ここではゴルフの未来について思うところをお話しています。
これからのゴルフがどう変化していくのか?どう変化しなければいけないのか?
ゴルフの業界やマーケットの現状を踏まえて、ゴルフの未来像を自由勝手気ままに想像してみたいと思います。
最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
今の問題点
ゴルフに対してのマイナスのイメージ
では先ず、ゴルフの現状について考えてみましょう。
これまで、ゴルフの未経験者、これから始めてみようかと考えている人、既に始めている人、ゴルフの大好きな人、様々な方々から意見を聞いてきたゴルフに対するマイナスのイメージを述べてみますと。
敷居が高い お金がかかる お金持ちの道楽
ルールとか面倒さそう
ドレスコードとか振る舞い方とか気を使わないといけない
下手だと他の人に迷惑をかけてしまいそう
ラウンド時間がかかる 時間が長い
ゴルフ場には車で行く事が必要
一人ではできない 同伴者とスケジューリングする必要がある
仕方ないけど天気に左右される
等々、色んな意見が聞こえてきます。
私も業界人として、ゴルファーを増やしていくためにはこれらのマイナスのイメージを無くすこと、問題を解決する為のアイデアを出していかないといけないと日々考えています。
しかし、ピンチはチャンス!
これまでも人間はそこにある問題点を解決する為に考え進化してきたのだと思います。
問題点がたくさんある方がやりがいもあるというもの。
それらの解決策を出来る事から夢みたいな話まで膨らませてみたいと思います。
目次
「敷居が高い お金がかかる お金持ちの道楽」の解決方法
これには2つあります。
一つは私ども業界人がもっともっとリーズナブルにゴルフを楽しめるように企業努力をする。
これは私のライフワークでもあるのですが、
「もっと多くの人にもっとゴルフを楽しんでもらいたい」
という思いから、事業としてのコスト管理をしながら、お客様にリーズナブルにゴルフを楽しんでもらえるように日々努力を続けています。
そしてもう一つの方法
それは、
ゴルフの楽しさをおぼえて好きになる事
だと思います。
誤解してほしくないのは、このような意見を言う方が決して貧乏な方ではないという事です。
自分がそれ程好きではない事にお金をかけたくない、余分なお金は使いたくないというのは誰でも感じますよね。
だれでも好きな事にはお金をかけても余分だとは感じませんよね。
つまり、価値観の問題なのだと思います。
ゴルフよりお金のかかる事は世の中にたくさんあります。
お金をかけた分の見返りをどれだけ自分が感じるか?それがコスパであり、高いか安いかを判断する基準でもあると考えます。
今のゴルフのプレー代や道具も決して高いものでもありませんし、誰でも気軽に楽しめるカジュアルスポーツとして変化しつつあります。
「ルールとか面倒くさそう」の解決方法
これについては私の過去の記事『ルール』『エチケット』『マナー』で詳しく書いていますが、自分のゴルフのレベルにあわせてプレーしてOKなのです。
初心者と中級者、上級者、プロとではレベルが違うのは当然の事です。
スコアをつける時のルールに基づいた判断も必要だとは思います。
ゴルフにはレベルにあわせてハンディキャップというものがあるように、
ルールもレベルにあわせて対応の仕方を変えても良いと考えています。
大切な事は、自分一人で勝手にするのではなく、必ず「同伴者に許可を得る事」
これさえすれば、審判は自分自身なので、あとは自分の良心に従ってルールを適用すればいいのです。
確かに複雑な処置が必要な場面もありますが、それも経験と勉強をしながら自分のレベルアップと一緒に覚えていけたらいいと思います。
『もっとゴルフ!』ではルールよりもエチケットマナーの方を重要視しています。
ゴルフにおいてはレベルによらずエチケットマナーを大切にプレーした方が良いです。
「ドレスコードとか振る舞い方とか気を使わないといけない」の解決方法
たしかに、ゴルフ場のクラブハウス内、レストラン内、コース内での格好というのは、それ相応の格好をする事が今でも求められます。
それもゴルフ場によって違いがあります。
厳しいところもあれば、そうでないところもあります。
これは、ゴルフ場のステータスの問題で経営者の考え方やクラブ会員様の考え方が反映されています。
例えば、「来場時はジャケット着用」「ウェアは襟付きのシャツ」「サンダルは禁止」等をお願いしているゴルフ場もあります。
注意したいのはカジュアルなゴルフ場にフォーマルすぎる格好でいくと若干浮いてしまう事もあるという事もあります。
大切な事は「そのゴルフ場にあった格好で行く事」と「他人がみて不快に思う格好はしない事」ですね。
ゴルフ場に行く前にドレスコードについて必ず確認をしておいた方が良いでしょう。
「下手だと他の人に迷惑をかけてしまいそう」の解決方法
ずばり言います、一緒にラウンドする人に上手い下手は関係ありません。
重要なのは「一緒にプレーして心地良いかそうでないか」です。
同伴プレーヤーで一番嫌がられるのは、「プレー時間が長い事」です。
これには、ショットにかかる時間、ボールを探す時間、トラブルを解決するための時間、等が含まれます。
これには上手い下手は関係なく、時間をかけない為のやり方さえ身につけたらOKです。
詳しくは過去の記事(特に『ルール・エチケット・マナー』)を参考にしてみてください。
「ラウンド時間がかかる 時間が長い」の解決方法
現実的な方法としては、これも私の過去の記事(ラウンド時間に関して)を参考にしてみてください。
さて、ここから未来の事を妄想してみたいと思います。
GPS内臓のボール
これがあればとても便利です!
遅延プレーの原因の一つに「ボール探しに時間がかかる」というのがあります。
OBになっているか、なっていないかのジャッジ、ラフに入っているはずなのに見つからないなどです。
これがボールにGPSが内蔵されていて、どこにあるのか正確にわかる事が出来れば、プレー時間は各段に短縮できます。
コース内の移動をドローンで
これも夢がありますね。
今はカートで地上を走って移動してますが、これがドローンを使って、空中を移動する事が出来ると考えるとワクワクしますね。
1人乗りで道具も積んでますので、ショットする地点に移動してからクラブを選択しても大丈夫でしょう。
回りたいホールを順不同でプレー
これはディズニー方式です。
ホールを一つのアトラクションと捉えると、空いているアトラクションからプレーしていけば渋滞もなく効率的に進むことが出来ます。
また、その日はショートゲームを楽しみたいのなら、ショートホールだけをラウンドするとか。
長距離のショットを楽しみたいのなら、ロングホールばかりをプレーするとか。
携帯でホールの空き状況を確認しながら、ドローンで素早く移動、人気のホールはファストパスが使用できたりすると楽しいかもしれませんね。
万能クラブの開発
これはすぐにでも出来そうな気がするのですが。
1本のクラブが長さとヘッドを変える事が出来て、ウェッジからアイアン、ドライバー、パターまで変化させることができる。
そんなクラブがあれば、クラブ1本でプレーする事が可能になり、プレー時間の短縮になります。
未来のゴルフにそんな風景がある事を夢見ています。
「ゴルフ場には車で行く事が必要」の解決方法
せっかくの休日、普段は出来ない、ハーフ休憩の時に昼からビールを飲んでいい気分になりたいものですね。
ですが、ゴルフ場ははなれたところにあるし、道具も持っていかなければいけないので、車で行くしかない。
現実的な解決策は、クラブは事前にゴルフ場におくっておいて、仲間の車に乗り合いで行くか、ゴルフ場によっては駅からの送迎バスが運行しているところもあるのでそれを利用する。
という感じでしょうか。
そこでまた、私は妄想してしまいます。
ゴルフ場専門ライドシェアアプリの開発
これはゴルフ場側の抱えている問題点でもありますが、たまにゴルフ場の駐車場スペースが足りなくなることがあります。
ゴルフ場側からすれば、出来る事なら乗り合いで来てほしいとおもうものです。
そこで、ゴルフ場に予約を入れた時に、「当日何時ごろ何処からどのようにしてゴルフ場に行くのか」を情報として登録します。
そして、その情報をもとに乗り合いで移動できないかをマッチングして互いに提案するのです。
車を出す人はお酒は飲めないがタクシー代を稼げる。
乗せてもらえる人は、タクシー代を支払ってお酒が飲める。
まさにお客様同士もゴルフ場側も地球環境にもWin-Win-Winではないでしょうか?
誰かがそんなアプリを開発する事を願っています。
空飛ぶ車の時代
ゴルフ場に直接いく路線バスとか電車はなかなかありません。
そこで、車が空を飛ぶ時代になると、目的地にピンポイントで移動する事ができます。
しかもそれが自動運転で運行されるのなら、自ら運転せずに楽にゴルフ場に行くことが出来ます。
「一人ではできない 同伴者とスケジューリングする必要がある」の解決方法
ゴルフは基本的に2人以上でするスポーツです。
同伴者とのスケジュールをあわせてみんな集まります。
ですがどうしても都合が悪くなることはありますよね。
今は「一人予約」が出来るサイトやゴルフ場でペアリングをしてくれるところもあり、以前に比べると行きやすくはなっています。
とここまでは現実的なお話ですが、
またまた妄想をしてみましょう。
VRやARの世界
この言葉ご存じですか?
VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)
仮想世界に現実の人間の動きを反映させて、現実ではないが現実のように感じさせる技術の事です。
シュミレーションゴルフがこれに該当するかと思います。
AR(オーグメンテッドリアリティ:拡張現実)
現実の世界の一部に仮想世界を反映させる技術の事
これらの技術を利用すると、同じ時に同じ場所にいなくても、あたかも一緒にいるように感じる事ができます。
無理に都合をあわせて一緒にいなくても、一緒にゴルフをしている感覚にはなれるという事なのです。
これは近い将来で実用化されるのではないかと思います。
リモートによるプレー
いま仕事ではリモートワークが進んでいますが、これをゴルフでも出来ないかと考えます。
例えば違うゴルフ場でプレーしながらお互いオンラインでコミュニケーションをとりながらコンペをする。
そして録画した映像を組み合わせてプレーする事が出来るのなら、時間をあわせなくても一緒にプレーしている気分にもなれます。
以前の自分のプレーをみながら欠点を改善する事も出来ていい練習にもなりますね。
「仕方ないけど天気に左右される」の解決法
これはホントに仕方ないですね。
現実的な対処法は過去の記事(「ゴルフ場と天気予報について」)を参考にしてみてください。
これも未来はこうなっていると妄想します。
ドーム型ゴルフ場
これは私もこの業界に入った時からの悲願でもあります。
全てのホールが開閉式のドームの中にあって、天気が悪い時には屋根が閉まる。
全てのホールに観客席がついていて観戦できる。
全て人工芝でバンカーもクリークも池も人工的に出来ている。
自分のショットは全てモニタリングされていて、スコアも自動的につけられている。
24時間営業の年中無休でいつでもプレーできる。
最高だと思いませんか?
天気のコントロール
これはいつか、人間の技術力で自然をコントロールできる日が来るのかなと夢見るのですが。
雨を必要な時に必要な場所に必要な分だけ降らす事ができる。
そんな事が出来たら素晴らしいですね。
例えばゴルフ場にしてみたら、日中は晴れていて夜に雨が降るのは最高ですね。
『最後に』
いかがですか?
2021年1月にこの記事を書いていますが、これから10年後20年後に今回私の書いた事が実現しているかもしれません。
他に面白いアイデアがありましたら教えてください。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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