ゴルフプレー中のバンカーでやっていい事ダメな事について

『ルール』『エチケット』『マナー』

ここではゴルフプレー中のバンカー内でやっていい事ダメな事について『ルール』『エチケット』『マナー』の観点から解説しています。これを読めばバンカー内で遭遇する事に対して迷うことなくプレーする事が出来て、バンカーも怖く無くなります。

 

目次

【バンカーについて】

 

『どんなものか?』

みなさまおなじみバンカーとはコース内にある「砂で出来た大きな穴の事」です。

その名前の由来は、16世紀のスコットランド語のbonkar(ボンカール)からきています。

このボンカールは当時のスコットランドで石炭貯蔵をするための穴藏をいいました。

つまり、当時の人々の生活の為に使われていた穴だったのです。

 

『何故、ゴルフコースにあるのか?』

そして、これが何故、ゴルフコース内にあるのかといいますと。

実はそこにはゴルフコースの前にボンカールがあったのです。

ボンカールがある場所にゴルフ場を作った時に、この穴を埋めて芝を貼る作業が大変であった為、そのままにしてそこに砂を入れて埋めたのです。

これが「バンカー」の誕生の瞬間です。

 

いかがですか?

バンカー嫌いの方はこう思ったはずですね、

「その時に面倒くさがらずに、しっかりと穴を埋めて芝を張っていたら、今頃バンカーなんてものは無かった」

 

ですが、一方でこんな説もあります。

バンカーとは自然にできた砂のくぼんだ場所で、スコットランドの当時の地形や荒れた土地の変化によって出来たものです。

有名なゴルフ場である「リンクス」は海岸線沿にあり、特有の寒い風から羊を守る為にそこに避難させていたとの事です。

 

これを聞くと、寒さをしのぐための避難所的な役割を果たしているとも言えて、それ程悪い場所ではないのかな?

とも思われますよね。

 

『バンカーの種類』

そんな、バンカーですが、現代ではグリーンまでの進路を妨げるように戦略的に設計されており、その種類は大きく2種類あります。

 

⓵「フェアウェイバンカー」

主にミドルホール以上のホールでティーショットが行きそうな場所にあえて設置されています。主に、フェアウェイの中や側面に位置しています。

⓶「グリーンサイドバンカー(ガードバンカー)」

グリーンの周りに設置されており、グリーンを狙う際にプレッシャーになります。

 

『どうとらえるか?』

プレー中避けて通れるのなら、出来れば避けたい場所であるのは間違いないですね。

ところがそういかないのがゴルフです。

入る時には不思議に吸い込まれるようにして入っていきます。

ですが場合によっては、バンカーによって、ボールがそれ以上むずかしい場所にいかなかったという「ボール止め」の役割を果たす事もあります。

一番悔しいのは、バンカーのプレッシャーに負けて、思わぬところにショットして狙いを外す事ですね。

バンカーとはメンタルスポーツの醍醐味ともいえます。

このバンカーをどうとらえるかはあなた次第です。

 

 

【バンカー内の木の葉を取り除いた】

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

ボールがバンカー内にあるときに「砂に触れてはいけない」が基本です。

これに違反すれば2打罰になります。

ただし、2019年のルール新ルールで

「ルースインペディメントは自由に取り除く事ができる」

ようになりました。

※その際にボールが動いたら1打罰ですので注意しましょう。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

ルール通りでOKです。

 

【木の葉を払いのけたらボールが動いた】

 

『ルール』

競技の場合

1打罰でリプレース

バンカーの内外を問わず、木の葉やバナナの皮などのルースインペディメントはコース内のどこにでもあっても取り除けます。

しかし、取り除くときにボールを動かすと1打罰を科せられ、ボールは元の位置にリプレースです。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

 

中級者以上はルール通り

初心者は無罰で元の位置にボールをリプレースで良いと思います。

 

 

 

【バンカー内でクラブに寄りかかった】

2人が広いバンカーにつかまり、1人が打つ間、後ろで待っていたが、その時にクラブを砂につけて寄りかかった。

 

『ルール』

競技の場合

罰なしでそのままプレー

次のストロークの為に練習スイングをしたり、砂のテストをする目的で故意に砂にふれたのでなければ罰はありません。

 

『エチケット』『マナー』

プライベートの場合

基本的にルール通りでOKです。

ペナルティーを受ける必要はないと思います。

ですが、ここで誤解しないでほしいのですが、

『罰がなければ、やっても良い』という事では決してありません。

このケースでは、「マナー違反」が2つほどあります。

⓵同伴者がバンカー内でプレーしているのに同じバンカーに入っている。

これは出来るだけ避けましょう!

同じバンカー内に入るとプレーヤーの気が散る場合があります、そして、バンカーから脱出できずに、同じバンカー内に再びボールが転がってきて自分に当たる可能性もあります。

そして、バンカーショットは特殊なショットですので、何処に飛んでいくかわかりません、何かあった時に足場の悪い砂の上では、動きがとりずらく、危険を回避しづらい場合もあります。

同伴者のプレーが終わってからバンカーに入るようにしましょう!

 

⓶クラブを砂につけて寄りかかっている。

これも絶対にやめましょう!

バンカー内では『出来るだけ砂を荒らさない』というのがエチケットマナーです。

クラブをつけた跡をレーキを使って直したとしても、もともと何も無かった状態の方がきれいに決まっています。

みんなで使うバンカーです。無駄に砂をあらす事はやめて、表面は常にきれいにしておくように気を配りましょう。

 

【まとめ】

『ルール』 『エチケット』『マナー』
【バンカー内の木の葉を取り除いた】 罰なしでそのままプレー

 

ルール通りでOK
【木の葉を払いのけたらボールが動いた】 1打罰でリプレース

 

・中級者以上はルール通り

・初心者は無罰で元の位置にボールをリプレース

【バンカー内でクラブに寄りかかった】 罰なしでそのままプレー

 

重大なマナー違反

・バンカー内には一人ずつ入る事

・バンカー内の砂は荒らさない事

 

いかがですか?

 

今回は初めて、ルールよりエチケットマナー的解釈の方が厳しいパターンが出てきましたね。

 

『ルール』で許されているから「やっても良い」という事では決してない。

という事を憶えておきましょう。

 

「ルール違反」は罰則で済みます、しかし、「エチケットマナー違反」は信頼を失います。

その事をしっかりと憶えておきましょう。

 

それでは今日も素敵なゴルフライフを!

 

 

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