるのです。

話は戻りますが、

朝一のスタートの中には、次の組が直ぐ後からスタートするわけではなく、

日の出と共にスタートして、通常の18ホールプレーする人たちのトップの組がスタートする前にプレーを終了させる「早朝ハーフ」「日の出ハーフ」と言われるプレースタイル。

 

と、

通常組のすぐ前をスタートするのですが、ハーフで終了して、次の組の人は折り返して18ホールラウンドするというスタイル。

とがあります。

そして

夕方スタートの組は

通常(昼休憩有り)の最終組のハーフターン終了後(スループレーの場合はその組のハーフターンの前)にスタートしてハーフをプレーするというスタイルになります。

いずれにしても、

その日一日をゴルフプレーにどっぷりつかるのではなく、メインの用事のあいた時間帯でゴルフを楽しむというスタイルになります。

 

どんなプレースタイルなのか?

ではハーフプレーのプレースタイルについてもう少し掘り下げて解説してみたいと思います。

先程述べた通り、プレーするホールはその距離によって基本的に3種類にわかれています。

「ミドルホール」「ショートホール」「ロングホール」

そして、基本的にパーの数というのはミドルホールが4、ショートホールが3、ロングホールが5でそれぞれが5つ、2つ、2つずつありますので、4×5+3×2+5×2=36というのがスコアの基準値になります。

「ワンラウンド」というのはこれを2回するだけの話ですので、仮にこれを1回行って競技終了でも良いのです。

事実、「ハーフコンペ」とか「ハーフベスト」という言葉がある通り、ゲームとしてはそれだけでも成り立ちます。

ですが、ハーフプレーを楽しむ方にはスコアにはあまりこだわる人は少ないような気がします。

今はカートナビにスコアを入力するだけで、その日のスコアが集計されてプリントアウト出来るようになっています。

プレー終了後、お客様はマスター室と呼ばれるスタート前のお客様のクラブをカートに積み込んだり、ハーフの案内をするところにきて、スコア票を出してほしいとお願いします。

しかし、ハーフプレーの方のほとんどはスコア票のプリントアウトを希望しないように感じます。

おそらくは、スコアにこだわらず、純粋にショットの感覚やコース戦略を楽しんだり、野外でのスポーツとして心地よい汗をかいたりする事を目的としているのでしょう。

 

メリットは?

そしてメリットはこんなところではないでしょうか?

・あいた時間帯の短い時間で楽しめる

・料金が安い

・体力の消耗が少ない

・スコアにこだわらすのびのびとプレーできる

 

デメリットは?

そもそも、自らそのプレースタイルを選んだのですから、デメリットは感じないかとおもいますが、ハーフの時に限って調子が良くてスコアが良かったりします。

「あ~、あと9ホールプレーしたいなぁ~」

と感じる事もあります。

それくらいではないでしょうか?

 

ハーフプレーをすすめる理由

それでは、ここまでの解説を踏まえての結論とも言うべき、なぜ、私がハーフプレーを推奨するのか?

それは、

ハーフプレーに未来のゴルフプレーの可能性を感じる

からです。

ゴルフプレーは大きく「一般男子」「シニア」「ジュニア」「女子」というように年齢と性別での区分けしかありません。

(グランドゴルフとかゲートボールとか転がすだけのゲームもありますが、、)

野球やテニスには使う道具によって硬式、軟式とわかれています。

バレーボールも砂場でプレーするビーチバレーというカテゴリーもあります。

サッカーにもフットサルというものがあります。

ゴルフにも18ホールをプレーするスタイルと、9ホールで決着をつけるスタイルがあっても良いと思うのです。

スタミナで勝負する人、それが得意な人、短期集中型の瞬発力で勝負する人、それが得意な人、いろんなタイプの選手が楽しめる競技、そんな選択肢があっても良いと思うのです。

体力的に18ホールは厳しくてゴルフをリタイヤする方もこれからは増えてきます。

そんなグランドシニアの方にも9ホールのハーフプレーなら負担も半分で済みますし、低料金で毎日でもプレーする事が可能だと思うのです。

 

最後に

いかがですか?

 

もっとゴルフを身近に、もっとゴルフをカジュアルに楽しむ方法としてハーフプレーは最適なプレースタイルであると思いませんか?

 

組み合わせによっては18ホールでも27ホールでもプレーする事は可能ですし、練習ラウンドとして、ミーティングの場として、デートとして、いろんな利用の仕方が出来ると考えるとワクワクします。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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