ここでは、グリーン上でボールが動いた時の対処法を『ルール』『エチケット』『マナー』の観点より解説しています。これはよく経験があると思います、自分で動かした時、外的影響で動いた時、またその判断は?迷うところですね。これを読めばそんな場面でも迷わずに処理できるようになります。
目次
【グリーン上でボールが動いた】
フラットなグリーンで風のない日に、パターを軽くソールしたらボールが動いた。
ボールが動いた原因がわからないが、、、、。
〈リプレース前〉
グリーン上のボールをマーキングしてピックアップする前に何かしらの原因でボールが動いた場合
『ルール』
競技の場合
通常、止まっているボールが動いた場合の処置の仕方はその原因によって以下の2つに分かれます。
⓵プレーヤーが原因の場合
1打罰を受けてボールはリプレース。
⓶風や水や重力などの自然の力が原因の場合(わからない場合を含む)
罰なしでボールが動いて止まった位置からそのままプレーを続けます。
『エチケット』『マナー』
プライベートの場合
中級者以上はルール通りでOKです。
初心者は仮に自分のクラブが当たったり、体が当たったりしてボールが動いた場合でも、それが故意でなければ、同伴者に了解を得てボールをリプレースして良いでしょう。
自然の力が原因の場合は、ルール通り、ボールが止まった位置からそのままプレーを続けましょう。
いずれにせよ、罰なしでリプレースの処置をするのですから、その前には必ず同伴者に一言「ボールを元の地点に戻します」と声をかけるようにしましょう。
【リプレース後にボールが動いた】
拾い上げていたボールをふき、元の地点にリプレースしたら、ボールがゆっくり動きだしてホールに入った。
〈リプレース後〉
グリーン上のボールをマーキングしてピックアップしてリプレースした後に何かしらの原因でボールが動いた場合
『ルール』
競技の場合
罰なしでリプレース
すでに拾い上げられた後、リプレースされたボールが動いた場合、原因がなんであれ、すべてボールは元の地点にリプレースしなければいけません。
場所が不確かな時は推定してリプレースします。
このケースで、
動き出したボールがホールに入ってしまった場合でもホールアウトにはならず、リプレースしなければいけません。
ただし、例外でバックスイング中に動き始めたボールはリプレースできません。
ストロークに入った場合はそのままプレーとなります。
『エチケット』『マナー』
プライベートの場合
ルール通りでOKでしょう。
ボールをリプレースする時はストローク前に動かないように丁寧にグリーン上に置くように心がけましょう!
そして、この場合も罰なしでボールをリプレースするのですから、処置をする前には必ず「ボールを元の地点に戻します」と同伴者に対して一言声をかけるようにしましょう。
【まとめ】
『グリーンにボールがのったばかりの状態(リプレース前)』
『ルール』 | 『エチケット』『マナー』 | |
自分に原因がある場合 | 1打罰で元の地点に戻してプレー | ・中級者以上はルール通り
・初心者は同伴者の了解を得て、故意でなければ罰なしでリプレース。 |
自然の力による場合 | 罰なしでそのままプレー | ・ルール通りでOK |
『ボールをピックアップして拭いてリプレースした後(リプレース後)』
『ルール』 | 『エチケット』『マナー』 | |
自分に原因がある場合 | 罰なしで元の地点に戻してプレー | ・ルール通りでOK
・罰なしでリプレースするので、処置をする前に必ず同伴者に一言声をかけるようにする。 |
自然の力による場合 | 罰なしで元の位置に戻してプレー | ・ルール通りでOK
・罰なしでリプレースするので、処置をする前に必ず同伴者に一言声をかけるようにする。 |
いかがですか?
グリーン上でボールが勝手に動いた場合の処置の仕方については、
『リプレース前に自分が原因で動いた場合のみ1打罰でそれ以外は罰なし』
『リプレース前に自然の力で動いた場合のみそのままプレーで、それ以外は全て元の地点に戻してプレー』
と憶えておくと完璧ですね。
大切な事はそこで、悩まない事です。
パッティングは繊細な場面です、メンタルが大きくプレーに影響してきます。
迷わずにプレーできるためにも今回の『ルール』は知っておく必要がありますね。
でも、忘れる時もありますし、プライベートでそんな事になったら、恥ずかしがらずに同伴者に聞いてみて、みんなの意見に従ってプレーするのが一番だと思います。
知っていれば教えてあげればいいし、自分も知らなくてみんなも知らなければ、話し合って決めれば良いと思うのです。
『ルール』とは競技の場合の公平性を保つために定まられたものでもありますので、プライベートでプレーする時は、まわりへの配慮を持った『エチケット』『マナー』を大切にしてプレーすれば何も問題もありません。
これからのゴルフはもっと自由にあるべきだと思います。
それでは今日も素敵なゴルフライフを!
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