真冬のゴルフで気をつけたい事 ~ピンチはチャンス~

元ゴルフ場支配人の独り言

ここでは真冬のゴルフプレーで気をつけたい事についてお話します。

ゴルフのベストシーズンは秋と春で、夏と冬は人気のない季節になります。

人気のない理由はいろいろありますが、そんな季節にしか楽しめない、冬ならではの事もたくさんあります。

正しく理解して冬のゴルフを楽しみましょう!

 

さぁ、めっきり寒くなってきましたね。※この記事を書いているのは1月4日です。

以前「真夏のゴルフプレーで気をつける事!」という記事をアップしましたが、今回はそれも参考にしてこれからのお話を聞いてもらえると理解しやすいと思います。

※参考記事「真夏のゴルフプレーで気をつける事!

 

通常、ゴルフ場でキャンセルが多い理由の順番は

1位 雨の日

2位 極寒の日

3位 猛暑日

の順です。

※今は「コロナの影響」がダントツになっています。

 

キャンセルというよりはゴルフマインドが下がるという表現が正しいかもしれません。

 

真冬のゴルフは2番目に不人気な理由になりますね。

 

ですが、冬のゴルフの特徴を正しく理解して心と体の準備をしておけば楽しむ事も出来ます。

 

真冬のゴルフの特徴

①寒いから 体が硬い

②寒いから 地面が硬い

③寒いから 朝一だとグリーンが凍っている場合もある

④寒いから ボールが飛ばない

⑤寒いから お客様が少ない

⑥寒いから 厚着をしてしまう

 

これらの事をあらかじめ理解したうえで、心と体の対策と準備をしておけば大丈夫です。

目次

寒いから 体が硬い

暖かい季節と違い、外気の寒さで体はいつもより柔軟ではなくなって、可動域も狭くなっています。

体が硬いまま無理に動かそうとしていろんなところを痛めてします場合もあります。

この事を先ず理解しておきましょう。

けがをせず、パフォーマンス高くプレー出来る為にも、プレー前の「ストレッチ」と「柔軟運動」は特に真冬は大切になります。

※参考動画「トータルゴルフフィットネス ゴルフボディを作る! ラウンド前ストレッチ – YouTube」

そして、プレー前の準備運動は真冬だけでなく、通年でもしっかりと行うようにする事を忘れないで下さい。

ゴルフは「静から動へ」の動作が多いスポーツです。

また、ゴルフ場は離れたところに多いですから、長時間車を運転してプレーする事になります。

そんな時に

準備運動もせずにいきなりショットをする事は体に良くありません。

「スタートの1時間前にゴルフ場につくようにしましょう」

というのはそういう事も含めての事だと思います。

 

寒いから 地面が硬い

真冬は乾燥して土壌の水分も凍ったりしていて、地面が硬くなっています。

それは色んな事に影響を及ばします。

ランがでる。

地面が硬い分いつもよりボールは転がっていきます。

ですので、

その分も考慮して短めの距離で手前から狙うようにしましょう。

ターフがとりずらくクラブが地面で反発する

地面が硬いのでいつも以上に地面からの反発力が強く、ダウンブローに打ち込む人は特にその衝撃が大きいです。

無理に打ちにいくと手首を痛めたりします。

凍った場所や硬すぎる場所でのショットは避けて、同伴者にその事を伝えて、了解を得てから柔らかい場所に移動してショットするようにしましょう。

アプローチはパターで

グリーン周りは特に芝も薄く真冬は凍りやすくなっています。

ウェッジで上手く打てる人は良いのですが、たいがいは上手く行きません。

 

パターで転がせるのならそれを選択する事が賢いでしょう。

 

 

寒いから 朝一だとグリーンが凍っている場合もある

ゴルフ場は前日にグリーンの凍結を防ぐために寒冷紗と呼ばれるシートを張って対策していますが、それでもカチカチになる場合もあります。

よく、朝一で「ナイスショット!」と思いきや、グリーン上で「カーン!」とはじけてOBになるというケースもあります(笑)

それを予測して、

グリーンを狙う際には出来るだけ手前から転がしでオンさせるようにしましょう。

 

寒いから ボールが飛ばない

ゴルフでショットされたボールは空中高く進んでいきます。

それゆえ、標高や気圧、天気、気温、湿度がその飛距離に大きく影響してきます。

空気の抵抗が低い方が飛びます、空気の抵抗が低いのは空気密度が小さい時です。

ボールが一番飛ぶ条件というのは

「標高が高くで、気圧が低くて、気温が高い場所または時」

という事になります。

すなわち、

「真夏の高原にあるゴルフ場でのプレーの時が一番飛ぶ」

という事になりますね。

それに加えて、体が硬く柔軟性がないので、スイングスピードが上がらず飛ばないという事もあります。

でも、諦めないでください。

そこはテクノロジーの力を借りましょう!

クラブやボールを冬用に替えると飛距離を稼ぐことが可能です。

例えば、

・クラブはいつもよりシャフトの柔らかいものをつかい、体の回転が少ない分をシャフトのしなりで補うという方法。

・ボールはコアの柔らかいものを使い、ヘッドスピードが遅くなる分をボールの反発力(復元力)で補うという方法。

是非試してみてください。

 

寒いから お客様が少ない

これはチャンスですね。

ゴルフ場も需要が弱いと料金が安くなります。

トップシーズンよりもリーズナブルな料金でプレーする事が可能です。

例えば、

トップシーズンなら1回のプレーが同じ料金で2回出来るくらいです。

そして、予約の状況にもよりますが、前後に他の組が詰まっていない状況なら、ゆっくりといつもよりリラックスしてプレーする事も可能です。

そんな時こそ、いつもは出来ない事にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか?

トップシーズンの本番に向けた、練習を兼ねてのラウンドにしても良いと思います。

どうせ、状況が悪く良いスコアは出ないのだからと、スコアをつけずに他の事に集中しながらのラウンドも良いのではないでしょうか?

※参考記事「これからのゴルフを楽しむ方法について

 

寒いから 厚着をしてしまう

寒い中、外で運動するのですから、防寒対策は衣類で行うのは当然です。

ですが、厚着をしすぎてしまい、スイングに支障がある場合もありますよね。

最近のウェアはとてもよく出来ていますので、防寒と動きやすさを両立したつくりにはなっていますが、組み合わせによっては厚着になってしまい、スイングがしづらい時もあります。

私のお勧めは「インナーの活用」です。

肌に直接着るもので先ず、暖かさを確保して、その上からはストレッチ性のあるゴルフウェアを着る事で、スイングをしやすくします。

薄手でも防寒出来るインナーはベストな衣類と言えますね。

 

 

【その他注意事項】

・コース内が滑りやすくなっているので斜面や法面を移動する時は注意しましょう。

・カート道路も凍結して滑りやすくなっている可能性もありますので、カートのスピードの出し過ぎには十分注意しましょう。

・以前冬場のゴルフ場で陥没による事故が起きた事があります。

この時の原因は地下の水分が凍結して固まり、それが融けた事で空洞が出来た為です。

 

【最後に】

いかがですか?

 

このように、真冬のゴルフは他のシーズンと違いデメリットが多いように感じますが、それに対しての準備をしておけば、安心快適にプレーする事は十分に可能です。

 

参考にして頂き、真冬のゴルフを楽しむように出来たら幸いです。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

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