ここではゴルフスイングに悩んでいる多くのゴルファーに私自身の最近の気づきを含めて参考になればと願いを込めて「素振り」に関しての持論を述べています。
ぜひ一読していただき、少しでもスイングがよくなるきっかけになれたら幸いです。
目次
素振りを多くするようになったきっかけ
最近の私は職場も変わりゴルフ場開発の仕事に就くようになってから、休み時間や少しの合間をみてはピッチングを持って素振りをする機会が多くなりました。
以前ですとゴルフ場にいてすぐ近くに練習場もあったので、練習するときは必ずといっていいほど直接ボールを打ってはその打球によって結果を判断していました。
ところが今はゴルフ場を離れて屋内のオフィスでデスクワークが増えると、ボールを打つよりもクラブをもって素振りをすることで自分のスイングをチェックするようになっています。
デスクワークが多い職場環境だとどうしても椅子に座る時間が長くなりがちなので、エコノミークラス症候群などの健康被害にあう危険性も高まってきます。
そんな環境の中で、30分に一度は立ち上がってストレッチ代わりにクラブをもって素振りをするようにしています。
素振りによる気づき
さて、今回の素振りによって私が気づいた大切な点が3つありますので、それを紹介します。
バックスイングの時に右わきを体にくっつけたままを意識する!
この意識はバックスイングの始動からトップ、切り返し、インパクトまで意識を強めておきます。
こうすることでバックスイングの時に腰も肩も体に同調して正しく回転できるようになり、より深く正しい軌道でクラブが動くようになります。
インパクトの時のハンドファーストを意識する!
これは構えた時からクラブヘッドよりもグリップ側がターゲット方向にある位置を確認したら、そのイメージを保ったままスイングする事です。
この時に、できるだけクラブヘッドと自分の頭との距離をスイング中維持できたままにしていると、更に精度が増します。
フィニッシュにかけては手を体の左後ろに引っ張るように動かす!
これはよくレッスンプロから「自分の腹を右から左に切腹するようなイメージでグリップエンドを動かす」というアドバイスをよく聞きますが、その感覚です。
これに気づいたのは、
素振りだけをしているとクラブヘッドの向きや軌道というものがボールを打っているときより鮮明に意識できる
ようになるからです。
自分の悪い癖で、ついつい打ちたい方向に腕全体を振り上げてしまう癖がありましたが、それがいかにヘッドスピードを下げ、軌道も不安定にしていたのかに気づいたのです。
そんな時にふと、以前言われたレッスンプロの言葉を思い出し、おもいっきり体の左後ろにクラブを引っ張ってみました。
そうすると、ヘッドが走る感覚も味わえてフィニッシュの形がプロのような姿勢になっていることに気づいたのです。
最近話題の「シャロヒンスイング」もこの形を意識すると近づけるような気がします。
チェック方法
とはいえ、この3つを意識して素振りすることでどんな結果が出たら正解なのか?と思われることだと思います。
私の場合、
素振りの際にインパクトの瞬間にクラブヘッドのソール部分が床ギリギリで触れながら動くことが出来たら正解
だと感じています。
このやり方でスイングして、インパクトの瞬間に「スッ」という音と感覚が確認できら成功だと決めています。
インパクトの瞬間にこの「スッ」という音と感覚を感じられなかったら①~③のどれかが出来ていなかったのかなと見直しています。
この「スッ」という音と感覚があればボールをヘッドの芯でとらえているだろうし、ない時はトップしているかダフっているということだと思います。
うまくいかなかったときはだいたいこの3つのうち1つが出来ていない時で、次の素振りではそこを重点的に意識してやり直すとうまくいきます。
実践結果
さて、これまでの説明で素振りによる気づきと素振りの重要性、意識するポイントはお分かりいただけたかと思います。
じゃあ、実際にボールを打ってみてうまくいくのか?と聞かれると思い早速練習場に行き実践してみました。
いつもは部屋の中でピッチングを使い素振りをしています。
短いクラブなので長いクラブだと通用するのか?いささか不安ではありましたが、なぜか自信もありました、練習場ではドライバー、スプーン、5番アイアン、9番アイアンの4本のクラブを使って実際にこの打ち方でボールを打ってみました。
9番アイアン
最初にピッチングに近い9番アイアンをこの3つを意識しながら打ってみました。
気持ちいいほどに球はつかまり、うまくダウンブローで入った時のボールがつぶれる感触がありました。
その後何球か打ってみましたが、これまでより方向性も飛距離もアップしており、打球も安定していると感じました。
5番アイアン
ロングアイアンになると少し不安になるものですが、いつもの素振りと同じ感覚で長さが少し長いだけだと安心しながら打ってみました。
結果が先ほどの9番アイアンと同じくソリッドなインパクトでまっすぐ強い球がうてました。
さすがに安定性という点では9番アイアンには劣り、10球のうち3球くらいは当たり損ねはありますが、それでもこれまでのショットよりもいい結果です。
スプーン
フェアウェイウッドはもともと不得意なクラブで、当たってもクラブ通りの高さや距離が出ないものでした。
しかし、これも①バックスイング中右わきを体につけっぱなし②インパクト時のハンドファーストを意識する③フィニッシュは体の左後ろにクラブを振っていく、この3つを意識してスイングするとこれまでにない爽快なショットがでるようになりました。
ドライバー
最後にドライバーになりましたが、ここまでで一番難しいと思っていたのはスプーンだったので、3つを意識しながらドライバーは更にこれまでよりも自信を持って振りぬくことが出来ました。
結果は言うまでもなく、これまでより左右のばらつきがなく、まっすぐ遠くに飛ぶようになりました。
ますます、ゴルフが楽しくなり、早くラウンドしたくなりました。
最後に
今回の素振りの練習による最大の効果は、『実践でもポイントが意識できる』とうことだと思います。
ボールだけ打つ練習ばかりしていると、打球による結果検証でしかなくなり、大事なスイング中の意識するべきポイントが結果によってどんどん変わってきます。
素振りの際の「スッ」という音と感覚を鍛えることはより精度の高いインパクトが出来るようになる近道だと思います。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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